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香港に戻るまであと85日ー自己検疫第8日目

*香港に居た時に撮りためた写真を使用。今回は西貢(サイクン)を海側から眺めた。

7月14日、不意を突かれた事に2020年第2四半期の香港のビザの選抜リストが発表された。ビザ申請を承認された人達の受付番号がずらりとPDFファイル上に並ぶ。私の番号は。。。無い。上から下まで、いくら目を凝らして探しても無い。

かと言って、これで終了な訳では無い。オンラインで調べると未だに私の申請は”処理中”、なので決断は次回第3四半期に持ち越されたのだ。しかし、後3ヶ月も何もしないで結果を待つ様な余裕は私には無い。

夜は、見知らぬ香港住人達とzoom会議をした。参加費は無料で、事前に渡されたニュース記事を2つ読んでおいてちゃんと意見を言う事だけが参加資格だ。題材は、米国からの優遇措置を失う香港が、将来アジアの金融拠点として生き残れるのかどうか。

様々な国籍と職業、バックグラウンドの人達の多様な意見を聞くのはとても楽しい。流石香港、国際的なジャーナリストの方も参加していて、幸運な事に小分けのミーティングで彼と一緒のグループだった。会議のざっとしたまとめは、1. 噂されているような、香港ドルと米ドルのペッグ制廃止は制裁として無いだろう。2. 香港にある資本がシンガポールや他の外国に流れたと言われているが実際はそんなに流れていないので、依然アジアの金融拠点と言える。3. ただ、優秀な人材が次第に香港以外の国、シンガポール等に流れていくだろう。それら優秀な人材を失う事によって、香港のアジアの金融拠点としてのステータスも揺らぎ下がっていく。4. そのような香港人、外国人の他国への移動によって、香港はさらに中国本土からの人の割合が増えて中国本土の様になっていくだろう。みたいな感じであった。

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