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ジェネラリスト(器用び...)の私がPdM武者修行中にやって良かった10のこと

こんにちは、こんばんは、READYFORでプロダクトマネージャーをしている江藤と申します。

これはREADYFOR Advent Calendarの4日目の記事です。



READYFORでは全社員がストレングスファインダーとコミュニケーションタイプの診断を受けます。
私、江藤はストレングス1〜3位が「収集→内省→学習欲」、コミュニケーションタイプが「プロモーター」という自他共に認める好奇心旺盛タイプ、悪く言えば飽き性タイプです。


この記事では、そんな私がこの1年半で色々やってみる中で、やってよかったことだけを抜粋してお伝えしたいと思います。

この記事の想定読者と、なってほしい状態

1. PdMなりたての方
2. ストレングスに「収集」や「学習欲」がある方
3. コミュニケーションタイプがプロモーターの方

そんな方たちに、「うんうん、そうだよね〜!」と共感していただけることを目標に書きます。
ぜひ共感いただけた方はどこかしらでコメントいただければ嬉しいです。

10のことをばらばらと書くのも読みづらいと思うので、以下3編に分けて書いていきます。なにか1つでも参考になれば嬉しいです!

1.マインドづくり編

1-1.技術の基礎をいろんな例えでエンジニアメンバーに教えてもらうこと

PdMなりたての頃は多少の知識はあるとは言え、実際の実務において何が基礎知識になるのか分かりませんでした。

そこで「プロダクト部門勉強会」という形でエンジニアメンバーから基本のキを教わりました。
- クライアント、サーバー、データベースとは?
- ライブラリ、フレームワークとは?
のような話をワイワイと車座になって実施しました。

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中でも盛り上がったのがtoyocさんのたとえ話でした。

190528とよしーのたとえばなし.pptx

190528とよしーのたとえばなし.pptx (1)

たとえ話をすることで、単純に理解が進むだけでなく、エンジニアメンバーとの間に共通言語が形成できたように感じています。

ありがとう、toyocさん!

1-2. エンジニアメンバーと一緒にユーザーインタビューを実施する

ユーザーインタビューを実施した際に、チームメンバーのエンジニアにも同席してもらい、一緒にインタビューを実施しました。

ユーザーインタビューに同席してもらうことで...
- 直接ユーザーの声を聴くことでモチベーションが湧く
- 施策を一緒に考える時に「あの人のあの課題!」となり、納得感を高める
ことに繋がったと感じています。

もちろんすべてのインタビューに同席してもらうことは難しいので、同席できなかったインタビューはサマリと議事録をチャンネルに掲載すると、必ずリアクションが頂けました!

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1-3. グロースサイクルを整理してみること

note深津さんの記事に影響を受けて、自分なりにサービスのグロース図を作ってみました

19.3 ブループリント再整理 - 支援体験のグロース

グロースサイクル図をつくって良かったことは2つあると思っています。

1. アイデアを整理しやすくなること
2. メンバーとの間に共通言語をつくれること

得てして、個別の開発が点になってしまいやすいので、あらかじめグロースサイクルという線を敷いておけたことで、アイデアも出しやすくなりましたし、今は何に集中すべきかの議論が行いやすくなりました。

2. スキル編

2-1. とにかくFigmaに触ってみること

PdMになった当初から、現delyの坪田さんの記事/投稿を読んで参考にしていました。

読む中で、UIプロトタイプが企画書となってプロダクト開発が進む状態をつくりたいという想いが芽生えたのでFigmaをとにかく触ってみることにしました。

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素人ながらに、自分の考える理想のUIリニューアル案を1から作ってみたり、その過程で他サービスのUIをトレースしてみたり、その時は半ば遊びで休日も触って色々つくっていた結果、「Figma = 楽しい」という刷り込みが自分の中で生まれました。

今もスピードやクオリティはまだまだですが、Figmaを触っている時間は実質癒やしの休憩時間と思えているので、認識合わせの際もすぐにUIを自分で作れるのは大きな財産だと思っております。

2-2. 自分も見積もってみること

大きなプロジェクトの時には全体の必要タスクを洗い出した上でプロジェクトメンバーで相見積もりを行うようにしています。

技術的バックグラウンドがない自分は当初は参加していなかったのですが、試しに参加してみたところ意外と大きく外さないことに気づいて、できるだけ参加するようにしました。

実際に自分ごととして考えてみることで、ざっくりの工数感が身についたような気がしています。まだ大きく外すことも全然ありますが...w

3. コミュニケーション編

3-1. 朝会をすること

1年間ずっと続けていることの1つにチームでの朝会があります。
- 毎朝15分
- Slackのスレッドに昨日のDoneおよび今日のTodoを事前記入

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- それを基にGoogle meetで話す
の形式で行っています。

もともとフルリモートのメンバーが1名いたこともあってはじめた仕組みでしたが、新型コロナの影響で全メンバーがフルリモートに移行した後に、ものすごく機能した仕組みでした。

『CULTURE CODE 最強チームをつくる方法』によれば、良いチームの3大スキルは「安全な環境をつくる」「弱さを見せる」「共通の目的を持つ」です。

フルリモートでアイコンタクトをはじめとした接触の頻度が減ってしまうことは「安全な環境をつくる」に対してネガティブな影響を及ぼします。なので1日15分、全員が同期して話す場はとても効果的でした。


3-2. モチベーションが高まる瞬間と苦手なものを聴く/話すこと

プロダクト開発部では半年に1回のペースで1日がかりのMTGを実施しています。

そのMTGでチームビルディングを目的にしたコンテンツとして「自分のモチベーションが高まる仕事」「苦手なこと」を共有し、聴き合っています。

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話す前にSpreadsheetに書き込んでもらうので記録にも残しております
ときどき見返すと面白い

「モチベーションが高まる仕事」はタスクのアサインやアサイン時のコミュニケーションに活きます。「苦手なこと」はあえて自分の弱さを見せる機会を設けることで、その後助けを求めやすくなる効果がありました。


3-3. 他部署のメンバーと1ヶ月に1回、話し合いの場を持つこと

VPoEのいとひろさんの記事にもありましたが、READYFORでは、 「組織の中にエンジニアリングが自然に溶け込んでいる状態」 =「乳化」を目指しています。

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エンジニアリングがとっつきづらいものと思ってほしくないので、月に1回他部門のメンバーと1時間MTGを実施しています。

その中では
- メンバーから吸い上げてきた要望
- こちらが1ヶ月以内に考えている開発事項と、その進捗
をお互い共有しあい、大体1~2個は「あ〜、これやっておきますね!」が生まれる場になっております。 

この他にも、Slackに「#req-prd」チャンネルを設けて、不具合や要望を随時共有してもらうようにしています。
※極力24h以内の反応を心がけています

3-4. 全社に結果と学びをシェアすること

3-3. は吸い上げ側の取り組みでしたが、逆に発信側の取り組みとして定期的に全社チャンネルへの投稿を行っていました。

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プロダクト開発は選択と集中をすることが迫られるので、「どうしてあれはやってくれないのだろう...?」と思われてしまいがちです。

こちらから、進捗事項の意図を発信することで、プロダクト開発の取り組みに関して、一定の理解をもってもらうことができました。

また結果に対して、たくさんのメンバーからリアクションをもらえること自体がモチベーションにもなりました。


3-5. PdM陣で週1に雑談の場を持つこと

フルリモートになってから始めたことの1つに他の2名のPdMと週1回30分で設けることにしました。

真面目な進捗事項を話す場は別にあるので、こちらでは「最近どうよ」から始まり、「なんかこの後3ヶ月で話が降ってきそうなことある?」とか「こういう思いつき仕様あるんだけど...」みたいな話をしています。

いつもありがとう、Oさん!

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以上となります。

こうやって書き出してみると、自分のマインドシェアがコミュニケーションに寄り気味というのが分かり、もうちょっとスキル磨けよと反省した次第であります。

冒頭にも書いた通り、自分と似たようなタイプで日々奮闘している方に少しでも参考になるものがあれば嬉しいです!

明日の記事は事業部に所属しながら中から乳化/DXをごりごり進める松本さん執筆です!初学者視点で乳化/DXについて書いてくださるそうなので、自分自身とても楽しみです。

これまでの記事はこちらからご覧ください!


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