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書きっぱなしはよくない。

アサイエツジと申します。いつもハフポストを拝読しています。さて、上記記事にある『燃えよドラゴン』は、『燃えよドラゴンズ』の間違いではないでしょうか。単なる誤記であるとは思いますが、ご確認下さいますよう、よろしくお願いいたします。

 上記は、9月4日の0:31に、japan-corrections@huffingtonpost.com 宛に送付したメールである。ハフポストには、記事の最後に『訂正の連絡はこちら』という項目がある。そこから訂正メールフォームで送付したのが上記である。

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 話を始めよう。多くの人がいろんな記事をいろんな形で書けるようになった。

 それは、従来の「新聞」や「週刊誌」などの活字媒体に即時性を加えたインターネットメディア・コンテンツが増えてきているせいなのかもしれない。ある新聞社がメディア・コンテンツ部門なるセクションを設け、今後、いままでの活字媒体よりも顧客を増やしたい、新たなる試みを行いたいとの意向を受け、僕は、その立ち上げに技術面よりもむしろ意見を言うという形で関わったことがある。

 「即時性」は誰もが欲しがるキーワードであったが、従来の顧客を手放したくないという根強い意見もあり、同時で進行していくこととなったのだが、最後までスポンサーの問題が残った。広告主がいなければ、新聞や雑誌本体の価格を上げざるを得ない。すなわち、これは、消費者(購読者)によっては、値上げを意味することになる。値上げによる顧客離れが進んでは、発行元本体の基盤そのものを揺るがしかねない。結果、多くの新聞社や雑誌社が行っているようなミックス型に帰着した。パソコンやスマートフォン、タブレット(アプリも含め)でも見られる代わりに有料会員向けの記事も載せたり、特典を付けたり。

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 ところで、じっくりと読みたいときや調べ物をしたい、時間が許すときには、図書館をはじめとする公共施設へ行けば、数誌がまとめて読むことができる。しかしながら、多くのニュース報道や社説に目を通すためには、時間は有限である。そのために、まとめサイトや要点のみを羅列してくれる媒体もあるようだが、問題は、「その後」である。その後、どうなった、どうなるのかまでを追い続ける必要があるはずなのに、投げっぱなしの記事が氾濫しているような気がしてならない。僕の知りたいのは、あくまでも「その後」なのである。

 以前は、社説にしろ記事内容にしろ、新聞社や雑誌などに投函したり、メールしたりして尋ねたりもしたこともあった。その結果、社説であれば、執行委員の役職にあられる方が、社説の意図を手書きで書かれ、わざわざ送付してきてくれたり、編集者・担当者の人から数枚に渡る手紙を頂いたりしたこともある。大きな媒体であれば、指摘された箇所を書き手に問い合わせた上で、次号に「お詫びと訂正」を書き手や編集部名義で出すこともある。

 それが、書いたりする人や記者の人と読者や受け手との間で「のみ」にできる「つながり」というひとつの喜びではないのだろうか。とはいえ、昨今は、上辺だけしか読まずに、即座にリアクションしてしまい、いわゆる炎上してしまうケースが特に目についてしまうのは致し方のないところか。

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 さて、冒頭のメールに戻る。

レセプションに参加した河村市長は地元中日ドラゴンズの応援ソング「燃えよドラゴン」を歌うなどご機嫌だったが、8月2日には企画展を訪れ、展示を即刻中止するよう求めて抗議した。事務局や協賛企業への抗議電話も殺到した。

 以上が抜粋箇所。「中日ドラゴンズの応援ソング「燃えよドラゴン」を歌う」とある。「燃えよドラゴン」とは、「?」。筆者の知っている限りの歌う「燃えよドラゴン」は、東京スカパラダイスオーケストラが2000年にリリースしたアルバムの中の一曲であり、ライブでもよく演奏されるこの曲をイメージするしかなかった。が、中日ドラゴンズの応援ソングだとは全く知らなかった(苦笑)。ちなみに、記事中で、河村市長が歌ったとされる中日ドラゴンズの応援歌「燃えよドラゴンズ(*)」も貼っておくこととするので、興味のある読者、聴ける環境にある読者、各位はお聴きいただけたら幸いである。


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 ところで、記事にするために、速報として挙げなければならないときには、その場でPCを開くこともあるが、インタビューのような時間をかけることのできる場合には、インタビュー全体を録音して、あとで起こしてまとめて記事にすると思う。そのため、文字起こしというバイトもある。具体的にはこんな感じ。

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 新聞や雑誌などにおける、いわゆる文芸担当は、聞いたところによれば、入社したばかりの子が担当するらしい(あくまでも聞いた媒体のところの話だが)。とはいえ、以前、活字媒体で、キュレーター(学芸員)と印字された文字を見たときにひっくり返りそうになった。諸外国で言うところの「キュレーター」と日本で言う「学芸員」は似ても非なるものであるからである。日本で言うところの学芸員は博物館法による。一方で、キュレーターの定義は次のようになる。さすがにこのレベルは、辞書を引くなり、類義語辞典などで調べてから記事にしてほしい。

キュレーター(curator)
欧米の美術館において,作品収集や展覧会企画という中枢的な仕事に従事する専門職員。学芸員よりも専門性と権限が強い。

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 ともあれ、記者も自分で売り込まなければならない時代である。その売り込みの仕方にSNSを使用しなければならないのは、いささか残念なことでもある。記者及び記事の価値は、読者が判断し、価値を高めてくれる。そんな時代を懐かしむのではなく、僕は、いまでもそのように信じているし、これからもそう信じて記事を読んでいくだろう。その点、下記記事には大きく興味をそそられたので、早速予約した。微力ではありますが、なにかの足しににでもなれば幸いである。読者を絶対になめてはいけない。読者は、良い記事、レポート、雑誌、本などであれば、必ず信じてついていく。また、ハフポストまたは執筆者本人からの回答しだいでは、後日、この記事を修正する可能性があります(というか、訂正意見受け付けましたとの自動返信すらないのはいかがなものでしょうか。いいですか、これは決してクレームの類ではありません。フリーランスで記事を書いたら文責は書いた本人に責任があるわけですよね、本来。←ここ大事)。

 参考までにこのような記事もある。


* 「燃えよドラゴンズ」は、最初は、東宝レコードからリリースされ、B面は、「中日小唄」。現役時代、8時半の男と呼ばれた板東英二が歌ってヒットした。その後は、中部日本放送のアナウンサー久野誠が歌ったりしている。歌詞もその時々の打順や即戦力選手に変わったりしている。

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