先週の水曜日にEtsy公式ページよりアナウンスが入っていました。今後、Etsyにてショップを開設する際に、１回限りの15ドルの費用を支払ってもらう必要があるとのこと。

以下、公式サイトでのアナウンスのリンクです。

コミュニティを安全に守るための新規ショップ登録プロセスの強化｜Etsyセラーハンドブック

内容を要約すると、下記になります。

・ショップ設立時の本人確認のプロセスが変わる
・ショップ設立時に１回限りの15ドルが課される
・新規ショップへの支払いスケジュールの変更を検討中

これらの施策の目的は、スパム対策とのことです。また、「この先数ヶ月にわたって導入」と書かれており、明確な実行の日付は明記されていません。

そして、気になるところの15ドルのフィーの話ですが、これは「一部の新規ショップに段階的に導入される」と表記されており、どのタイミングの設立からフィーが課されるのかははっきりとは書かれていません。

ひとつずつ、見ていきましょう。

本人確認プロセスの変化

ぼくが今年になってショップを開設した際は、本人確認プロセスとしてはペイオニア口座との連携、あとパスポートの提示でした。ここに新たにセルフィーのアップロードが追加されるとのこと。

新規ショップ設立フィー

今回のシステムが導入されると、ショップ設立時に１回限りの15ドル（現レートで約2300円）が課されるとのこと。

支払いスケジュールの変更検討

新規ショップの場合において、その売上金を支払うスケジュールに期間がもうけられる可能性がありそうです。

ぼくの運営ショップでは、恥ずかしながらまだ売上がたっていないのですが、管理画面でチェックすると、支払いスケジュールのところは「週１回」と表示されていました。

もしかしたら、このスケジュールが設立初期の頃はより長いスパンになるかもしれません。もしくは、最初の売上が入るまでにちょっと時間がかかるとか。

新規参入者の本気度を試している？

この導入予定の変更の目的は「スパム対策」と書かれています。以前にDMでのスパムへの注意投稿をしましたが、そうした詐欺的な目的でEtsyに参入してくる人であったり、ボットのような存在にふるいをかけるのが目的だとは思います。

また、ショップ設立に15ドルのフィーを課す施策は、昨年末にX（旧Twitter）が一部の国での新規アカウント登録者に年間１ドルのフィーを課した施策を思い出させます。こちらも目的はボット対策でした。

「無料ではない」というのは、ひとつのハードルにはなるかとは思います。それをどれくらいの金額にするかは論争はありそうですが、「15ドル払ってね」という条件をつきつけることで、Etsyの運営が参入検討者の本気度を試しているようにも見えます。

開設するなら早めのほうがいい？

もし、Etsyショップを開設する予定のある方は、早めに開設したほうがフィーがかからずに済むかもしれません。

ただ、それで変に焦って開設するのも変な話だと思いますので、例えば数ヶ月以内に開設する予定だった人は、ちょっと早めのスケジュールで動くことで15ドルの節約にはなるかもしれません。

＊ ＊ ＊

今回は、さくっとニュース的なnoteでした。特に大きいのはやはり15ドルのフィーですが、とはいっても二千円ちょっとです。１回限りの支払いであれば、本気でちゃんとやろうとしている人であれば払う額のように思います。

ぼくは今年のはじめにショップを開設しましたが、そのときに仮に15ドルのフィーが課されることになっていても、開設していたと思います。

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ではでは〜