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Etsy広告の設定方法について

おはようございます、244です。2月にEtsyショップを開設してから、引き続き売上ゼロであることは変わりませんが、なんとか出品数は19まできました。

いまは出品数を増やすこと、新デザインシリーズの構想などに時間を割いています。淡々と、少しずつやっていきたいところです。

今回のテーマは、Etsy広告。以前、YoutubeでEtsy関連の情報発信を行っているScott Voelker氏の動画をご紹介したことがありました。

ここでは「Etsyのリスティング広告はファストパス」とご紹介していまして、必ずやる必要はないが、予算に余裕があるならやるべき、という印象を受けました。

今回は、Etsy広告の概要と設定方法をご紹介しつつ、「やる価値はあるのか」ということについて考えてみたいと思います。

Etsy広告とは

Etsy広告(キャンペーン)とは、特定の商品をEtsyサイト上の検索結果で上位に表示できる仕組みです。

検索の上部に表示される広告(赤枠部分)

Etsyには、すでに世界で1億人近くのバイヤー(購入者)がいるといわれており、価値ある巨大なマーケットであることは間違いないですが、その反面、商品が埋もれやすいのも事実です。広告を活用することで、目立たせることができるというわけです。

課金の基準ですが、商品ページがクリックされた際、となります。そのクリック単価というのは、だいたい0.2か〜0.5ドルと言われています。日本円で30円〜70円でしょうか。

ちなみに、Etsy広告を開始するにはショップを開設してから15日間が経過している必要があるとのことです。

Etsy ショップを開店してから、Etsy 広告キャンペーンを始められるまでには 15 日間の待機期間が設けられています。

Etsy 広告キャンペーンを設定、管理するには|Etsyヘルプセンター

Etsy広告の設定方法

Etsy管理画面の左側メニューの「マーケティング」をクリックします。

そうすると新たに項目が表示されるので、「Etsy広告」をクリックします。

すると、右側の画面が切り替わり「さっそく始めましょう」というボタンが出てきます。

このボタンをクリックすると選択肢が5つ表示されますので、ご自身の目的に合ったものを選択します。

表示される選択肢

「送信」をクリックすると、次は予算の設定です。

1日の予算として1、5、25ドルを選択できますが、「他の金額を選択」をクリックすることで希望の予算をカスタマイズで入力することが可能です。25ドルが最大値です。

25ドルまでの範囲で自由に設定が可能

「広告を開始」をクリックすると、画面が切り替わります。広告のパフォーマンスや広告する商品を選択できる管理画面です。

商品の右のトグルをオンオフすることで広告したい商品を絞り込むことが可能

広告の期間は自動設定できない

注意点としては、広告キャンペーンを行う期間は事前に設定できないということです。例えば、1ヶ月だけやってみるとか、そういうことを事前には設定できません。

広告を停止するには、さきほどの広告の管理画面の右下にある「Etsy広告を一時停止」をクリックして手動で停止する必要があります。

ですので、「とりあえず1週間だけやってみよう」などとやるのであれば、1週間後に手動で一時停止する必要があるので、そこはリマインダーなどをかけて忘れないようにしておく必要があります。忘れると、どんどん広告費が課金されてしまいますので…

海外のセラーが2ヶ月間運用した結果

Etsy広告での実施結果の例として、下記の記事が大変参考になりました。

こちらの記事によると、執筆者は1日の予算を3ドルで2ヶ月間運用して、広告費は合計で約182ドル(約2.7万円)がかかり、広告を通じて約192ドル(約2.8万円)の売上があったとのこと。

一見「黒字じゃん」と思いそうですが、Etsyの諸所の手数料を引くと赤字だったとのこと。

そうして実際に2ヶ月間広告を運用してみた際の考察として、下記を書かれています。

・クリック単価は商品単価に関係なく計算されるから、単価が高い商品のほうが有利。例えば、10ドルと100ドルの商品では、そこに占めるクリック単価の率が大きく変わる。

・まずは1日の予算を3〜10ドルで1週間運用して十分なデータを蓄積することが大事(1週間で合計21〜60ドル、日本円で約3000円〜9000円)

・最初はショップ上の商品を全体的に広告することで売れる商品を見つけ、そこから絞り込んでいくといい。

そして「やる価値があったのか」という重要な点ですが、記事を読む限りは、この執筆者はそこまで価値を感じなかったような印象です。

というのも、執筆者のショップでは、すでに広告なしでも検索上位に表示される商品を抱えているとのことでした。

やる価値はあるのか

ぼく個人の印象としては、合計で5000円から1万円くらいを使って、一度くらいは広告を試してみる価値はあると感じています。

広告を出すということは、利益率が下がるということでもあります。ぼくの場合は商品単価が1000円前後なので、少ない利益がさらに減ることにもなります。

とはいっても、ショップを開設したばかりの頃は、なかなかバイヤーに見つけてもらえない状況でもあります。そこでお金を払って「ここにいるよー!」とアピールできるのは大きな価値です。

これをいってはもともこもないですが、「Etsy広告をやる価値があるのか」というは、実際に運用してみないとわからないところがあるでしょう。その費用として1万円を払うのはアリだと思っています。

例えば、商品単価を1000円として、クリック単価は50円とします。

購入率(CR)は、2%とします。これはさきほどご紹介した記事のケースでは約5%とのことで、ただ、ある程度の実績あるショップの数値です。これを消極的に見積もって2%とします。

そうすると、購入されるまでに50回クリックされる必要があります。1000円の商品を売るために広告費を2500円払うのです。大赤字です...

それでもやる価値があると思うのは、ショップ開設の初期は実績がないから。広告を活用することで費用はかさんでしまうかもしれないけど、それによって販売数、レビュー数につながり、黒字化へのショートカットになる可能性は大いにあると思います。

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