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僕の就活って? その1

いろんなことがあったよな

1年と2ヶ月。
この期間は僕が就職活動をしていた時間だ。
一昨年の大学3年生、休学中の11月から就活を始めて自分が行きたいと本当に思う所から現在内定をもらうまでの果てしない時間だった。
僕の周りでは3月くらいから合同説明会に行ったりする人がおおかった。
行きたいところとかわかんない。って言う人がほとんどだった。
自分のことなんてわからない。って思ってる人がほとんだった。
正直に言えば、11月の就活イベントもなんかヨユーだった。
グループにいる人をどこか遠くから見ているような気もしていたし、自分のフィールドに入れて遊んでいるような気もしていた。
「すごいね」と言われることは当然のような気もしていた。やっぱり嬉しいは嬉しいんだけども。

そんなこんなで、調子に乗っていた自分は当初、「ありのまま」「居場所」をキーワードにしていたと思う。あんまり覚えていない。
その時の僕は、挑戦と安定どちらもの側面を持っていたように思う。

やりたいことを仕事にしたい。だから別に休みなんていらない。
成長したいと思ったことはない。人間の本質は怠けたい、なんだから。

いろんなことをやってみたい。それがワクワクするから。
誰かに教わっていたい。間違うことが怖いから。

二律背反のような思考とその根源の感情によって紆余曲折する発言。
自分でもどっちが本当の自分なのか、そもそも本当の自分を出せていないのではないか、わからなくなった。

そして結論から言えば、自分のことを自分で信じることができなくなった。
自分の発言に対して「本当にそう思っている」と心の底から信じることができない。
人事の人の目が怖い。
自分が見透かされてる。
自分が見えていない自分を見抜かれている。
自分が知らない自分は何を考えているんだ。

「本当」と言う言葉は怖い。
自分の認識を超えたものであるような、手の届かないもののようにする。
本当にやりたいことってなんだ? と言う概念に縛られた大学4年間。
本当にやりたいことなら続けられるし、頑張り続けられるはず。じゃあ今の自分が思ってることって本当にやりたいと思えてないことなんだ。
だから、ダメなんだ。
だから、向いてないんだ。
だから、頑張ったって意味ないんだ。
だから、やろうとしたって続かないんだ。

「本当にここじゃなきゃいけない理由が足りない」
そう言えばそんなことを言われたこともあった。
その時のここじゃなきゃいけないはそこで働いている人だったんだけど。
あ、そうか、そんなにここじゃなきゃいけないって思ってないから伝らないんだって思って諦めたんだ。

やりたいってなんだ、
どうなりたいってなんだ、
なんて答えればいいんだ、
なんて答えたら認められるんだ、
なんだなんだ、どうしたらいいんだ、????????

俺とお前。ぺリキュール。

そういやいつだったけ、覚えてる?
初めて会った時はそうでもなかったのに、次会った時には進路が決まってる側と決まってない側でわかれてたよな。
お前が「内定もらってるから偉いとか、もらえてないから偉くないとかじゃない」みたいなこと言ってくれたのそんなに嬉しくなかったよ。
俺は本当にいい奴ぶりたいだけだから、そんな言葉も無視してただお前のこと嫌いだなって思いながらも、相談にのってもらってたんだ。
本当に俺はこう言う時はすげー悪い感じの人間なんだって思ってんだ。
でもお前に「相談乗るよ」って言われてホイホイ会って話をしたのは、本当に助けて欲しかったからなんだぜ。
だってどんだけ会社を受けても行きたいって思うようなところなんてなくて、たとえあったとしても自分の能力が足りなかったり、思考が足りなすぎて何を話せばいいかなんてわからなかったんだから。
そしてお前は言ったんだ。俺はその言葉、すごい覚えてるんだ。
「今日の目標はなに?」「そのために今やってることって何?」
そうだよな。
就活生はみんなそんなことを考えなきゃいけないんだよな。
どうなりたいか、なぜそうなりたいかの原体験、そしてなりたい自分になるためにどんなアクションをしているのか。
本音って、心を許した人にしか話せないのってお前だって知ってるだろ?
なんでそうやって上下生む言葉を言ってくんだよ。
俺、お前のこと友達だって思ってたんだぜ。
いつから俺とお前って上と下に分かれちゃったんだろうな。

うるせえって言うよ。

なんか、合格と言う言葉をもらってから全てがどうでもいいんですよね。
まるで、大好きで告白してようやく付き合えたのに、その瞬間に付き合って1年くらいたったみたいなちょっとした倦怠感と言うか、当たり前になったと言うか、そんな感じなんですよね。
でも、それを口にした途端にこれも自分なんだって受け入れることが大事なんだって気づいた。
こんな自分でも、愛してあげることが大事なんだって思った。
こんなことを言うと怒られちゃうかもって思いながらも、口にすることが大事なんだって思った。
そうして、それでいいんだって思ったら楽になっていった。

あなたが僕に言う「それはやめたほうがいい」は、
あなたが昔間違えたり、やっちゃったなって思ったことなんでしょ?
だったら僕もあなたと同じように、つまずいたら痛いって泣くよ。
僕はその時、どんなことを考えて、どんな風に生きて行くのか、
その時になってから決めるよ。
だから、あなたがなんと言おうと、僕は僕が選んだ道を進みたい。
「うるせえ!」
それが僕の答えだ。

ちょっと色々書いちゃったけど、要するにあなたは自由なんだってこと。
僕は自由なんだってこと。
火の鳥の背に乗って、いろんなしがらみから解放されて、
なんだって思っていいし、
なんだって言っていいんなら。
まずは誰もいない暗闇になんか言いなよ。
自分の人生の主人公になりたくないか?
君には迷ってももがける力がある、
弱くたって力になってくれる誰かがいる、
こんなって思ってるあなたにもドラマはある。

君は何を感じて、何を思ってんだ?

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