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お金にとらわれず全体コストを考える

上手に使いたい 2大リソースといえばお金と時間。使い方には価値観が色濃く表れますよね。そしてせっかくなら上手に使いたい。そう思って試行錯誤してきて、なんとなく今落ち着いていてる考え方を言語化する note です。


私なりのお金の分類

まずお金の方から整理してみます。お金の使い方として、一般的には「消費・浪費・投資」という分類を聞きますが、個人的にはこの分け方がそんなに好きではなく。以下の 4種類でとらえています。

1. 必須の費用
2. 楽するための費用
3. 気分良く過ごすための費用
4. 資産を増やすための初期投資

必須の費用とは、いわゆる消費。生きるための最低限で、それ以上下げるのが難しいお金です。最低限の食費、最低限の広さの家の家賃、水道光熱費など。

楽するための費用とは、よくある分類で行けば多分浪費。ご飯を作る元気がないから買ってきて済ませる、スペックの良い家電を導入する、急いでいるからタクシーを使う、下道より早いから高速に乗る、など。

気分良く過ごすための費用は確実に浪費。自分へのご褒美の類。美味しいスイーツを食べにいくとか、部屋にお花を飾るとか、憧れのバッグを買うとか、ずっと行きたかった場所にいくとか。

そして最後、資産を増やすための初期投資は、もちろん投資。金融商品もだし自己投資もここに含めて考えています。

よくある三分類の中では浪費となるであろう分類が半分。お金の専門家の人に読まれたらかなり赤ペンが入りそうです。個人的な考えですが、浪費をコントロールし続けても、一生最低限の生活を維持することにしかならない気がしているのであえて「浪費」という言葉を使わずに考えるようにしています。


お金より大事なリソース

なぜこの分け方にしているかというと、私のリソースはお金だけではないからです。もう一つ、時間(労力)も大事なリソースです。

さらにいえば、お金より時間の方が大事だと思っています。お金は何度でも稼ぎなおせたり、お金をもってお金を増やす(=投資)ことができるけれど、時間はどう頑張っても増やせない。一日は誰にとっても24時間しかないし、人生の長さはコントロールできません。

必ず、お金×時間で全体コストを考えるようにしています。


全体コストを考えるとこんな感じ

例えば、自宅の近くにスーパーが複数あったら、品揃えが比較的良く広すぎない一軒で全ての買い物を済ませます。卵はあそこが安い、お肉はこっち、野菜はそっち、みたいに10円でも安く収まるよう複数店舗を回ることは絶対しません。

理由は簡単で、複数軒回ってレジを通る時間、移動の手間、車ならガソリン代や排出ガス、トータルで考えると数百円高かろうが一軒で済む方が合理的だからです。一番大きくて広いお店にしないのは、歩き回る時間が長くなり、品揃えが良すぎることで物を探す時間が長くなるのを避けるため。

もっといえばネットスーパーで全てを定期注文すればいいんですが、実はあの注文作業が意外と面倒だし、欲しい食材が全部揃わなかったりすると結局実店舗に行かなければいけなくなるので今はやっていません。


他にも、読みたい本が図書館にあってもすぐ借りられなかったら買っちゃう。(今すぐ必要な物を無駄に待たない。)

たまに行く美容室のトリートメントよりも、ちょっとお高いシャンプー&トリートメント&ドライヤーを毎日使う。(単体の価格ではなく、トータルコストと効果の持続性、そのために使う時間などを考える。)

時間(労力)を組み合わせて考えながら「楽するための費用」や「気分よく過ごすための費用」を気持ちよく払っています。


自分の時給を考える

今、会社員だとしても、フリーランスだとしても、アルバイトやパートだとしても、主ふだとしても、自分の時給がいくらなのかを必ず考えることができます。

得たお金 / 働いた時間 = 時給 だし、主ふだったとしてももし同じ作業を外部のサービスを頼ったらいくらなのかを調べることができます。(家事代行サービスってとっても立派なお仕事で、それを代わりにやっていると考えたら日給1万円以上だと思います)

私は、自分の時給を考えた上で、今削ろうとしているコスト、もしくはかけようとしているコストは実際妥当なのか?を判断するようにしています。削れるコストより自分の時給の方が高ければ、もしかしたら無理して節約しなくても良いかもしれません。


以上、自分が持っているリソースをみて、全体のコストを考える話でした。
最後まで読んでただきありがとうございました。

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