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ホニャララLIVE #084 松本素生(GOING UNDER GROUND)

自分の好きなことを見つけるということは、自分を信じるということと似ているのかもしれないと気付かされた夜でした。

今回のゲストである松本素生さんは、バンドGOING UNDER GROUNDのボーカル、ギターであり、数多くの楽曲制作もなさっています。同バンドは同じ中学校の同級生5人で結成されたバンドであり、メンバーの脱退はあったものの2018年にはCDデビュー20年を迎えています。だから中学校での結成からカウントするとおそらく30年近く活動を続けているバンドなのだろうと思います。

松本さんはこのバンドをずっと続けたいといおっしゃいます。その言葉には一切のブレがありません。晩御飯を食べてお風呂に入ったら、後は自分の部屋で好きなことに没頭する中学生が、そのまま大人になってしまったようです。

自分のことを思い返すと中学生の頃ですら、自分にそこまで没頭できるものがあっただろうかと疑問を抱きます。「これが好きだ」と思えることを見つけることも、それをやり続けることも、当たり前のようで僕にはとても難しいことのように思えます。

好きなことを続ける力は、信じる力に似ているのかもしれません。松本さんの言葉を聞いているとそう思えます。信じるのはもちろん自分自身です。その純度が高いほどに好きなことに全力で向き合えるのかもしれません。

この日は通信の状況が芳しくなく、前半は途切れ途切れ、音もタイムラグがある状態でなかなか話に集中できません。双子座満月ぅ〜。
それでも時間が経つにつれ安定し、話も次第にドライブがかかり始めます。すると恒例の星読みの時間で驚きの事実がちらほら。

ご本人もびっくりの事実はアーカイブでご覧いただくとして、ここで少しだけ触れたいのは、30年続くバンドで活動をし、これからも同じメンバーで音楽をしたいと話し、外出を自粛していた時間は好きな音楽に没頭できて居心地が良かったとおっしゃった松本さんですが、yujiさんから課題克服のために伝えられたものは真逆!とも思えるようなこと。しかしそれを即日取り入れるとおっしゃっていました。展開はやっ!ってなりました(笑)。

この手の課題ってある種のブーストをかけるようなものだと思いますが、同時にその本人にとっては「苦手」なことなはずなんですよ。だってだからこそ課題なんですもの。僕にとってのキャラ出しみたいなものであり、実行に時間かかる人も多いはずのもの。にも関わらずという感じのリアクションです。

好きなことは信じること。そのためならば毒をも飲んでみようじゃないかと言わんばかりの展開でしたが、それもやはり自分を信じているからこそできることなのかもしれません。その根底にあるものは案外シンプルな感動なのかも。子どもの頃に感じたたくさんの「初めて」による衝撃は、一人の人間を突き動かすのには十分なガソリンとなるのだろうと思います。

大人になるにつれ、感動した出来事は当たり前になり、やがて色褪せていくものです。ならばその衝撃を自分で作ろうじゃないか。信じて進もうと思います。

2021年12月18日


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