これは架空の人物による、架空の出来事の日記である。空想の日記。妄想とも言う。つまりこれは存在しない日記。

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2021年2月26日

22時、clubhouseのroomを立ち上げた。ごく稀に、知らない人が様子見程度にのぞくくらいで、別段誰も聞いていないroomだ。でもそれがむしろ心地よい。

改めて考えてみると、私は愚痴を言う方でもないし、口数が多いわけでもない。常に誰かに気を遣って生活しているのだなと思うこともある。

誰もいないclubhouseで、1日の出来事や、その時に感じていたことなどを淡々と語るだけで、気分が少し晴れるのは、それなりに鬱憤を溜め込んでいるのかもしれない。

clubhouseは視覚情報が無いことも心地よい。どうも日頃から人の視線を気にしてしまっている。顔色を伺うというのも癖のようになっている。アカウントは本名だが顔が見えない事で、こんなにも本音を出せるのは不思議だ。

どうせ誰も聞かないのだからという、開き直りもあるか。

今日の配信は少し驚いた。そろそろ終わりにしようかと思った22時45分頃、地震が起きた。地震速報では東京は震度3と出ていたが、それよりも大きな揺れに感じた。

揺れを感じたときには配信をやめるべきか迷ったが、結局その後も続けて23時過ぎにroomを閉じた。

clubhouseの配信を終えて、朝一で打ち合わせをする予定の加賀見デザインオフィスさんの、新しい案件の見積もりを作った。金額は既に出ていたから、作ったと言っても書面にまとめただけだ。

会社から持ち帰ったラップトップで作用したのだが、昼間の打ち合わせで使っていたZOOMを、閉じていないことに気づく。ふとずっと誰かに見られていたのではないかという不安がよぎる。もちろん実際には誰も見るはずもないのだが。。

24時ごろ冷凍のしっぽくうどんを食べた。手軽だがうまい。私の常備食だ。