見出し画像

右胸全摘後初のバーベル(術後3年2ヶ月目)

何の話だ。
と、思われるであろうタイトルを冠して。

字面の通りです。
右胸全摘後初めて、ジムでバーベルを肩に乗せました!!

いやだから、何の話だよ。
という空耳が聞こえそう。

2019年頃から、パーソナルトレーニングに通ってます。
発端は、夫単身赴任中の完全ワンオペワーママ生活がしんどくてしんどくて適応障害になったこと。
うつ症状の改善には筋トレが有効だと知って、藁にも縋る思いで、会社のお昼休みにジム通いを始めました。
我ながらとても変なところがストイック。。。

そしたら、ことのほかトレーニングが性に合っていたようで、趣味の1つとしてほぼ週1ペースで通うように。
1年後には、体組成計で身体年齢26歳(実年齢34歳)という数値を叩き出すまでになっていました。

が、しかし、その頃に乳がん罹患を告知されるわけです。
2020年の秋でした。
そして、2021年1月に右胸全摘手術、2021年8月に再建手術、2022年7月に乳頭乳輪形成手術、2023年3月にメディカルタトゥー実施、、、と手術に次ぐ手術。
その間ずっと、右胸・右腕に稼働制限が付いて回り。
そこにホルモン療法の副作用による体調不良も加わり、思うようにトレーニングの出来ない期間が実に3年近く続きました。

それでも、体力を戻したい・気分転換したい・痩せたい、、、といった真剣なものから不純なものまでバラエティーに富んだ動機のもと、断続的ながらも地道に地道にジムに通い続け。
実に3年2ヶ月ぶりに、再び肩にバーベルを乗せてスクワットが出来るまでになりました!
まだバーベルそのものの重さに耐えるのが精一杯なので、負荷自体は15kgくらい・・・?
3年2ヶ月前は32㎏くらいの負荷をかけていたので、術前と同じ状態には程遠いのですが。

それでも、やっとまた1つ、”当たり前だったこと”を取り戻した。
右胸を失い、3年分歳をとり、、、決して全てが乳がん罹患前と同じ状態に戻ることはできないのだけれど。
だけど、私は違う形で”当たり前の日々”を取り戻し、今の私だから歩ける新たな道を進むのだ
再びバーベルを肩に乗せられるようになったことは、その象徴なのだ。

2019年からずっとお世話になってるトレーナーさんも、「ここまで体力と筋力が戻ってきたのか」と一緒に喜んでくれて、とても嬉しかった。
家族でも友達でもない立ち位置で、手術して回復してという過程にずっと伴走してきてくれたのが、トレーナーさん。
ある意味とても不思議な存在。
だけどこういう方の存在が、この病気と付き合いながら暮らす過程で良い影響をもたらしてくれているように思います。

もし乳がん術後やホルモン療法中で、運動したいと考えている方がおられたら、お財布事情が許せばパーソナルトレーニングは結構おすすめです。
私がお世話になっているトレーナーの関根さんがいらっしゃるのがこちらのジム。

術後の稼働制限や体調にも配慮してトレーニングしてもらえますし、体調が安定しなくて数ヶ月休んだりした後ひょこっと行っても、快く受け入れてくれます。

別にジムの回し者じゃないし(ここに載せたとて1銭も貰わない)、他にも関根さんのような素晴らしいトレーナーさんはきっと数多いらっしゃるから、少し勇気を出して自分の行きやすそうなジムを探してみられると良いと思います。
探すのめんどくさいけどパーソナルトレーニングに興味あるって方は、よかったらDecisionに足を運んでみてください。

関根さんにお世話になりまくっているので、ささやかなお礼としてちょっと宣伝してみた。笑

私は今週もまたトレーニングに伺う予定です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?