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誰か大丈夫だと言ってくれ

実は不登校は解決ではなかったのです。
再発?継続だったのか?ともかく、再び行ったり行かなかったり、を繰り返す日々になりました。前回と違うのは、本人も家族も至って元気で明るいことです。

とはいえさて、そんな中で保護者会に行ってきました。
学校に近づくにつれ、なんだか息苦しくなります。グラウンド横を通る時、部活中の生徒たちの様子が目にはいってきました。頑張っている顔、楽しそうに談笑する姿・・・心が張り裂けそうになるとはこのことなのか、と実感。

校舎内に入り、ぐっと唾を飲み込みドキドキしている心臓の音を無理やり消して教室へ。使っていない我が子の席に座ります。この席に座った
ず最初に気がついたのは、机の中の大量なプリント。きっと毎日近くの席の子がいれてくれていたのでしょう。優しいな。息子がこの席に座ったらこうやって見えるのかー、とクラスを見渡してみたり。

教室を見渡すと、成績表、提出物、さまざまな掲示が目に入ってきます。
体育祭で作った寄せ書き入りの旗。もちろん、名前はありません。
こんなクラスにしよう その一員に我が子は含まれているのだろうか。
評価のつかない成績表。父母会で話される成績の話。
そして最後に見た、体育祭の映像。
とっても楽しそうでした。探しても我が子は映りません。そんなのわかってるんです。




わかってるんだよ、そんなの。ここに一緒にいてくれたら。みんなと一緒に走っていたら何位だったのかな。友達としゃべってる姿見てみたい。

それが叶いません。映像を見ながら周囲のタイミングに合わせて笑い、笑顔を作るのが精一杯でした。

そっと深呼吸して父母会終了とともに席を立ち、教室を後にしました。たぶん、周囲から見たら一保護者に見えていたはず。そんな重たい気持ちだなんて、悟られていないはずだ。よくがんばったぞ、自分。

だから、お願い。
誰か大丈夫だと言ってくれ。
嘘でもいいから。

 絶対、彼の未来は明るい。だって、明けない夜はないからね。きっと夜明け前だから暗いんだ。

根拠なんてない。ないものねだりなんかしないようにする。生きてくれていればいい、1日1回でいいから楽しく会話しよう。

※Noteに残すか迷いましたが、今存在する感情をそこまま残しておきたいから書きました。

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