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レトロ居酒屋で学んだこと

みなさんこんにちは。お久しぶりのしんちゃんです。さてさて今日は居酒屋で発見したあることについて書いてみようと思います。

先日、高校の頃から仲のいい男三人組と「レトロな昭和」をモチーフにした一風変わっている居酒屋に訪れました。

懐かしいものたち

昭和の時代を生きたことがなく、その時代はテレビでしか見たことがないので、目の前にしているものは「仮想上の懐かしさ」にすぎませんが、錆びた映画告知看板や電化製品宣伝看板を見ると、ウキウキしました。

昔はこんなだったんだなあ、と思いながら所狭しと飾ってある「電化製品列伝」を眺めていました。

するとその中に「黒電話」や「古びたアイロンらしきもの」などを見つけました。近くに寄って見てみると、どうやら使用痕があり、昔実際に使われていたものだと思います。と同時に「今はもう動かないこと」も示していました。

その時ふと思い出したのは「二次利用」という言葉です。

昭和の時代に黒電話やアイロンは恐らく家事の最前線で奮闘していたんだと思います。それは人と人を繋げる道具として、それはよれた服を伸ばすものとして使われてたんだと思います。

その役目を終え、ある意味「本来の使われ方」を終えた黒電話やアイロンは今でもこうして別の使われ方をしています。

つまりそこには黒電話やアイロンの「新しい価値」が生まれているわけです。

同じようなもので

前にも紹介しましたが、コロナ禍で大きく売り上げを伸ばした美容院があります。そこでは「カット、カラーの前売り券」を作成し、綺麗な包みに入れて販売しています。そしてその商品紹介に「大切な方へのプレゼントに最適です」と入れています。

コロナが起きて人々がなかなか美容院に行けなくなるところに目をつけ、考案したそうです。今売り上げが出てないのは客が減ったわけではない、一時的にこれてないだけなんだ、だから前売り券として先払いしてもらおう、と。

もちろんアイディア自体にもセンスが抜群ですが、それ以上にすごいのがその前売り券に「プレゼント」という新たな価値をつけたところです。

従来まで人が人にプレゼントするものとして「カット代」なんてものはありませんでした。しかしよくよく考えてみれば、カラー、カットは化粧品と同じくらい人の美しさを上げてくれるものです。愛する人に贈るものとしてはかなりセンスありだと予想できます。

「髪を切るだけの券」ではなく、「より美しくなってもらうための相手が喜びやすいプレゼント」に変化したわけです。

一つのものに幾つのの価値を付けれるか

昭和に使われた電化製品とカラー、カットの前売り券はどちらも「新しい価値」がついたことによりお客さんを呼び込むものになっています。

これからの時代、働いていく上で重要になるのは恐らくこの「二次利用」「付加価値」だと思っています。本来の使われ方以外でどのような価値が生めるだろうか、そんなことを考えながら働いていきたいものです。無論、社長の手腕が問われるのはそこだとも言えます。

ふらっと入った居酒屋にもその居酒屋が生きていく術がありました。どんなアイディアがあるのか、これから働く者としてしっかり確認しておきたいですね。

ありがとうございました。では、また。

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