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旧東海道・金谷から日坂へ

旧東海道を歩く。金谷から小夜の中山を越えて日坂宿まで。
出発は金谷駅。

向かって右手に(改札を出て左)進むと,「旧東海道石畳」の案内矢印がある。

車道へ出て左へしばらく行くと,石畳上り口へ。

勾配はそれほどでもなく,どんどん歩ける。
入ってすぐのところに石畳茶屋。2020年2月27日に閉店したが,2023年,リニューアルオープンのためにクラウドファンディング実施中とか。

鶏頭塚を過ぎてしばらく行くとすべらず地蔵。

石畳下り口。

右折してしばらく行くと,喫茶アルムがあり,さらに行くと,諏訪原城跡ビジターセンターへ。

今年は諏訪原城築城450周年だそうだ。

東側からは大井川が見える。天気が良ければ富士山も。
二の曲輪東馬出。

本曲輪。

40分ほどかけてぐるっと回り,いろいろ写真も撮ったが,詳しい説明はこちらで。

ビジターセンターのすぐ先が,菊川石畳下り口。

左にあるのは,喫茶こもれび。横断歩道の先が石畳で,左側の車道とほぼ並行している。

平成12年ごろに発掘調査を行い,江戸時代のものとわかったようだ。

上り口

ここから菊川間の宿。説明があるのが菊川の里会館。

右にある説明板。

説明板の裏にあった,菊川由来石。

バイパス建設のため,本来の旧道から少し迂回して,菊川神社の脇を回っていく。

菊川神社,祭神は,スサノオ,木俣大神,仁徳天皇,応神天皇。菊川地内に産土神といて祀られてあった4社を,昭和35年に合併したという。
道は早速坂道で,結構な傾斜。まもなく,茶畑に出る。

しばらく行くと久延寺。ここまで上り坂。

その先に,子育て飴の看板を掲げた扇屋がある。2020年には営業していたようだが,今は?

一里塚。

道沿いに,さまざまな歌碑がある。注意深く見ていくといいだろう。私が見つけたのは7つ。
たとえば,「旅ごろも夕霜さむきささの葉のさやの中山あらし吹くなり」新後撰和歌集 衣笠内大臣

小夜の中山といえば,夜泣き石。それがあった跡。説明板には,「明治元年までここの道の中央にあったが,明治天皇御東幸のみぎり道筋に寄せられた。その後明治初年東京で博覧会があり出品された帰途,現在の位置に移る。」とある。

街道終盤,日坂に出るあたりに,「旧坂口町を過ぎて東へ向かう沓掛へ至る急カーブ」の二の曲り。カーブも急だが,坂も急。日坂から来ると,それほど道のりはないといえ,この急坂を登ることになる。

ここを下りて国道1号線の下をくぐれば日坂宿。

本陣

古い町並みというほどでもないが,いくつかはこのような古い建物がある。

高札所。

さらに西に行くと,事任八幡宮に至る。事任八幡宮については,粟ヶ岳に行ったときの記事に書いた。

なお,掛川東山線のバス停は,ここと,日坂本陣跡の近くにあるが,本数が少ないので事前に調べておく必要がある。逆ルートなら,金谷からJRなので時間調整はほとんど必要がない。

おしまい。