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ワークマン キャンプギアの事例からわかること

SNS の個人ベースの話題からだけではありません。
大手企業がメディアに出て、ブームをつくったケースもあります。

作業服店大手として知られるワークマンが、2022年2月22日に
販売を開始した「ワークマン キャンプギア」のメディア向け展示会を
実施したというニュースが流れました。

テントやシュラフなどから、ランタン、焚火ノコギリといった小物まで、
130アイテムのキャンプギアを販売するというニュースです。

このように、業界の大手企業が展開を始めると、その周辺分野の
アイテムも一気に市場が開けてきます。

例えば、キャンプ料理に必要な鋳鉄ロースターを見た目のカタチを
変えてインパクトを出すだけで261人・2,327,270円のファンが募りました。(2022 年 2/26 時点 )

すでに同様のアイテムをもっている方だけではなく、新たに
キャンプをする方にまで訴求ができた事例です。

では、売れる市場を見つけるためのマーケティング戦略もご紹介します。
マーケティングリサーチは、多くのコストがかかります。

大企業でない限りは不可能と思われているのが実情です。
また、中小企業は、経営者の趣味趣向や勘、度胸だけで新商品の開発を
決定する場合が多いようです。

しかしながら、ここで重要なのは、顧客の顕在ニーズと潜在ニーズを
絶えずキャッチしていく作業です。

この作業はなかなか難しいのです。
実際、マーケティングリサーチを実施できない中小企業がほとんどです。

面倒である点と、先にカタチがあるものをつくってからでないと
安心できないという精神的な側面が大きいからです。

ですが、情報収集を時系列に分析することで、ヒットの兆しや
売れる市場や商品の共通点が見えてくるはずです。

情報収集にはアンケート、グループインタビュー、座談会などが利用できます。

その上での分析には、クロス集計、データマイニングの調査、
クロス分析方法があります。

ヒット商品や成長市場の周辺を狙って、どんなに不況になろう
とも、売れている商品は必ずあります。

コロナ禍ではキャンプ用品が売れました。

そして、売れている商品のほとんどは
大企業が開発や仕入をしているものです。

しかし、中小企業にもチャンスはあります。

売れている商品の競合商品を開発したところでは資金力では勝
ち目はありません。

そこで、売れている商品の周辺市場に目を向けてください。
キャンプ用品の場合は、テント・椅子・ガス・ランタン・フォード・
食料品・木炭・ロースターなど、さまざまあります。

しかも、ターゲットによっては、ソロの1人・家族用と選択肢が増えます。

また、初心者向けのキャンプのやり方などの解説本などもあります。
主要商品市場への参入は難しくても、周辺商品の参入ならば、

中小企業でも容易に参入できる場合があります。
競合が少ない市場も確実に存在します。狙い目は、製品のライフサイクル
(導入期→成長期→成熟期→衰退期)の導入期に該当する市場です。

これは、商品やサービスの開発にはコストがかかります。

しかしながら、クラウドファンディングなどで市場に受けるか
否かも確認して、テストをすることが可能です。

最初の事例は、まさに、クラウドファンディングで
テストマーケティングをした事例の 1 つです。

2つ目は、製品のライフサイクルの衰退期に該当する市場です。
ここの市場に向けて、市場に出回っている既存商品の不満・不平
を収集し、ちょっとしたアイデアを付加したサービスや商品を投入する戦略です。

こちらも、クラウドファンディングで
テストマーケティングすることができます。

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