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世界に自分の石を投げてみる

ミキタです。
2年前まで野球独立リーグでプレーし、今はプロバスケットボールクラブの裏方として働いております。

昨日、クラブの選手・チアメンバー・スタッフが一堂に会し、セルフブランディングについてのワークショップが開催されました。

ワークの最終的な目標は、自分の「価値」を高めるためのゴールを定め、そこに向けた“明日からできるアクション”を探すことでした。

私自身への自問はもちろん、他の方々のバックグラウンドや想いを掘り下げて聞くことができた貴重な時間でした。

そして、その中で「SNS発信」をアクションにしている方も多く、私も選手時代に継続してきた発信活動について改めて考えてみました。

私はいままで様々な方面へ言葉を発信することでたくさんの恩恵を受けてきたので、ぜひ積極的に活用して自身の価値を高め続けていただきたいというのが結論です。

今日は、過去にSNSを通して得た大きな転機を紹介しつつ、自分のこれからの目標についてもこの場でしっかり発信して言葉に責任を持ちたいと思います。

①独立リーグへ挑戦したとき

希望の大学院へ諸事情で進学できなくなった大学4年の秋。先輩や親に相談し、独立リーグのトライアウトに挑戦することに。

このときは趣味(知り合いの範囲)でしかSNSを活用しておりませんでしたし、投稿を通して何かを得ようという気持ちも全くありませんでした。
が、国立大からの挑戦という異色さもあり多くの方に拡散・応援いただきました。

そして驚いたのは、試験当日。

数百人いる参加者に紛れてウォーミングアップをしていると、大勢の偉い感じの大人たちにいきなり囲まれて、

「君が三木田くんか!」
「今日のピッチング楽しみにしてるよ!」
と、各球団やリーグ関係者の方に声をかけていただきました。

私をスカウトする立場の人達にまでツイートが届いたのです。

当時は実力が秀でている自信は全くなかったので、このような形で試験前から注目いただいたことは大きなアドバンテージとなりました。

結果的にドラフト指名をいただくことができましたし、入団後に発信活動へ注力するきっかけとなるエピソードでした。

②グラブが壊れたとき

大学から使っていたお気に入りのグラブが、独立リーグ2年目を終えたタイミングで壊れてしまいました。

しかしながら、周りからプロになった先輩の知り合いはおらずおさがりを譲り受けることはできず…。
買うにも当時は経済的に本当に苦しかったため困っていました。

当時、金銭という資産は限られていましたが、4000名以上のTwitterフォロワーという資産が自分の強みでした。
(プロ野球選手と比較すると極少ないですが、独立リーグの中ではかなり多い方でした)

そして昨今は中小のグラブメーカーもたくさんあり、そのメーカーたちは選手の使用実績や選手からのPRを欲しているはずだ、と考えこんなツイートをしてみました。
はじめからうまくいくとは全く思っておりませんでしたがダメもとで…

こちらのツイートもたくさんの方に拡散いただき、実際にメーカーの知り合いの知り合いみたいな形で数社紹介もしていただきました。

これだけでもすごくありがたいことだったんですが、
この投稿の約1ヶ月後にとんでもないことが起きました。

当時も今も球界を代表するサウスポーであり、同い年であり、憧れでもあった横浜DeNAベイスターズの今永投手からグラブが届いたのです。

とんでもなく驚きましたし、心の底から嬉しかったです。
自分の発信が思わぬところまで広がっていった結果、このような奇跡的な出来事がもたらされました。

この件は今でも本当に感謝しています。
嬉しかったと同時に、自分も将来どんな形であれGiveできる側の人間になりたいと強く思いました。

はじめは怖いけど石を投げてみる

以上のエピソード以外にも、
普通に生活していたら知り合うことの出来なかったような憧れの方々とともに練習ができたり、
SNSを通して連絡をくださった方からバイト先を紹介してくれたり、
無償で身体のコンディションを引き受けてくれるトレーナーの方が現れたり…
数え切れないほどたくさんの素敵な出会いや経験をSNSがもたらしてくれました。

結果が伴わない中で心無い言葉を掛けられることもありましたし、少し自分の表現方法がマズかったためにプチ炎上してしまったことも何度かありましたが、そうした負の面を上回るだけの大きな大きな恩恵を受けられたと実感しています。

自分の言葉をSNSに投稿することは、世界へ石を投げるということであり、その波紋は今日書いた経験のようにたまーにとんでもなく遠くまで広がることがあります。

たとえ今は手元にある石は小さくてもとにかく水面に投げ続けることで、世界に少しだけ変化をもたらせるかもしれない。

変化の起点になることができれば、誰かの役に立てるかもしれない。

現役時代に発信し続けてきたことで、少しだけ一般的なサラリーマンよりは大きな石(フォロワー)を持てるようになってきましたし、投げるコツ(文章を作る力)もちょっとだけ上達しました。

情報に溢れる現代社会であり誰からも見つけられないことの方が多いですが、めげずに発信と行動を続けていきたいと思います。

これからも言霊を信じているし、発信することでその人にどんどん情報が集まってくるという経験もありますので、、、がんばります…!

ということで、、

昨日のワークショップで私も全体へこれからの目標を発表させていただきました。

これを言ったことで今後の言動に一層の責任が出てしまいましたし、有言実行できなければ本当にクソダサいことになります。少しビビりました。

ですが、あえて言いました。
そしてここでも書きます。

私はスポーツ業界ナンバーワンの「企画屋」になる。

今後の企画に要注目…!

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