※この記事は、同性愛に対する差別表現を扱っています。
同時に、昨今目立っている、セクマイのヤラカシに対する当事者側からの苦言すら「セクマイ差別」と言い張る『セクマイ無罪レインボー界隈』についても疑問視しています。むしろこちらがメインです。
不快に感じる方は閲覧を控えてください。

同性愛者として差別された体験

数年前、私がレズビアンだと表明した上で某SNSをやっていた頃。
同性愛者にヘイトクソリプを送り付けることで有名な界隈(嫌な界隈)から、山ほどクソリプを送り付けられたことがあります。一度もやり取りしたことがない相手からの攻撃でした。
その内容は、極限まで歪められた曲解と根拠のないデマばかり。

私の「同性愛者を不可視化する社会制度･同性愛者を包括しない福利厚生」など社会全体に苦言を呈した発言を、「異性愛女性を蔑視している」とねじ曲げられ叩かれた。なぜ「女性」限定？
言うまでもなく、社会制度への提言は、個人に対する否定ではない。
「異性愛男性中心社会」に対しては、確かに、幾度も批判した。が、「異性愛女性」については言及した記憶がない。
家父長制下だと性的指向問わず女性は動産扱いのため、ヘテロ特権は男にしか付与されない。そもそも社会特権という観点から考えると、異性愛男性＞壁＞ゲイ男性＞＞＞防弾ガラス天井＞＞＞女性だと思う。
私はリベラルフェミニストではなくマルフェミ･コミュニストなので、最初から、女性全体を二級市民として扱う社会構造を問題としている。ゆえに、社会的権力を付与されていない女性に対して言うこと自体があまりない。
クソリプ差別者連中が、私を「異性愛女性を蔑視している」と判断した理由は、「この男権社会制度の中で異性愛男性をパートナーにしている異性愛女性は大変だな」という意味合いの発言にイイネしてたことを「異性愛女性を蔑む行為だ」と受け取ったためらしい。読解力が壊死している。

けれど、それでも、私の側に無礼な発言があったらいけない……。
実際『男湯で性行為しまくったゲイ男性を入場禁止にした』普通の銭湯に対して「同性愛差別だ(※レズビアンはやっておらず巻き添え)」と無理やり被害施設側を差別認定して回っているセクマイ無罪レインボー界隈(彼らの問題については後述します)みたいなヤバいセクマイ活動家もいるため、慎重な対応が求められるだろう。

そう思い、実際のタイムラインやプリントアウトしたクソリプ及び私自身の発言を、第三者視点から見て判断して頂くため、各方面の識者(公的施設のフェミニストカウンセラー・公的施設のセクマイ相談窓口・元エンジニア現起業家兼コンサルタントのしごでき既婚女性・ハーバード大で法学学んでる現役学生・独身、既婚、事実婚など様々な立場の異性愛女性の方々)を一か月くらいかけて訪ね歩きました。
全員「差別者によるクソリプ以下のゲロなのでサクッとブロックして無視」という結論でした。
異性愛女性の皆様も、当事者の視点から「クソリプ差別者連中の発言は意味が分からなすぎる」とおっしゃった。
ちなみに、クソリプ差別者連中は、のちに「気に食わない異性愛女性(独身・既婚問わずかなり大勢)の発言も曲解して片っ端から攻撃していた」と伝え聞いた……。

一応、クソリプ差別者連中の(リプ以外の)書き込みも、時間をかけて読んでみたのです。上から目線で「読め」とエラソーに命令してきやがったので。
全ての発言が不条理コント以上に支離滅裂で、私の人生で一番ムダに過ごした時間となりました。
クソリプ差別者連中の主張は、以下のようなものでした。
『男に相手されないからレズビアンになる』
『同性愛者は特別な自分アピールをしたいだけ』
『男社会に媚びるため、女性が好きアピールをしている』
流石にアホすぎて、相談に乗ってくださった識者の皆様にも「訴える価値すらないつまらない連中。相手にするだけ人生と金と時間のムダ」と諭されました。
あえてクソリプにマジレスすると……
人類のパートナーを得たいだけならレズビアンはベリーハードモード(女性は慎重なので、性別問わず男狙いのが簡単だと思う)です。
今の世で同性愛者を名乗っても『特別な自分』どころか『平凡で退屈な性的指向』アピールにしかならないと思う……同性愛者が特別って、いつの時代の話だよ……。
「男社会に媚びるため女性が好きアピール」に至っては、現実の現象と真逆。男社会に媚びるには、男が好きアピールをしないとならない。

常識的に考えて、「男に相手されないからレズビアンになる」なんて思い至るハイパーアホのゴミ思想なんか、核廃棄物レベルの不要物でしかない。

私は、正当な批判であれば、マイノリティかどうかは関係なく、批判されるべきだと思います。改めて言うまでもありませんが。
が、例のクソリプ差別者たちは、批判の内容自体が大きく間違っていた。
「事実と異なる誤解を元に、属性への偏見を植え付け、攻撃する行為」が差別であり、件のクソリプ連中は「私の発言を曲解し、それを『同性愛者』という属性にくっ付けて叩いていた」。
つまり「差別の定義に該当していた」ことになる。
有識者に検証して頂いたのは、第三者的に見て「私に寄せられたクソリプが差別の定義に当てはまるか」を判断するためでもありました。前述の「浴場で性行為しまくったゲイ男性を入浴禁止にした一般銭湯は同性愛差別」とか無茶を言うセクマイ無罪レインボー界隈みたいなアホ連中の轍は踏みたくないので……。

富岡すばるさんのことは割と好きだけど、上記事は無責任でしょう。
ゲイが一般男湯や公共施設に迷惑をかける事象は少なからず幾つも発生している。レズビアンは公共の場で集団として問題は起こしてないよ。
当事者として最初に言うべきことは、一般施設に「ゲイに偏見を持つな」よりも先に迷惑をかける当事者たちへ「公共の場で性行為するな」じゃない？
私は職業・萌え絵師のキモヲタだけど、オタク同士だって「公共の場で無駄な性描写を持ち出すな」って悪辣なオタクと対決してるわ。自浄できないなら、うちらキモヲタ以下だわ。

クソリプを送り付けられた当時、私は、同SNSのアカウントで、セクマイ無罪レインボー界隈や自称反差別界隈の人々と大量に繋がっていました。具体的には、北国のエスノメソドロジー准教授や「男の子のために書いた本」が好評な弁護士などですね……。
けれど、彼らは　全　員　私を見捨てました。
誰一人として「レズビアンへの差別をやめろ」と声を上げなかった。「男に相手されないからレズビアンになる」みたいな露骨で分かりやすい古典的な差別すらスルーした。
このとき「ああ、この人たちの『全ての差別に反対』は嘘だったんだ」と痛感しました。その後、レズビアンを巡る諸問題への対応などで、セクマイ無罪レインボー界隈は「権力と金を持った男性セクマイにすり寄りたいだけで、市井のレズビアンの訴えなんて最初からどうでも良かったのだな……」と思い知りましたが。
何もしなかった彼らとは違い、ラディフェミの女性たち(割と大勢)や、同ジャンルの絵師さん(私は絵師です)数名からは「クソリプ差別者たちからブロックされてる･突っかかると面倒な界隈だから表立って交戦できないけど、通報を呼びかけといた」と助勢を頂きました。結果、数名凍結したとのこと。

中には、クソリプ差別者の言い分(少し検索すれば嘘だと分かる程度のもの)を信じた人も数名いました。でも信じたソイツらも、後々、クソリプ差別者と揉めたらしい……。

しかし、レインボー界隈や「全ての差別に反対」界隈を信じていた当時の私は、彼らの沈黙に強いショックを受け、心が潰れてしまいました。
そうしてクソリプに抗弁する力が削がれたため、黙ってSNSから去りました。

ただし、このときSNSを辞めたおかげで、その後、現実で政治活動を始めたり、プロ絵師として復帰したりしましたが。結果的には良いことが起きたという「塞翁が馬」的オチでした……。

差別者が同性愛者を叩いた理由

「読め」と命じられて、クソリプ差別者たちの書いた文章を流し見したとき。ソイツらの発言の端々に、何となく感じた「違和感」がありました。
全く根拠がないため、私の偏見である可能性が高いです。
けれど、あのクソリプ差別者連中は、私に対して全く根拠のないゲロリプをぶつけてきやがった！
なので私も、根拠のない感覚をお返しすることにします。

心理学者のユングは『影』という考え方を提唱しました。
(実態のある正当な批判ではなく)理由は不明だけど何だかムカつく他者は、自分が受け入れられない「心の中に隠した自分の一部」を投影しているからムカつく……つまり「自分自身に腹を立てている」のだそうです。

私がクソリプ差別者連中に感じたこと。それは……
「実はコイツら自身が内心で同性に惹かれてて、そんな自分の性的指向を受け入れられずにいるんじゃねぇの？」
ということでした。なんというか、差別者たちの発言は、異性への愛着がなくて、同性にまつわる比喩が妙な熱を帯びていたんだよ……。

私は、人生で、三回くらい「異性愛者になろう」と努力したことがあります。
だって、現実の差別はしんどいもの(直球)。
しかし、容姿の整った魅力的な男性と付き合おうが触れ合おうが、砂を噛んでいるような味気なさしか感じられませんでした。
正直、私には勿体なさすぎるハイスペックな人もいたのですが……猫に小判というか豚に真珠というか、私には無理でした……。
ようやく自発的に好きになれた数名の男性が、実はみんな生物的女性だったり(自分でも驚いた)、性的指向は努力では変わらんのだなぁ……と痛感する結果に終わりました。なお好きな相手とは誰ともどうもならんかった……非モテだからね……。

若く未熟だった昔の私は、自分が異性愛者だと思い込みたいために･自分の性的指向を覆い隠すために「同性愛者なんて気持ち悪い」と無闇矢鱈にアピールした経験がありました。
今は、当時の己の愚かさを恥じています……。

そうして過去の自分の言動を省みたとき、クソリプ差別者たちの発言に酷似している気がしてなりませんでした。

「同性愛は特別な自分アピール」発言は、「他者に異性愛者だとアピールして『自分は同性愛者ではない』と思い込む」ことの裏返し。
「男に相手されないからレズビアンになる」発言は、「異性に選ばれる･異性に性的指向が向いている自分は、同性愛者であるはずがない」と逃避するため。

(私を攻撃してきた連中は、この手の思考をしませんでしたが、類型的には割と存在しがちな)「同性のパートナーがいない同性愛者は、偽物の『なんちゃって同性愛者』だ」と決めつける差別者が、異性愛者に対しては「異性のパートナーがいない異性愛者は、偽物の『なんちゃって異性愛者』だ」と判断しないことが本当に謎でした。
が、実はソイツら自身が「本当は同性が好きなのに、異性愛者のフリをした『なんちゃって異性愛者』」なのではないかな……？　などと感じたりしました。
私の思い過ごしかも知れんけど。

セクマイ無罪レインボー界隈が差別を推進する

しかし私は、その差別者たちを焚き付けたものがあるとも考えています。
それは、昨今のセクマイ無罪レインボー界隈の「セクマイ無罪」的な言説が、結果的に、市井の同性愛者への偏見に繋がってしまっている気がしてならないということです。

昨今のセクマイ無罪レインボー界隈は、念仏のように「世の中は異性愛規範と男女二元論ばかりで、セクマイを無視している」と繰り返し主張します。
けど、そもそもレズビアンとゲイは「男女二元論」とは対立しない概念だと思うので、混ぜないで欲しい。
「異性愛規範」についても、セクマイ無罪レインボー界隈は「異性愛者(※女性も男性も一緒くたに)は優遇されている」と言います。でも、男権社会における異性愛規範内では、異性愛女性に社会的特権などなく、優遇される点も「性的指向を開示しても叩かれない」程度。異性愛者もセクマイも、ただ女性というだけで男性の所有物･二級市民扱いになります。

しかしセクマイ無罪レインボー界隈は男尊界隈でもあるので、異性愛女性の苦境なんか見向きすらしません。あいつら、レズビアンやバイ女性も無視して「俺たちこそが当事者代表として発言」みたいな態度で女セクマイの声を奪うからね。女性全体を軽視しているんだよ。

異性愛男性に告白して振られたのちも、その異性愛男性にセクハラ的な接触を伴っていた同性愛男性について、困った異性愛男性が周囲に相談した結果「アウティング」になってしまい、同性愛男性が自死した事件。
これは、一番最初に「恋愛･性愛感情のない相手に嫌がられる接触は良くない」と言わなきゃならない件だと思います。異性間でも同性間でもダメだろ。
私も、恋愛的好意を持ってベタベタしてきた男性を露骨に避けたことがあるからな。そりゃ嫌だよ。
けれど、キラキラレインボー界隈は「アウティングはマイノリティをころすからやめろ」としか言わず、恋愛感情のない相手に触れ合いを求められた男性の事情は考えなかった。
セクマイに嫌なことをされても、共通の友人知人に被害を相談できないのは……厳しいと思う……。
レズビアン当事者の私も、恋愛感情のない男性からベタベタされた異性愛男性のことは気の毒に思うよ……。

主催者が「下着姿で参加するの禁止」と規定していた市街のレインボーパレードに、パンツ一丁で参加していた(何故？)大勢のゲイ男性を「公序良俗に反する」と別のゲイ男性たちが批判した。
なのに、批判したほうのゲイ男性たちが「パンイチ表現に対するゲイ差別だ」と叩かれた……。
いや、批判されたのは「ゲイ」ではなく「禁止された場でパンイチになった男(※性的指向は関係ない)」ですから……。

未成年の少年に猥褻行為をはたらいた成人男性が実名報道されたことを、セクマイ無罪レインボー界隈のアホ男は「報道によるアウティングだ」と騒いでいた。マジでアホすぎ。性的指向性別問わずロリショタ犯罪者は断罪しろよ！　実名報道されたくなきゃ未成年に手を出さなきゃいいだろう。ふざけんな！

妻子持ちで性適応手術を受けていない(男性身体のまま)トランス女性だと自認する「戸籍･身体が男性」の教師が、「生活実態は女性だから女子トイレを使わせて欲しい」と職場に依願したが断られた。同僚にアンケートを取ったら「女子トイレ使用を支持しない」が圧倒的だったという事例。
セクマイ無罪レインボー界隈は、これを「卜ランス女性差別だ」と言ったのだが、「妻子持ちで身体が男性のままの人を女子トイレに招き入れろ」は厳しいだろ。

スポーツ世界大会でも、身体が男性として産まれてきたMtF(男性→女性の卜ランス)にはホルモン量制限だけで女性競技出場への門徒を開く。内臓・骨・筋肉量など複合的に考えて、身体構造的に、スポーツにおいては男性身体のほうが有利です。
他方、生まれつき男性ホルモンが多い疾患を持つ女性世界チャンピオン(※日本の中学男子大会だと10位にも入れない記録)は、出場できなかった……

とにかく「それを差別として扱うのはおかしくないか？」という事柄を、セクマイ無罪レインボー界隈は平気で「セクマイ差別だ」と言い張る。
声のデカいレインボー界隈のせいで、我々市井のセクマイまで「腫れ物」になってしまう……。
本当に「悪循環」としか言いようがないです。

セクマイ無罪レインボー界隈は男尊界隈でもあるため(大切なことなので二回言いました)、市井のレズビアンやバイ女性のことは滅多に庇ったりしない。
たまに利用価値があるときだけ盾として使われる。
「男性器を忌避することはシスセクシズムかもしれないと疑え」とか無茶苦茶なことだけ言われる。

界隈は「シス特権」については言及しても、「男性身体特権」について触れることは一切ない。

セクマイ関連は、「マイノリティだから庇護しよう」という観点だけでは収まらないことが沢山あります。
風呂やトイレで同性に無礼なことをしない･言わない、禁止された公共の場でパンイチにならない･性行為しない……など、同性愛者側が配慮すべき点も多いです。けど何これ、ほとんどゲイ男性の仕業じゃん。

カマ○くが、男湯で「他人の男性器を見るくらい許して」と公言していたけれど、そんなもん痴漢行為だし許すわけねえだろとしか思えなかった。でも、ガチギレしてたの、私と他三名くらいしかいなかった……。
このように問題も多々あるため(ゲイ男性と未手術MtFのヤラカシばっかり。嫌味ですよ)、異性愛者にばかり配慮を求めるのではなく、同性愛者･他セクマイ側も「配慮する」「ときには住み分ける」といった柔軟な態度が必要なのではないか……と私は考えます。

何度も異性愛者になろうとして頓挫を繰り返した私は、「性的指向を変えるのは難しいのだ」と体験で知りました。
そのため、セクマイ無罪レインボー界隈の言う「異性愛者は、異性愛規範に従っている自分を疑え」とかいう戯言には同意できません。
確かに、前述のクソリプ差別者みたいに「この人は実は同性愛傾向を受け入れられないのではないかな」と感じる人もたまにいる。
けど、「体質的に」異性しか受け付けない人は、「規範」ではなく「生まれつきの体質」に無理なく生きているだけだろう。
私が(身体的)同性しか受け付けないのは、セクマイ無罪レインボー界隈が考えがちな「規範を破る」「性の越境()」とかじゃなく、単純に、体質に従ってるだけです。
私が短髪でジェンダーレスな服装しかしないのも、「性の撹乱()」とかじゃなく、好きなものを着てるだけ。背が低いから、男と間違われることもない。
ここら辺は、同性愛も異性愛もその他も変わらないはず。

多くの異性愛者や、私のように平凡なセクマイは、「体質に従ってる」だけであって、「規範に従う」とか「逆らう」とかはどうでもいいんじゃないか？
少なくとも、私はどうでもいい。
私の望みはただ一つ、「体質に無理なく、なるべく健康に生きること」だけなので。
私は、仮に、同性愛が圧倒的保守思想で多数派で社会規範になったとしても、何も変わらずレズビアンのままです。単なる体質だから。
もし多数派だったら、出会いや福利厚生や社会保障や好きな作品も多そうでいいなぁ……と夢想してしまう。

そしてセクマイ無罪レインボー界隈は「フェミニズム運動内でもセクマイ差別がある」ことは指摘しても「セクマイ運動内でも女性差別がある」ことはいっつも無視する。

「性自認がどうであれ身体女性は危険な目に遭いがち」な問題も、セクマイ無罪レインボー界隈が取り上げることはない。しょせん男尊界隈だから。

セクマイ無罪レインボー界隈のように、セクマイによるヤラカシ(※ほとんどが男性として生まれた人の仕業)を「セクマイ差別」として無理筋擁護する行為が、逆に、同性愛者はじめセクマイ全体への偏見を推進しているんじゃないか？
と、私には思えてならない。
もしも、セクマイ同士で適切に自浄できていたら、私がクソリプ差別者から攻撃を受けることもなかったかも知れない……とすら思ってしまいました。

本当に差別をなくしたいなら「セクマイ無罪」を止めろ

クソリプ差別者連中は、間違いなく差別に該当しているのだと思います。
流石に言動がアレすぎたので……。

しかし、繰り返しになりますが、セクマイのヤラカシを無理に庇って「批判はセクマイ差別」と擁護するセクマイ無罪レインボー界隈のやり口は、差別を減らすどころか、セクマイへの偏見を増長し、差別を増やしている気がします。
話すと長くなるからこの記事では書かないけど、数週間前、セクマイ無罪レインボー界隈から学んだキラキラアライのせいで本当に嫌な思いをさせられ、今でも腹が立っている所なので……。

明確に定義された露骨な差別については、差別として抗います。つまり「同性愛が理解できない人の気持ちも認めよう～」とかそういうのは同意できない。公共施設で猥褻ゲイのように加害の実例が少なからず起きていたり、法的・社会的な権利を脅かすのであれば別だけれど、単なる偏見に基づいた差別ならば私は抗議します。理解できない人たちに同性愛になれと押し付けてないし、男体のままのMtFみたいにプライベートスペースを侵害するワケでもないなら、ただ理解できないだけの連中のオキモチを汲む理由がない。
が、セクマイ無罪レインボー界隈の「ショタコン犯罪者の実名報道･禁止された公道の祭りでパンイチ男･一般銭湯の男湯で性行為」などの現実的かつ露骨な罪を「セクマイ差別だ」と無理やり擁護する行為に対しても、セクマイ当事者として抗議したいと思います。

こちらの本で、こんなエピソードが紹介されていました。
子どもAから家庭の経済状況をからかわれ馬鹿にされた子どもBが、子どもAの民族的属性を蔑む言葉で応戦した所、子どもBのほうが「差別発言はダメだ」と叱られたそうです。(いま手元に本がないので、間違ってたらゴメン)
確かに、属性に対する差別は良くない。
けれど、経済状況を罵られた子どもBが、ただ一つの差別発言をもって、先制攻撃者たる子どもAに謝罪を強いるのは正当なのか？　経済状況を馬鹿にする行為は、民族差別より軽いのか？

マイノリティや多様性についての問題を知りたい人には、セクマイ無罪レインボー界隈の人たちが書いた本よりも、こちらの本をオススメします。
「綺麗にまとめ過ぎ」という批判はあるらしいが、複合的な視点が求められる問題に対する書き方が割と柔軟かつ丁寧で、セクマイ無罪界隈が書いた本の十倍くらい有用な本だと思った。

作家の笙野頼子は、「差別として定義されていない差別を汲み上げるのが文学」みたいなことを言っていました(雑誌が手元にないので間違ってたらスミマセン)。
複雑な視点が絡まった問題に対峙したとき、決して思考停止せず、考え続けて、「その時々で最も相応しい回答」を私は模索したいです。

【参考】※反面教師的な意味で(内容に他報道と異なる部分があるため、私はお勧めしません)