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女性社員にとってエクサとは ー素晴らしい出会いが自分を成長させてくれるー

●今回のテーマは「活躍する女性社員 ー素晴らしい出会いが自分を成長させてくれるー」

今回ご紹介する田中淳子(たなかじゅんこ)は2008年の入社。
入社以来、生命保険のシステム構築、クレジット会社のシステム構築現場で基幹システムの維持管理プロジェクトを経験しました。
2018年に出産。復帰後はクレジット会社のプロジェクトに従事し、2021年からは金融業界を中心に先端的な技術を提供するチームで活躍しています。
そんなキャリアを持つ彼女にとって仕事の魅力と課題を聞いてみました。

●自分の意見を言える環境の大切さ

 ——田中さんがシステムエンジニアを目指したきっかけは何だったのですか?

大学時代は英語の教師を目指して勉強をしていました。海外の友人もできて、皆がそれぞれの夢を語ってくれました。自分の考えを持つことがとても大切なことなのだと感じることができました。
そんな体験から、自分も外国とのやりとりをする仕事に就きたいと考えるようになりました。

就職活動で多くの会社を回ったのですが、なんとなく、どの会社も、会社の中の上下関係がとても強いことを感じました。上司に対しては自由に意見が言いづらい雰囲気です。
友人の影響でシステムエンジニアにも興味があったのでIT業界も回ってみたのですが、自分の考えや意見を自然に言えて、受け入れてくれるように感じて、自分に合っていると思うようになりました。

 ——その感覚は今でも変わりませんか?

初めは、情報システムやIT系の会社は歴史が浅いから上下関係が強くないのかな、と思っていたのですが、実際に仕事をしてみると、システムエンジニアの仕事が「上が示す理念や目標を下が実行する」という仕事ではないことに気が付きました。
プロジェクト型の仕事では何が起こるか予想が困難な場合が多いので、上下関係なく、常に周囲の人の考えや意見を聞いて状況を把握することが必要になります。
そんな仕事の性質から、いつの間にか、どんなに小さなことでも耳を傾ける文化が育っているのだと感じます。

●尊敬できる人との出会い

 ——田中さんにとって仕事の魅力は何ですか?

多くの素晴らしい人たちと出会うことができることだと思います。
入社から4年間、生命保険のシステム構築に関わりました。それから9年ほどはクレジットカード会社のシステム開発に携わりました。どちらも数百人が関わる大きな現場で、多くのプロジェクトが同時に進行している感じです。
生命保険のシステム構築現場では、とても尊敬できる女性の先輩に出会いました。
新人の私から見ると、初めは業務や技術についての知識の豊富さに驚いたのですが、次第に、人との接し方がとても優れているのだと感じるようになりました。

 ——どんなところが優れていると感じましたか?

例えば、チームの中には、あまり自分の考えを伝えることが得意ではない人もいます。
そういう人の話をよく聞いて、その人の言いたいことをチームで共有できるように気配りしていました。
また、チーム内やお客様との間では、いくら共有したつもりでも「互いに考えていることが違っていた」という状況がよく起こります。
そんな時には、自分の都合ではなく、相手の立場になって考えることが、プロジェクトを進める上でとても重要だということをその先輩から学びました。
簡単なことではありませんが、周囲を尊重して信頼するという姿勢があるからこそ、自分も周囲から信頼されるようになるのだと感じます。

 ——システムエンジニアはコミュニケーションが仕事でもあるわけですね

技術のスペシャリストも必要ですし、プロジェクトを進めていくスペシャリストも必要だと思います。それぞれの個性が結集することが大切です。
クレジットカードの現場でも尊敬できる方との出会いがありました。
エクサではなく、お客様の担当者の方なのですが、「大切で優先すべきことと、そうではないこと」を常に明確に判断して、お客様の社内に対しても、開発プロジェクトチームに対しても、説得力を持って調整を進めてくださいました。
仕事の中では、ついつい本来重要ではないことに時間を取られてしまうことがあります。そのことに気がつくこともマネージャーの仕事なのだと学びました。
目標を共有するためには、状況をよく観察して、優先順位を合理的に決めることが大切なのだと教えてもらいました。

●ITが持っている出会いの可能性

 ——多くの出会いから学ぶことでできるということですね

クレジットカード会社の仕事の中で、1年間ほど、海外の企業とのシステム構築を行うプロジェクトの窓口役になったことがありました。大学時代に得意だった英語が役に立ったのですが、就職活動の際に考えていた「外国とのやりとりの仕事をしてみたい」という希望が実現したことになります。この仕事を通じてクレジットカード会社の人たちとの新たな人脈も築けました。
ITのスペシャリストになるということは、自分の得意分野を仕事の中で活かしたり、興味のあった業界や仕事に関わることが可能になることでもあるのだと実感しました。

 ——ITという切り口は、色々なテーマと出会うチャンスがありますね

正直、エクサに入社した頃は、コンピュータのスペシャリストになるのかな、といった感覚だったのですが、仕事の中で、ITスキルだけではなくて、金融の仕組みやプロジェクトの進め方、海外とのやりとりといったテーマと出会いました。
2021年4月からは、先進的なIT技術をキャッチアップして、さまざまなプロジェクトをサポートする部署に異動しました。今までにない出会いがあるに違いないとワクワクしています。
それに、子育てという自分のテーマが、きっと仕事にも活きてくれるだろうと思っています。

尊敬できる人との出会い、ITスキル、お客様の組織や業務の知識、プロジェクトの進め方、そして相手の立場に立って支え合うこと。そんなふうに仕事を楽しんでいきたいと思っています。


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