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江草の政治思想診断結果をお見せします

みんなー!

診断テストは好きですか?

質問に答えていくと、最後に「あなたはこういうタイプです!」とか判定されるアレです。

江草は大好きです。

いや、エビデンスがあんのかとか、再現性があんのかとか、そもそも80億人は居る人類をせいぜい数十ぐらいのカテゴリーに分類するのが無理あんじゃないのかとか、色々疑問は尽きないものですが、やっぱ自分がどういうタイプなのかが一応結果としては出てくるというのはなかなか面白いものです。

エンタメとしても面白いし、他人に自己紹介をするきっかけとしても(あくまできっかけレベルであれば)悪くはないんじゃないでしょうか。

江草はあんまり自分で自分のことを「こういう人間です」と説明するのは苦手なので(と、この説明自体が自分を説明しているというパラドックスが生じてますが)、こういう診断テスト結果をお見せするのも面白いかもしれないと思いついたのです。


というわけで、こないだタイムラインで見かけた政治思想診断テストを早速江草もやってみたので、その結果を恥ずかしがらずに載せてみます。(ぶっちゃけ、この診断テストを見かけたので今回の企画を思いついたというのが正確な流れです)

テストはこちら。

質問に答えていくと、自分の政治思想の立場が分かる系のやつですね。もうヨダレがでるほど面白そうですよね。

設問は70問。せっせと答えてみました。


で、果たして江草の判定は……?



(民放ならここでCMが入りがち)



ジャジャーン。

「社会民主主義」となりました。ほえー。

まあ、自分が思ってたんともちょっと違いますけれど、確かに分からないでもない。

社会民主主義とは、従来の社会主義実現に必要とされた暴力革命とプロレタリア独裁(共産主義)を否認し、議会制民主主義の体制を維持したまま社会主義を実現しようとする思想と運動の総称。資本主義経済のもたらす格差や貧困などを解消するために唱えられた穏健的社会主義思想。


詳細も見てみましょう。

判定要素の内訳はこんな感じ。
「経済」「外交」「国家」「社会」の4軸で構成されてます。

経済軸

まず、経済軸では「社会主義寄り」との評価。

ふーむ。

まあ、診断テストとしてはこうなるのは分からないではないのですが、実は江草はむしろ市場原理好きマンなので、市場原理そのものへの介入はあまり好きではないんですよね。計画経済嫌いですし。

ただ、ベーシックインカムみたいに、市場を支える基盤システムに対してガッツリ介入すべきと思っているタイプです。『ラディカル・マーケット』のような市場ゲームメカニズムの徹底した構築も推しです。

多分あまりにラディカルすぎるので、その辺が設問ではうまく反映されてなさそうだなーと。


外交軸

お次、外交軸。「穏健派」とのこと。

ナショナリズムではなくグローバリズム寄りという感じでしょうか。

これは確かにそうかなーというところ。

江草は、日本人である以前に、人類の一人みたいな感覚が強い気がします。

とはいえ、地球全域を支配する地球政府みたいなのができたらそれだけで必ずしもハッピーとまでは思っておらず、国家という仕組み自体の役割の重要性はやっぱりずっとあるんじゃないかという感覚ではいます。

国家軸

次は国家軸。「自由重視」とのこと。

民主主義大好きっ子かつ反権威主義なのは自覚しているので、これは納得の結果。

とはいえ、民主主義も結局は国家制度に深く関わるイデオロギーである以上、「民によって支持された政府」という意味で国に権威性を発生させがちなんですよね。

この辺、結局この両翼のどっちやねんになるところかと感じます。

社会軸

最後の社会軸。「進歩主義」ですって。

まあ、これも確かにそうかもーという結果です。なんだかんだ新しもの好きなので、どんどん良いものは取り入れて行こうよと思ってるところはあります。

ただ、新しければ必ずしも「進歩」と言えるかは疑問に思います。江草の場合、単純に古いものも新しいものもフラットに比較検討して、その都度みんなで一緒に社会を良い感じに整えていこうというイメージなので、そういう意味ではあんまり右肩上がりの成長を意図しているような「進歩主義」ともちょっと違うかもしれません。


総括

というわけで、以上が江草の政治思想の結果でした。

江草の診断結果が見れるリンクも置いときますね。(このリンクが誰にニーズあるかは謎ですが)


いやあ面白かったですね。

出てくる結果は良くも悪くも、自分でも納得する面と違和感がある面を合わせ持っていて、それがほんと面白いのですよね。これぞ診断テストの醍醐味。

今回の診断テストにおいては、特に「経済軸」のところが象徴的だったと思うんですけれど、江草は全般的に各軸の二項対立に納得してないところがあります。

それぞれの二項対立の構図自体はもちろん理解してるんですけれど、江草の場合、それらの対立が存在してるのを知った上で、それぞれの二項対立をなんとか超克できないかと常々考えたいと思ってるので。

つまり、そもそもここに挙がってる各軸の考え方の枠組み自体から脱出できないかという(身の程知らずの)野心的な発想なんですね。これらの軸の枠組み自体が、江草からすると「伝統的」で「保守的」に感じてるので。

言ってみれば、江草は本当はもっと高次元のメタ思考をやりたいと思ってるわけです。三次元の物体を二次元に写像すると事実上は部分的にしか反映できてないものになってしまうように、高次元界に存在するメタ思想を既存の思想の直線軸に落とし込むと、「姿を捉えてるという意味では間違ってはないものの、全体像は捉えられてないかもなあ」という納得感と違和感が同時にある状態になるわけです。

とはいえ、高次元の感覚を高次元のまま操ったり説明したりするのはやっぱり難しい。なので、時々こうやって診断テストみたいなのをやって「低次元化する」のは、一休みにもなるし整理にもなるので一周回って案外良いものと思っています。「考える」という作業は良くも悪くも「低次元化すること」ではあるので。


なんだか、話をかき混ぜ始めてしまって、結局江草は何者なんだというのがよく分からなくなるような総括ですが、まあ、なんていうか、この「よく分からなさ」が多分、江草の人となりではないかと。正直、自分でもよく分からんなと思っているからこそ、自己紹介が苦手なのですよ。

ともかくも、「自分はこうだー」と決めつけずに、こうやってあーやこーや語るきっかけとして使うには診断テストは便利ですし、楽しいしでオススメです。

また、気が向いたら、別の診断テスト結果も紹介しますね。



この記事はなかなか自己紹介っぽさがあるなと思うので、後で以前作ったnoteプロフィール記事に追記しておこうと思います。


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