こども不動産 by KOYANAKIN

生活において不動産は切っても切れない存在。でもみんな不動産のことは結構苦手。で、人まか…

こども不動産 by KOYANAKIN

生活において不動産は切っても切れない存在。でもみんな不動産のことは結構苦手。で、人まかせにして失敗しちゃう、しかも、不動産って失敗したら損も大きい。もし簡単なことだけでもきちんと知っていたら、、、そんな想いで、こどももわかりやすい、でもとっても大切な不動産の基礎知識を発信します。

最近の記事

家を借りる時、その4~「現状有姿」と「原状回復」の話~

 「現状有姿」と「原状回復」の四字熟語、これ普段の生活では、あまり聞きませんね。    でも、不動産賃貸借契約書に必ずといっていいほど出てくる大事な言葉です。    なので、家を借りる時には、事前にしっかり理解しておかないと後々余計なトラブルになりかねませんので要注意です。  まず、「現状有姿」とは、今ある状態そのまま、ということです。なので、「現状有姿」で家を借りるということは、家の中を見て、その時の状態をよくわかった上で借りることに承諾しました、ということになります。

    • 家を借りる時、その3 ~「礼金」と「更新料」の話~

       家を借りる時、「礼金」という名目の支払が発生することがあります。  この「礼金」とは、その名の通り、家を貸してくれた貸し手(大家さん)に対し、お礼として(これからよろしくという)意味合いで支払うお金です。なので、家を借りる最初時にだけ発生します。  「礼金」は、だいたい家賃の1ヶ月分というのが一般的ですが、最近は、この「礼金」は免除して募集している物件も多いです。  というもの、借り手がつきにくい人気のあまりない物件は、「礼金」をなしにして少しでも借り手の負担を軽くし

      • 家を借りる時、その2~はじめに、「普通借家契約」と「定期借家契約」の違いを知っておこう~

         家を借りたい、となった時、毎月いくらの家賃をいつから支払うという約束などをした契約を結びますが、この契約は、大きく分けて「普通借家契約」と「定期借家契約」の2種類あるということをまず知っておく必要があります。  なぜかといえば、この2種類の契約は、借り手(あなた)にとって大きな違いがあるからです。  その違いは、ズバリ、あなたが住み続けられるか、住み続けられないか、です。  「普通借家契約」は、例えば2年後に一旦、契約期間が終わった時、借り手(あなた)が、そこを気に入

        • 家を借りる時、その1 ~家を借りるのはなんやかんやお金がかかる~

           みなさん、家を借りる時って、いったいいくらくらいかかると思いますか?  もちろん、どんな家に住むかにもよりますよね。  つまりは、家賃が高い家なのか、そうでもないのかによって、トータルでかかるお金はずいぶんと変わってきます。  ただ、おおよその目安で言うと、家賃の7ヶ月分~10ヶ月分くらいはかかります。  「え!そんなに?」と思いませんでしたか?  そうなんです、家を借りるのは、けっこうお金がかかるんです。  なぜかというと、お金を借りる時には、次の費用がほぼ必ずかかるから

        家を借りる時、その4~「現状有姿」と「原状回復」の話~

          売買交渉 その2

           いよいよ、売買条件がまとまってきたら、最後のつめです。  不動産は、買う時も、売る時も、契約書が全て、です。  なるほど、家を買う時は、大きなお金を払うし、買った家にもしも何か問題があっても責任とってもらえるよう契約書がしっかりしておくのはわかるけど、家を売る時は、お金をもらってさえしまえば、もうその家にはかかわらないので、何も心配ないじゃないか、と思うかもしれません。  でも、違うんです。  契約次第で、契約した後、家を引き渡すまでに、やるべき責任を負うこと。

          不動産を売る時、売買交渉 その1

           さあ、媒介契約を結んだら、大きな山は、越えました。  後は、いよいよ買い手があらわれるのを待ちます。  ただ、のんびり何にも考えずに買い手を待っているのはダメです。  ここでの心構えは、必ず、買い手から交渉が入る、ということです。  売買金額についてはもちろんのこと、その他の条件についてもです。  その他の条件というのは、例えば、売買金額はいいけれど、ここを修理してほしいとか。  ただ、修理するには結局のところお金がかかる話なので、最終的には、そういった条件も含

          不動産を売る時、売買交渉 その1

          家を売る時、不動産仲介業者選び方 その3

           さて、前回、家を売る時、買いたい人を探してくれる仲介業者との間で結ぶ契約は、まずは必ず、一般媒介契約で、という話をしました。  で、この媒介契約を結ぶ際には、書面の中に、あなたがその家を売りたい金額、つまり、売却価格を書きます。  自分の家をできる限り高く売るためには、この金額をいくらにするか、めちゃくちゃ大事です。  仲介業者は、ここに書かれた金額で売りに出して、買いたい人を募集するからです。  この金額は、自分の家がいくらなら売れそうか自分自身で調べたり、また、

          家を売る時、不動産仲介業者選び方 その3

          家を売る時、不動産仲介業者の選び方 その2

           前回、仲介業者は、少なくとも2社以上に依頼、そして、そのうち、少なくとも、地元1社、大手1社は入れた方がいいという話をしました。  仲介業者を選んだら、必ずその仲介業者と契約(媒介契約)を結びます。  この契約は、カンタンに言うと、買い手を見つけてきて、売買契約がめでたく成約となった場合には、仲介業者に手数料を報酬として支払いますよ、と約束するものです。  この契約をしてくれないと、仲介業者は、安心して買い手を見つけられません。  で、この仲介会社との媒介契約は、全

          家を売る時、不動産仲介業者の選び方 その2

          家を売る時、不動産仲介業者の選び方 その1

           家を売りたい! でも、どうすればいいんでしょう?  身内とか知り合いなど買いたい人がすでにいる時は、直接やりとりすることもできまし、相手のことをよく知っているから安心です。  ただ、普通は、買いたい人を自分で見つけるなんて無理ですね。  それに、もし、見つかったとしても、初めて会う人といきなり大きなお金が動く不動産の売買をするのは心配ですし、後々、トラブルになったらイヤですし。  だから、ほとんどの人は、不動産のプロであるいわゆる仲介業者(媒介業者ともいいます)さん

          家を売る時、不動産仲介業者の選び方 その1

          家を売る時、何からはじめればいいの? その2

           自分が家を売ることになった時に気をつけることは、   1、できるだけ高く売ること   2、売った後に、責任を負わないようにすること の2つで、そのために、まずは、自分の家の「相場」を把握することが、はじめの一歩という話をしました。  「相場」をしっかりと把握することができさえすれば、あとは、カンタン。  相場を参考に、自分の家をいくらで売るか、自分が決断するだけです。  そして、ここに、正解はありません。  あえて言うなら、自分が納得して決めた数字はどれも正解!です

          家を売る時、何からはじめればいいの? その2

          家を売る時、何からはじめればいいの? その1

           今回は、自分が家を売るときの話をしてみたいと思います。  もし、自分が家を売ることになった時に、気をつけることは、大きく2つです。 1、できるだけ高く売ること 2、売った後に、責任を負わないようにすること  この2つさえしっかりできていれば、失敗することはありません。  さて、さっそく、まず1番目から。  なにを当たり前のことって、思うかもしれません。  自分の家を売ること時に安く売りたい人なんていませんよね。  でも、どうすればできる限り高く売れるんでしょう

          家を売る時、何からはじめればいいの? その1

          不動産取引は、「契約書」がすべて

           不動産を買う時、契約をしますね。  最後、契約を結んで、お金を払って、家の引き渡しを受けます。  そして、晴れて、マイホームが手に入ります。  で、この最後の契約、ココ、一番大事です、試験に出ます(笑)。  家を買うまでにはいろいろ考えたり、準備したりすることもたくさんあって長い道のりなので、最後の契約の場面になると、ついほっとして気がゆるんじゃったりする人がいます。  でも、絶対ダメです!!  最後の契約次第で、それまでの努力が全て無駄になっちゃうことだってあ

          不動産取引は、「契約書」がすべて

          後悔しない家選びのために必要なチェック その5

           ちょっと、今回は、マンションを買いたい人への話です。 なので、戸建てを買う人は、参考まで。  さて、マンションは買って自分のものになったと思ったら、買った後には、毎月、管理費と修繕積立金という費用を支払わなければいけません。 (管理費と修繕積立金は、言い方は、いろいろとありますが、管理費とは、要するに、エレベータとかエントランスとかみんなで使う部分の電気代や水道代、掃除や植栽の手入れにかかるお金で、日常的に管理するための費用のことで、一方、修繕積立金とは、建物の小修繕や十

          後悔しない家選びのために必要なチェック その5

          後悔しない家選びのために必要なチェック その4

           買う家の価格が高いのか、安いのか、近くの家の売買事例とか、似たようなタイプ家の売買事例などを調べて、適正かどうかを確認しますよね。  不動産の値段が適正かどうかを確認するときに、もう一つチェックしてほしいことがあります。  それは、賃貸ニーズです。  つまり、その家を貸したいときに、借りる人が見つかる家か、そして、その場合、いくらで貸せる家か、です。  みなさんは、きっと、貸す気なんてそもそもない自分が住む家を買うのに、なんで?と思うかもしれません。  でも、この

          後悔しない家選びのために必要なチェック その4

          後悔しない家選びのために必要なチェック その3-②

           家を買う時に、まずは、持主のチェック、次に、家そのものをチェック、そして、最後は、家の周りのチェック、です。  だから、家を買う時には、(「人(持主)」+「家」)+「家の周辺」のセットでチェック!です。  買う家そのものは、自分が気になるところ、こだわっているところをチェックすればいいので、ある意味簡単なのですが、家の周辺チェックは、ついついおろそかになりがちなので要注意です。  では、家の周辺って何をチェックすればいいのでしょうか。  まず、周辺といっても、家に接

          後悔しない家選びのために必要なチェック その3-②

          後悔しない家選びのために必要なチェック その3-①

           家を買う場合、持主、つまり、人間チェックの次は、いよいよ家(=モノ)のチェックです。  新築を買う場合には、販売業者が用意してくれると思いますが、中古住宅を買う場合は、次の情報を手に入れましょう。 1 建築計画概要書 2 建築会社の情報 3 実際の家の使用状況 1 建築計画概要書  「建築計画概要書」(けんちくけいかくがいようしょ)って、なかなか聞きなれない言葉ですが、建物を建てる時ってもちろん勝手に建ててはダメで、お役所に「これこれこういう建物を建てますよ、いいです

          後悔しない家選びのために必要なチェック その3-①