ピアノアレンジ構想①

ピアノアレンジをまた再開するにあたり、どんな事をしたいか考える。

①既存曲の原曲アレンジ
②既存曲をテーマとアドリブパートに分けてアレンジ
③作曲をしてピアノアレンジ

今までやったのは①
髭男や往年のJ-POPなどを原曲を意識してアレンジした。
それなりに楽しかった。
原曲アレンジの大変さは、ちゃんと耳コピしないといけないため、何度も聴き、ハーモニーやフレーズを確かめないといけない事だ。
しかし、言い換えると聞き取れさえすれば後はその通りにやるだけなので考えることは少ない。
0から1を作る過程をすっ飛ばしているから。
しかし、ある程度の型が出来てからは自由度がある。リズムをノリ良くしたり、リハーモナイズ、フレーズを遊ばせたりして自分ならではのアレンジができる。
今後も原曲を弾きたいけどいい楽譜がない!って曲にはやっていく。

②は今後取り組みたいと思っている事だ。
発想の元は和泉宏隆さんだ。
彼の「宝島」を聞いた時に、何度聞いても飽きのこない最高にワクワクする曲だと思った。
その理由の一つとしてフォーマットがある。
イントロ→テーマ→アドリブ→テーマ→アドリブ→テーマ、エンディングの流れが秘密だと思う。
ジャズと違うのは、途中でテーマが戻ってくる事や曲調がPOPSっぽい事だろう。
原曲のメロディーの良さ、コード使いの良さがあると、アドリブも素敵なものになり、何度聴いても最高!と思えるのがわかった。

だから、既存の曲に対してもテーマだけ拝借して、途中からアドリブに変え、最後テーマに戻り終わる。と言う流れが出来るはず。
丸の内サディスティックなんかはそのように使われている印象がある。
J-POPでそれをやるには、選曲が大事だと思うから。
日本語で歌われる曲はノリが難しい、そのまんまメロディーを音にすると同音連打などがあり、ピアノ曲としてはダサい。
メロディーのスムーズさが、ピアノ曲には必要と考えている。弾きにくいアレンジは好かない。

弾きやすさがあるのに、弾きごたえ聴きごたえがあり、弾き手と聴き手の両方に満足感があること。
独りよがりのピアノアレンジはダメ。
自動演奏で無理やり弾かせているようなアレンジがあるけど、あれは無機質だ。(あくまで個人的意見です)
もちろん楽譜を販売するうえでビジネス的な視点や効率化は大事だが、根底には芸術性や弾き手のことを思いやる気持ちが必要だと思う。
まえは自分も原曲を忠実にアレンジする事に凝っていたが、最近はそれだけではダメだと思うようになった。
やはり、ピアノは10本の指で1人の脳みそでやるのだから限界がある。
その限界を利用して、少ない手数や音数でも効果的に響くアレンジを作らなくてはいけない。
最近宝島の動画を挙げたが、吹奏楽のようなオーケストレーションをピアノだけで表現するには何かを削る必要がある。
そこにセンスと優しさが問われるのだと思う。
まだまだ勉強する事がいっぱい。

③は最もチャレンジングだが、やってみる価値があると思う。
作曲はピアノでやろうと思っている。
メロディーから作り、そこにコードを付けて、メロディーをさらに変化させていく、、、そんな作り方で。

多分作曲は慣れだと思うから、最初は簡単で短い曲にしよう。1分くらいで弾けるような。
ピアノの試弾で使いやすいように88鍵を満遍なく使い、和音で弾くところ、音階、スタッカート、レガート、三連符など散りばめたものにしようかな。
1分で作れと言われると何とか出来そう。
イントロアウトロをつけるなら1分半くらいになりそうだけど。

まずは名曲のオマージュとして作っていき、次第に自分の色が出せるようになれば良いと思っている。自分はどんな響きが好きで、メロディーの流れが好きなのかだんだん分かると思うから。

まとめ
ピアノアレンジについて少し考えてみた。
自分にとっては楽しいしやめられない趣味だ。
でも、改善点が多すぎる。
ピアノという楽器のみでいろんな楽器を表現するにはオーケストラを聴いたり、上手い人の真似をしていく必要があるだろう。
また神アレンジの楽譜を見つける必要があり、そこからまた勉強が始まる。楽しい勉強だけどね。

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