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株式投資でプロに勝つための必読書5選

賢明なる投資家になるには

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残念ながらプロの投資家と個人投資家の間には、非常に大きな情報格差があります。

プロの投資家は、一台あたり年間で250万円かかるブルームバーグ端末からリアルタイムで情報を入手することができます。

例えば、衛星画像経由で特定の企業の石油タンクの残量を知ることができます。企業経営者に直接取材を申し込み、質問することも可能です。

また、個人投資家はプロの投資家の技術やノウハウを知ることは難しい面があります。伝統的に明文化されにくい部分だからです。

しかし、本質的で基礎的な投資の理論と技法を学べば、個人投資家がプロの投資家に勝つことは可能です。

個人投資家ならではの強みがあるからです。

個人投資家の強み

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プロの投資家、特に機関投資家はフルインベストメント(預かった資金を100%投資すること)が基本であり、暴落が来ることを予期したとしてもポートフォリオに占める現金の割合を増やすには限度があります。

また、顧客に納得してもらえない理由での売買はできませんし、社会的に印象の悪い企業の株は買いにくいという制約もあります。

個人投資家は時間を味方につけることができます。また、他人が理解できなくても、自分が納得できる理由があればその銘柄を買うことができます。

鉄板の5冊

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プロの投資家も必ず読んでいる、本格的な投資を学ぶ上で鉄板の5冊を紹介します。

① 賢明なる投資家

ベンジャミン・グレアムは、株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)といった今日まで続く基本的な投資指標を編み出しました。

初めて株式と債券のリスク・リターンを同じ土俵で比較して論じている点も画期的でした。

「投資の神様」ウォーレン・バフェットも、ベンジャミン・グレアムから学んでいます。

日本株ヘッジファンドのサンドリンガム・キャピタル・パートナーズでファンドオブザイヤーを受賞した房広治氏も、当時のインタビューではベンジャミン・グレアムの投資手法を取り入れている旨のコメントを残しています。

② バフェットからの手紙

バフェットの本はたくさんありますが、実は本人が執筆したものはほとんどありません。

唯一、バフェットがバークシャー・ハサウェイの株主へ向けて書いた手紙は本人が書いています。

それを翻訳したのがこの本です。英語に抵抗がない方は、ぜひ原文のレターも読んでみてください。

③ 株式投資で普通でない利益を得る

フィリップ・フィッシャーはウォーレン・バフェットと対比されることもある伝説の投資家です。

より実践的でシンプルな投資原則を学ぶことができます。

バフェットとは表現の仕方に違いがありますが、根底の思想はかなり近いことがわかります。

④ ピーター・リンチの株で勝つ

ピーター・リンチは全米NO.1ファンドマネジャーと呼ばれたマゼランファンドのファンドマネージャーです。

株式投資において、プロとアマの条件は本質的には同じであることを実感できます。

房広治氏が推薦されている一冊でもあります。

⑤ 投資で一番大切な20の教え

オークツリー・キャピタル・マネジメントの会長兼共同創業者であるハワード・マークスの投資哲学が凝縮されています。

ハワード・マークスはディフェンシブな投資を実践しています。

本書を通して、ファンド・マネージャーの真の技量はリターンのみでは測れないことを理解することができます。投資信託を選ぶ上でも見るべき点がわかるようになるはずです。

メンタリストDaiGo氏が推奨している一冊でもあります。

まとめ

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株式投資で勝つには、テクニカル分析(チャートの分析)の勉強をしたりオンラインサロンに入るよりも、古典的で硬派な王道の書籍から学ぶことが一番の近道です。

ぜひ参考にしてみてください。


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