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SNS時代は魅惑する消費を喚起しよう


人間の消費欲求には段階に応じて3つある。

1:欠乏欲求

欠乏した欲求を満たすのはカンタンですよね。
わかりやすい欲求だから。
おなかがすいたから、食べモノ。
寒いから、服。
クルマが動かないから、ガソリン。
風邪をひいたから、風邪薬。
雨風をしのぐために、家。
「ニーズ」を満たすことです。
カンタンだから、たくさんの店やたくさんの大手がいます。
商品をモノとしてい売っているから、価格競争になりやすい。

2:価値欲求
これは欠乏欲求にさらに付加価値を求める欲求です。
同じ服を買うなら、おしゃれなもの。
どうせ食べるのなら、美味しいもの。
時計を買うなら、ロレックス。
住むんだったら、広くていごこちのいい家。
そういう欲求です。
より質のいいもの。
よりこだわったもの。
ブランド品の消費はこういう欲求。
ある程度、安売りしなくても売れる欲求です。

3:喚起された欲求
自分じゃ気づかない欲求。
それに気づかせてあげる。
現代の消費者を相手にするためには、この欲求を刺激することが大切なんじゃないかなと思うんですよ。
現代の消費者は、自分が何が欲しいかを知らない。
その気づかない欲求に、気づかせてあげる。
モノからの発想ではない欲求です。

SNS時代は気づかない欲求消費が多いのです。
3つめの欲求は、欲求そのものに気づかせてあげて、購買してもらうということ。
必要ない、欲しいとも思わないモノを欲しいと気づいてもらい、買ってもらう。
ボクがいつも服を買っている店でそこのスタッフさんが
「藤村さん、これちょっといいでしょ?」
と言ってもってくる、自分じゃ、絶対に選ばない色のジャケットや、かっこいい靴が意外に似合ってしまったときに買ってしまうのは、この3番目の欲求に気づかされた結果なわけです。

あるいは、TwitterやInstagramを見ていて、友達が投稿していたの愛知県のバーベキューレストラン「黒牛ファームレストラン」に行きたくなったり。
フォロワーが投稿していたリュックが急激に欲しくなったり。

ある意味SNS消費というのは、この3つめの欲求が多いのです。

この欲求を喚起するため、必要な要素は

【情報】と【関係性】

「あなたは、これ欲しいでしょ?」
「これとても良かった」と、それを伝える【情報】。

そして、その情報を信頼できるものにする【関係性】。

まさにSNSの特性ですよね。

自分が欲しいものに気づいていない人たちに、気づかせてあげるためにはSNS活用がとても大事だということですね。

SNSはマーケティングには欠かせないツールになったことが、このことからもわかると思います。

あなたのSNSの発信を、この視点で見直してみましょう。
SNS時代は人々の欲求に火をつける消費を喚起することが大事です。
魅惑する消費です。

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