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コロナ後も対面のチャネルを活用すべき3つの理由 – Havard Business Reviewからの学び①

コロナ禍でデジタル化が加速した今、対面(F2F)でのマーケティングチャネルは時代遅れだと思っていませんか?実はそんなことはありません。対面のチャネルは、デジタルとは異なる価値を提供することができます。この記事では、How the Pandemic Changed Marketing Channels(2023, Moorman)の分析に基づいて、対面のチャネルを活用すべき3つの理由を紹介します。

対面のチャネルはデジタルとは異なるルートでターゲット顧客に到達する コロナ後も対面のチャネルを活用する企業は多くあります。実際、B2B, B2Cの企業の61%がコロナによりマーケティングチャネルが拡大したと答えました。その中で、6.7%の企業のみが対面のチャネルをなくし、デジタルに移行しています。


つまり、多くの企業は対面のチャネルを残しているのです。その理由の一つは、デジタルでは到達できないターゲット顧客に対面でアプローチできるからです。顧客は何万ものデジタル広告にさらされており、中々目に留まらないことが多いです。しかし、対面では、顧客の目の前に自社の商品やサービスを提示することができます。これは、デジタルでは真似できない強みです。

対面のチャネルは顧客との人間的なつながりを強める


コロナ禍で人と人との接触が減ったことで、多くの人が孤独や不安を感じています。このような状況では、顧客はデジタル疲れを起こしており、現実での人間のつながりを強く望むようになっています。対面のチャネルは、顧客と直接会話したり、笑顔や表情を見せたりすることで、信頼や親近感を築くことができます。これは、デジタルでは再現できない感情的な価値です。

対面のチャネルは顧客から直接フィードバックを得る

コロナ後も対面のチャネルを活用する企業の28%は、新しいF2Fのチャネルを作りました。その理由の一つは、顧客から直接フィードバックを得ることができるからです。対面では、顧客の反応や感想をすぐに聞くことができます。また、顧客の行動や態度も観察することができます。これらの情報は、商品やサービスの改善や開発に役立ちます。デジタルでは、顧客からフィードバックを得るためにはアンケートやレビューなどを利用する必要がありますが、それらは必ずしも正確ではありません。

まとめ

コロナ後も対面のチャネルは重要です。対面のチャネルは、デジタルとは異なる価値を提供することができます。デジタル化を推進しすぎて、対面での顧客とのコミュニケーションの機会を失っていませんか?デジタルは確かに便利です。ただ、万能ではありません。アナログが持つ価値も忘れないように心がけたいものです。

Reference

Moorman, C. (2023, August). How the Pandemic Changed Marketing Channels. Harvard Business Review.
https://hbr.org/2023/08/how-the-pandemic-changed-marketing-channels


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