見出し画像

「OZOC」「アクアガール」終了から、塾講師のファッションについて現実とドラマから考察する

驚いたニュース

数日前のニュースから。ファッション好きな人はこれ知ってちょっとショックじゃなかったですか?私はちょっとショックでした。OZOCは特に最初はアヴァンギャルドというと言い過ぎですが、結構エッヂーな、とがった感じのデザインでしたよね。逆にアクアガールは基本甘めだけど、こちらもトレンド最先端って感じ。どちらのブランドも、というかワールドの服は一時期はまさに一斉を風靡した、というと大袈裟すぎますかね。でもその位知名度も人気もあったと思います。

私は今ふくよか体型です。子供の頃からずっと「細くて羨ましい」と褒め称えられてきた人生だったので、ここに来て「デブ」と言われる体型になったのは、自分で自分を許せないというかショックです。病気、手術の影響ではあるのですが、以前のように服を着こなせないのは悲しい。

ワールドのなくなったブランドの思い出

ワールドの思い出。なくなった過去のブランドと言えば、COCUEが好きでした。私と親友、服の好みは正反対と言えるくらい違っているのですが、二人ともこのブランドの服やグッズ好きだったんですよね。私は自称サマー、ウェーブ。20年以上前の話ですが、当時は水色とパステルピンクが好きで、シャツとチノパンとローファーという昔の石田純一風か、アンサンブルにAライン膝丈スカートというある意味女子アナ風フェミニンか。友達は緑とオレンジが好き、デザイナーズ ブランドとか個性的なデザインを好むタイプ。これがなぜか二人ともCOCUE好きでした。

ロスジェネ世代のファッション回顧録

ここからかつてのファッションの思い出話をしばし。今から20年以上も前の話なので古いです。同世代なら懐かしいかも。

オサレセレクト系トゥモローランド

今でもオサレというとやはりセレクトショップ系。大学生〜就職したての私からすると、トゥモローランドとかの服は正直高かった。もう一人の私の親友は、学生時代まではお互い服好きなライバルと言えたのですが。彼女が一足先に高給と言われる職場に入ってからは、財力的にもうついていけなくなった孤高の存在。今でもその職場で「おしゃれ番長」って言われているそう。ちなみに私は「○○番長」って言い方はオサレじゃないと思ってます笑。だって「番長」だよ?ドカベンの葉っぱ加えた男性キャラとか思い浮かぶわ笑。

浅野温子とおそろいですが何か

そんな友達と今はなき札幌西武や大通のトゥモローランド巡りは楽しかった。私が好きだったのは、「マカフィー」と、これまた今はなき「コリーヌサリュー」。ここで買ったクリーム色にボルドーの小花が描かれたフェミニンなワンピース、なんとドラマで浅野温子も着てました!浅野温子ですよ。当時のカリスマ?トレンディドラマの代表格の女優。東京人なら芸能人ってよく見るのかもしれませんが、札幌人ですから。芸能人と同じ服なんてこれまでなかった!

「ラブとエロス」だったかな。チェッカーズファンな私でしたが、フミヤ出てました。メインは長瀬君。私は花柄と色が同じなボルドーのこれまたフェミニンなカーディガンをコーディネート用として、この日は合わせて2着買いました。大盤振る舞い!どちらも可愛かったな。そしてタレントと同じ服を着こなせちゃっていた、当時の私のスタイル。カムバック〜〜〜。

ショップデビューが華々しかった「NICE CLAP」

可愛い子が多いと言われる(実際多いと思います。後肌がきれい)札幌ガール御用達デパート「丸井今井」(関東の「マルイ」とは別会社)。ただこれかつての話で、今は札幌駅の大丸デパートかステラプレイスがメインですが、そんな丸井にオープンした「NICE CLAP」は衝撃の華々しいショップデビューでした。そして服も大流行。もうね、モノトーンを基調としたお店でオープン前はシートがかぶさっていて、何この店、何が出来たのという派手なオープニング。当然オサレなガール達が大殺到の大行列。ショップデビューにしてはすごく大規模だったんです。

私はというとさっき着ていたコーデ書いたとおり、あまりモノトーンとかモダンシンプルとか好みじゃないので、ここの服何がすごいのって思ったけど。それでもとにかく売れていました。なんだったんでしょうね、あれ。今ではこのブランド、それこそワールド風な甘めな服になりましたね。

この頃私が着ていたのは「SCOOP」とか。そういえばあったなぁ!そういうDCブランドの服が多かった時代でした。

女子アナファッション風?「ストロベリーフィールズ」

甘めといえば、一時期ストロベリーフィールズ好きでした。私があまり見なくなった後、まさに結婚式向けの服にリニューアルしたのか、さらに甘くしかもより対象年齢が若くなった感じです。後サイズが小さくなった気がしたのは、私のサイズがよりワイドになったから?笑。

ユニクロで揃えたリネンシャツ

ここら辺の思い出は20代の頃。私は29歳でぶっ倒れて、そのまま入院となりました。30歳の誕生日も病院で迎えました。こうして30代は心身とも病床に伏せる日々となり、ファッションからも遠ざかりました。

そんな私は4年前辺りの夏、再びファッションのことばかり考えていた時期があります。ワールド、アダストリア、そしてユニクロ。この3つのサイトを穴があくほど?見ていたんです。実際財政的に手が出たのはユニクロメインですが。でもワールドはアウトレットが豊富だし、アダストリアもシーズン遅れになると結構虐殺価格になるので、それを狙ったり。

この頃転職活動をしていたもののなかなか決まらない。そして手術した後だったんですが、その影響により体温調整がうまくいかなくて、悩んでいました。結果、通気性の良い麻の服がいいのではという結論に達し、リネンシャツをユニクロで買いまくったり。ちょっと被害妄想も入っていたので、当時このシーズンのリネンシャツ確か8枚くらい買い集めたかな。そして外出時には着替え用で持ち歩いていました。

そういう病気絡みから来る体調の問題もあったこと、そして一度はダイエットで痩せたものの、また太ってしまいました。これも術後太りやすいと言われたそのままですが。そういうかつての細い自分のスタイルと今を比べたりで、なんだか服のサイトばかり見ていました。ちなみに私はインテリア好きで、部屋の整理から掃除力まで結構信じているので、服とか買ったら一枚処分するとかそういう感じです。なのでこの時集めたリネンシャツも厳選して減らしました。

服と仕事

さて、ここから服と仕事の話です。というか悩みでしょうか。ファッション好きな私。好きな服を自由に選んでそれを仕事でも着たい。しかし。私の唯一続いた仕事は教育関係。塾勤務。特に塾勤務でキャリアアップするとたどり着く塾長という立場。塾のトップであり運営とマネジメントを担当する仕事は、やはりカッチリとしたジャケットを着て保護者や生徒対応するのがいいかなと思い、そういう系統の服で出勤していました。

向いている仕事と服の傾向が一致しない場合

教育業界、学校の教師は公務員なので省きます。塾関係はブラックと言われますが、事実です。塾長業務も塾講師も多忙、休み少ない。塾講師のブラックさがよく世間で話題になりますが、地味に塾長の方が多忙だと思います。講師の方は事務給が出ないとかそういう内容。雇われの塾長は1.教室の売上を上げる、2.アルバイト講師の管理。授業のコマ組(これが大変)、3.保護者対応、4.生徒対応。加えて塾講師あがりで自分でも指導したい人、または講師不足で指導せざるを得ない場合は、授業まで担当します。

仕事内容はさておき。塾勤務の場合スーツやジャケット着用必須という所が多いです。教育業界はわりかし給与高い職種と言われます。でも上記のように多忙。退職した私は「次は好きな服が着れる仕事をしたい」と思いました。しかしメインの仕事を探している今、どうしても経験が活かせて給与高めとなると塾長業務に目が行きます。でもそれを選ぶとまたジャケット必須の職場。うーん。

手術の副作用?で体温調整機能が弱くなり、ホットフラッシュが起きます。特に上半身。首元とか汗だくになります。そういう時に上半身によりそうラインのジャケットは暑苦しいんです。だから出来たら着ないですませたい。テロンとしたタイプもありますが、そういうの着るならカーディガンで代用したい。でも教育業界への「きちんとした服を着ろ」という無言の圧力は強い。

自由に服が着れるということでクリエイティブ関係とかの仕事にキャリアチェンジしたらいいのでしょうけど、今の所社会人の、しかも四十路ともなるとこれまでの経験を生かした転職の方が圧倒的にすぐに仕事が決まります。どうしたものか。

優先順位を決めて進むしかない

現状一番何を優先するかを考えてこの先のことを決めるしかないですね。手元に現金がさっぱりない今、やはりお金をキープするために給与高めの仕事を優先した方がいいのかも。服が自由な職場はまたその後で見つけたらいいかもしれない。

前職が決まる前に短期のコールセンター派遣をしました。コルセンってまさに服が自由な職場ですよね。そこは満たされるけど、仕事内容は本音は好きじゃない、いやとても苦手な環境(自由を求める気質ゆえずっと見張られる勤務体制は難しい)の仕事でした笑。デスクワークである程度楽(販売とかで立ち仕事の接客より、私としては楽という意味)、かつ高時給ということで選びました。

この賃金とやりたいことの一致というのも難しい問題です。私が転職しまくっているのは、ここが一致しないからというのもあります。仕事選びは難しい。キャリアデザイン基礎を学んだ今でも難しい。

補足。ドラマの女性達のファッション考察

塾講師、英会話講師(私は英会話教室講師も兼任)が主人公ってあまりないんですが。少し前だと「はじ恋」の深キョン。彼女は1対1の個別指導講師。ワンピースメインでしたね。深キョンということもあり、かなり甘めでした。ボウタイとかは教師・講師っぽいと思います。ちなみにこの原作漫画の順子先生の方が、講師っぽいファッションですね。タイトロングスカート率多し。ただ体のライン出まくっている服も多く、ユリユリには目の毒。そして漫画の展開、現実に塾講師と生徒があんなことになってたらダメですから〜という夢のないツッコミをしておきます笑。

画像1

私が参考にしていたというか好みのファッションだったのは石原さとみの「5→9」の英会話講師役。こちらも偶然ですが潤子先生。講師役はジュンコが多いんですかね、お〜順子(長渕剛)。とにかく「ゆるテロ」。トロミシャツ、ジャケットもとろみ系、ワイドパンツ率高し。塾にふさわしいと思いました。部屋でファッションショーのシーンもありましたが、この時仕事には着ないタイプのカシュクールワンピースとかも持っていましたね(赤系ジオメトリック柄)。確かにあれはちょっと先生としては派手かな。

きちんと非正規社員で経済的に豊かじゃないことから、着回ししてました。私はこの下の画像のベルト付きジャケット好きです。同じの欲しかった。去年アダストリアで似たの買ったのですが、それはノーカラーじゃなくて普通のテーラードでベルトだったので、ちょっと違いました。カラーありのためゴツくなっちゃいました。

画像2

塾講師じゃないですが、「わたナギ」の多部ちゃんのファッションは結構賛否両論。いや、反対意見が多いです。私もMRの衣装としてはどうかなと感じます。やたらとゆるいというか、結構トレンド追っているけど、それって業界的にいいのかという服。昨日だと今年流行のシースルーなシャツとか。ロングシャツワンピースをバフッと着ていたり、ロングシャツにベルトマークしてロングプリーツスカートとか、ちょっとカジュアルな感じです。私MRのファッションというとこのイメージです。

画像3

ちょっとこれはガラ入っていてあれですが、こういう感じの「とんがり(しかも角度かなり鋭角)」、そしてそのとんがりがそり上がっている靴を履いているイメージです。病院とかにそういう靴のかっちりスーツの男性よくいません?(営業中)。それを考えると多部ちゃんファッションはかなり違う感じです。

そうそう、女性のビジネス・ファッションが華やかなドラマといえば「スーツ2」。同じ仕事ものの日曜夜の「半沢直樹」が男くさい世界を描いていますが、月曜夜、こちらは仕事ものとしてはインパクトに欠けるけど、女性の華やかさでは圧勝。鈴木保奈美のファーム代表の超セレブな大人キャリアファッション、秘書の中村アン、パラリーガルの新木裕子、3人とも素敵!大手弁護士事務所( 海外ドラマ原作のためファームという)なので、基本タイトスカート。丈も上品に膝下かミモレ丈。まさに大人のファッションです。そんな中特に中村アンはほぼ毎回ノースリーブです。実際に会社にノースリーブってどうなのよと突っ込みたいですが、フィクションなので笑。

画像4

そして前回こういうシーンがありました。清水ミチコ演じるスーツ着用の弁護士が、鈴木保奈美に「あなたのファッションはここに相応しくない。TPOにそぐわない」と言います。まあ弁護士というお堅い仕事なのに、ファッション派手すぎるという意味でしょうね。私このドラマは原作も見てますが、清水ミチコは違うだろうと。それはさておき、このシーンは原作でもあります。というかあちらのファーム代表ジェシカはまあ体のライン出まくりな、かつてのボディコンと言えるような服です。アメリカってそうですよね。そんな服なので?ライバルの差し向けたスーツの女性弁護士に「場に相応しくないファッション」と言われちゃいます。まあ日米どちらのファーム代表も、そしてファーム内の女性も派手目ではあります。

参考画像。ジェシカ。ここまでくると、日本なら逆セクハラ(露出度高すぎ)となりそう。

画像5

最後の余談。「ラブとエロス」のドラマの内容見返したら、フミヤ塾経営してました。まさかの同じ職業とは。このドラマ、長瀬君19歳でまさにワイルドな色気。かつて日本全国の女子をメロメロにしたフミヤですが、この時は彫りの深さと若さの長瀬君のルックスには負ける。背の高さも。でも主題歌「ワラの犬」は良かったな。それにチェッカーズリアルタイムファンからしたら、フミヤは不良だったので、全く塾の先生が似合わないイメージです笑。

そしてストーリー追うと、ラストの回、ええ、何この話って展開になってました。このドラマ見てたけど、そしてあらすじ読み直して再度思ったけど、私としてはこの最後の展開見ていてイラッとする内容でした笑。中園ミホさんだったのか。ドクターXも派遣も面白いけど、派遣2のラストはちといただけなかったな。そしてこのドラマも。そういえばドクターXも大門未知子が宇宙行くというとんでもなエピで終わったシリーズもありましたね。そうか、中園ドラマ、たまにおかしなラストの時もあるということです。

男性もドラマ「スーツ」のようにスーツにこだわりを持つ人もいますが、こうしてドラマを振り返っても、女性って仕事なら仕事にふさわしいファッションを揃えないといけないので、衣服費はかかるんです。原作の「suit」ではハーヴィーがマイクに「いいスーツを着ろ」と仕立て屋に行かせます。世界一物価が高いと言われるニューヨークで大手弁護士事務所の一番稼いでいるトップ弁護士のハーヴィー。当然着るものも最上級。彼のスーツは1着40万とかそんな額という描写がありました。そのドラマ「スーツ」のようにやりがいがある仕事、その仕事や職場規模にふさわしい財力(給与や報酬、所得)、立場に合ったファッションと揃うことを両立するキャリアを目指していきます。雇ってくれる企業がないなら自分で作る、そのくらいの意気込みです。

サポートは主に学びのための本代に使いたいと思います。応援していただけるととても嬉しいです✨