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たまには70年代!!(青春ドラマ)

タイトルは綾小路きみまろの「あれから40年!」のパロディです。すみません。いつもは80年代の話ばかりしているので、たまには70年代を語ろうと思いました。青春ドラマと主題歌の話です。

青春ドラマの流れ

青春ものの歴史は古くて、1956年(昭和31年)の日活映画「太陽の季節」で石原裕次郎が主演となり湘南の若者の姿を演じました。その頃すでに青春映画があったということなんですね。

テレビの青春ドラマはおそらく1960年代から放映されてきたと思うのですが、僕はほとんど知りません。僕の小学生から高校生ぐらいまでが1970年代になるので、リアルに見た青春ドラマはその辺りですね。
アニメでも、例えば「巨人の星」や「エースをねらえ」のようなスポ根もの(スポーツ根性もの)が流行った時代です。青春ドラマにおいても青春とスポーツはセットだったんですね。

代表的な青春ドラマ

1. おれは男だ!

湘南に住む高校生たちの日常と恋愛を描くドラマでした。
主演は森田健作。最近は千葉県知事だった人です。ドラマでは剣道部の主将だったかな?熱血青年の役柄でした。「吉川くん!」と叫ぶのが流行りました。

2. 飛び出せ!青春

このドラマはインパクトがありました。とにかく面白かったし、情感がありました。
主演は村野武範。「太陽学園」という高校の英語の先生&サッカー部顧問として赴任するところから始まるドラマでした。最初の授業で黒板に書いた「Let's Begin(レッツ・ビギン ~とにかく何かを始めよう~)」が生徒にウケて「ビギン」というニックネームが付きました。
全然ダメなサッカー部と、だらしない生徒に発破をかける先生が、最終的には一体感のある信頼関係を築いていくというストーリーでした。

3. われら青春!

「飛び出せ!青春」の後を受けて始まった同じ太陽学園を舞台にしたドラマでした。主演は中村雅俊。今度はラグビー部の顧問です。
村野武範は先生っぽかったですが、中村雅俊はお兄さんみたいな存在でしたね。

4. 俺たちの旅

こちらも主演は中村雅俊でした。中村雅俊ウケまくりでした。
これはその後の「俺たち」シリーズのおそらく最初のドラマだったのではないかと。東京(吉祥寺あたりかな?)に住む大学生の友情と恋愛を描くドラマでした。

僕がとくに印象に残っているのは上記の4作品です。
それぞれ、主題歌がとてもヒットしたので、以下に紹介したいと思います。

主題歌

1. 森田健作 "さらば涙と言おう"

作詞:阿久悠 作曲:鈴木邦彦

「おれは男だ!」の主題歌でした。
ハワイアンがフィーチャーされているところが湘南だなあと思います。

2. 青い三角定規 "太陽がくれた季節"

作詞:山川啓介 作曲:いずみたく 編曲:松岡直也

「飛び出せ!青春」の主題歌でした。
70年代のファッションはジーンズやパンタロンに長髪でした。ミュージシャンはアコースティック・ギターでしたね。

3. いずみたくシンガーズ "帰らざる日のために"

作詞:山川啓介 作曲:いずみたく 編曲:森岡賢一郎

「われら青春!」の主題歌でした。
なんとなく中村雅俊だと思っていましたが「いずみたくシンガーズ」でした。懐かしい。

4. 中村雅俊 "ふれあい"

作詞:山川啓介 作曲:いずみたく 編曲:大柿隆

「われら青春!」の劇中で掛かっていた挿入歌ですが、同時に「俺たちの旅」でも挿入歌だったみたいですね。あちこちでアピールしてますね。
確かにこの曲はとてもヒットしました。知っている人はとても多いはずだし、中村雅俊の代表曲でもあります。

5. 中村雅俊 "俺たちの旅"

作詞・作曲:小椋佳 編曲:チト河内

「俺たちの旅」の主題歌でした。
ドラマが大学生を描いていたので「ふれあい」と共にしっとりとした大人の雰囲気が漂っていますね。
作詞・作曲の小椋佳さんを知らない人に教えますけど、銀行員をしながら音楽活動をしていた人なんです。それでどちらも偉くなりました。二足のわらじの典型的な見本みたいな人です。

人間味にあふれた時代

70年代って、知ってる人がもうだいぶ歳だし、ネットにあまり出てこないから語られにくい時代なんですが、80年代とは全然違う、人間味にあふれた泥臭い時代だったと思います。
研究したら結構、面白いと思いますし、刺激的なんじゃないでしょうか。

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