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渡辺貞夫 "Manhã De Carnaval"

その昔「ジャズは退廃音楽」だと言われた時代があって、調べてみたらそれはナチスが定義したことだったんですね。さっき初めて知りました。

だけど、良いジャズを聴くと、魅了されてしまってその日一日、何もしたくない気持ちになることがあるので「退廃音楽」という表現もそれなりに説得力のある言葉だなと思っているわけです。

渡辺貞夫の "Manhã De Carnaval" も、そんな気にさせる名演ですね。
もうきょうは何もしたくない感じです。(自分のダメさ加減をナベサダのせいにしている)

Manhã De Carnaval(カーニバルの朝)は映画「黒いオルフェ」の主題歌で、ボサノヴァの代表曲でもあります。
僕はボサノヴァが好きで、なかでもカーニバルの朝は一番好きな曲と言って良いかもしれません。決して明るい曲ではないけど、ラテンの憂いを象徴するような名曲だと思っているんです。

だからジャズメンがこの曲を演奏してくれると嬉しくてかぶりつきますし、もしそれが初めて知る人だと多分好きになると思います。

渡辺貞夫(ナベサダ)は昔から知っているしテレビCMなどにもよく出ていたのですが、彼の演奏はあまり聴いたことがなかったし、聴いた時もとくにピンとは来なかったんですね。
けれども最近 YouTube でライブなどの動画を見て、いいなと感じました。とくに僕にとってはスタンダードの方が耳に馴染んでいるから、スタンダード・ナンバーを演奏しているナベサダがとても良く聴こえます。

というわけで楽曲をシェアしますが、ピアノ他の演奏も素敵なので誰なのだろう?と思ったりもしています。
また、ライブ演奏も素晴らしいので、もし興味を持った方は、ライブも見てみてください。

Manhã De Carnaval

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