2023年7月6日
6番の寄港地、サントリーニ島でのお話です。
最終寄港地がサントリーニはアツい。

サントリーニ島の雑な紹介

こちらはキクラデス諸島の島。5つの島の総称がサントリーニ島。
日本では美し白い町として知られていますが、実は火山島でした。
地図の真ん中の島が火口となります。これが3600年ほど前に大噴火を起こし、噴火しすぎて中のマグマがなくなり空洞になったり口が陥没してカルデラを形成。
この時の津波や地震で先ほど行ったクレタ島のミノア文明も衰退した原因になったのではないかというくらい大きな災害だったようです。
この火口に船で遊びに行って海水浴などするツアーもあるそうですが、日陰が一切ないので暑い日は無理だと思います。
カルデラ大地と、カルデラ湾の断崖から確認できる火山灰の地層が非常に見応えがあり、サントリーニ島のイメージを180度変えてくれます。
断崖の上に形成されたティラやイアの町とは反対側(東側)には平坦な台地が広がり、ビーチなんかもあります。
この災害のおかげか、中世は噴火と不死者伝説により、各国強烈にこの島を取り合うことはなかったようです。
中世にヴェネツィアの十字軍が入植し、いくつか要塞を建ててからは商館が形成され栄えます。
(オスマン帝国も流石にここはいらなかったんだろうなぁ)
20世紀初頭に輸送力が上がると利用価値がなくなり町は衰退していきます。
世界的に有名になったのは1956年、地震で町が壊滅状態になったことで世界的に美しい町が周知され、復興。ヨーロッパで人気のバカンス地となりました。

昼の船内での過ごし方

昼ごはん

プールサイド気持ちいいのでオーラグリルで。
ここはハンバーガーやピザです。
ピザ食べたくなった

ホライズンバーからサントリーニ島

到着１時間くらい前からサントリーニ島の山の上に見える白い町とすごい地層が見えるよ。とおすすめいただいたので、今回はお酒飲みながらホライズンバーで見ることにしました。
目の前のプールステージで、2コマのダンスレッスンがあったんですが、ダンスあるところいつもいる80歳のスペイン人のおばあさんが2コマ受けた後、まだ踊り足りなくて一人で踊っててました。
そのうち初日のアルゴラウンジで一緒に踊っていたパリピがおばあさん見つけてなナンパしだしたんだけど、おばあさん、めんどくさくて断りながら逃げて行きましたｗ
バーにいた人皆大爆笑。皆見てたんだｗ

サントリーニ島

到着16:30
最終テンダー21:00

ティラの町への行き方

サントリーニ島は港が小さく接岸できないため、テンダーボートで向かいます。
私たちより先に大きなクルーズ船が2隻沖に停泊しているため、停泊許可すら下りず到着が大分遅れました。
やっと停泊許可が下りてもかなり沖に停泊したため、ボートで島まで行く距離がかなりありました。
今回もオプショナルツアー客が優先。こちらはバスが唯一止まれるポートにテンダーボートは止まります。
次にその他の客。こちらはロープウェイと徒歩またはロバ用の細い坂道があるポートに止まります。
優先度1番だったんですが、1番の2番目のボートに乗船。このボートが大きかったもので、優先度2番の小さいボートのグループが先に行ってしまう。

ロープウェイは2レーン、一度に36人しか乗せられず、5分におきに36人ずつといった感じ。
一度に数千人がおしよせるクルーズ船の乗客が5分に36人ずつはいささか効率が悪すぎる。
それでも整列は適当で横入りも沢山。列の幅を開けがちな日本人は結構狙われて横入りされます。あとスリ。

ロープウェイ以外は徒歩ですが、細い山道を15分程歩きます。しかもロバも歩くので、うんこが沢山落ちていて臭いもきついし、よく滑るそうです。

ロバに乗っていくこともできますが、ロバは崖や壁のほうすれすれで歩くクセがあるので、バランスを崩したり、壁に足が擦り付けられて怪我をする事例がよくあるので身の保証はしないといわれました。

結局ロープウェイに乗るのに30分以上待ちました。
コレでもかなり早く上がれた方らしい。
今回ツアーでロープウェイ代込みなので乗らないといけなかったのですが、個人だと15分なら歩いちゃうなぁ。

イアの夕日について

サントリーニ島で白い町の次に有名なのがイアの夕日。
絶対見たい！と思いますが、皆「絶対見たい！」ので、大混雑をします。
自分でタクシーを手配といってもそもそもタクシーがない。あっても取り合い。
オーバーツーリズムで一本しかない道は渋滞。
シャトルバスもあるけど時間通り来るか不明。
路面バスもあるが、素人には難しい。
時間が読めないため、忙しいクルーズ船では時間通りに帰ってこれる保証がないです。
尚、イアの夕日スポット前までは車は入れないので、竹下通り以上の込み様の道を進み向かいます。
しかし人が多すぎて落ち着いて見れないという話を聞きました。
あと、一番有名な青いドームの教会とピンクの鐘楼と夕日をバックに写真を撮りたい列。というのが100ｍほど伸びていてヤバイ。
ということで、絶対見たい場合はケチらずオプショナルツアーを申し込みましょう。
これなら乗り遅れて自力で帰ってくる心配がなくなります。
しかし、7月は一番日が長い時期なので、海に沈む夕日は物理的に無理です。
本当に絶対見たいなら一泊がオススメです。
尚、セルシティアルオリンピアは、サントリーニで途中下船することもできるようなので、個人であれば手配してもらっても良いと思います。

ロープウェイ

ティラの町

ところで、日本のギリシャ、高知のヴィラサントリーニもよろしくお願いします

サントリーニ島所感

エーゲ海と言えばサントリーニ。世界憧れの町。自分が撮った写真も自分で撮ったものとは思えない綺麗なものばかりでした。
実際は町に行くまでとても不便だし、人も多いし、床もぼこぼこで足場も悪く、坂も多い。あとゴミや何かをぶちまけた跡など、実はけっこう汚かったのと、町に着くだけでぐったりするので、クルーズ船でせわしなく来るところじゃないなと思いました。
ただ、町じたい小さいので、これ以上アクセス良くしても人が増えて何もできなくなるだけなので、このままなんだろうなと思います。
新規工事お金もかかりそうだし。
あと、私は高所が無理なので、サントリーニの町はちょっと怖かったです。
あんなに勇気いる町だったとは…。
一番驚いたのは自然の地層やカルデラ地形でしょうか。
この辺は全く紹介されていないので、ブラタモリでじっくりやってほしいくらいでした。

夕飯

夕飯はクスクスのサラダやブリトー、ターキーハムなど。
同じツアーの方とご飯を食べていたら、知らない外人のおじさんが入ってきて相席となりました。
話しかけられたので会話すると、
・コロンビア人で3人の奥さん(離婚したのもカウントしてるのかな？)と6人の子供がいる
・一カ月かけて世界中まわる家族旅行をしている
等を話していたら、おじさんの横に南米美女二人追加。一番下の14歳娘と、17歳の娘。
・14歳の娘：今コロンビアではやってるドラマを教えてくれた
・17歳の娘：K-POPに滅茶苦茶ハマってて、これから韓国を訪れるのを楽しみにしている。
K-POP殆どわからないから会話に花が咲かなくてごめんよ。
簡単な英語だったので大体わかったけど、独特の言い回しや固有名詞がちょっとわからなくてテンパったのと、自分から言葉を発して会話に発展させるの難しい。
英会話に慣れていないので、頭使いながらご飯を食べた。

ショー

ミュゼスラウンジで本日行われるのはキャバレーショー。
一番わかりやすいCHICAGOが多めでした。
CHICAGOは大好きな映画だったので大変うれしい

ホライズンバー

最後のほうで飲み物の頼み方のコツがわかって来た。