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『モーダルシフト』 とは

「環境負荷の軽減」や「物流の2024年問題」の対策として注目されている、『モーダルシフト』について、簡単にご説明いたします。


モーダルシフトとは、トラックでの貨物輸送を鉄道や船舶等の別の輸送手段に切り替えることを指します。

鉄道や船舶は、トラックと比較して輸送量当たりのCO2排出量が少ないため、モーダルシフトによって環境負荷の低減に効果があるとされています。

最近になり、モーダルシフトは「物流の2024年問題」への対策として関心が高まっています。

「物流の2024年問題」とは、同年4月以降トラックドライバーの時間外労働に上限規制が適用されることで、発生する可能性が高まる諸問題のことです。

具体的には、ドライバー1人当たりの走行距離が短くなることによる配送量の減少や、ドライバーの不足が問題としてあげられます。

鉄道や船舶は大量輸送が可能であり、輸送量当たりの人員がトラックよりも少なく済むため、『モーダルシフト』は「物流の2024年問題」の対応策の1つとして注目されています。

政府が2023年10月に発表した「物流革新緊急パッケージ」では、モーダルシフトの推進が盛り込まれ、物流産業においても輸送手段をトラックから鉄道やフェリーに転換する動きが出てきています。

「環境負荷の軽減」に加えて、「物流の2024年問題」への対策として期待できる、モーダルシフトの重要性は高まっています。


以上

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