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45年ぶり(?)のピアノレッスン⑩~こんな時に”ばね指”に


これまでの経緯①~⑤


これまでの経緯⑥~⑨



まさかのばね指

ピアノを買い換える直前、時間を見つけてはスタジオに通い、グランドピアノを思いっきり弾いていた時期、左手の親指が痛いことに気付きました。
ピアノを弾くのには支障が無いのですが、付け根に痛みがあります。数日湿布したもののよくならず・・・・そうしているうちに第一関節がカクカク引っかかるようになりました。

1週間してもよくならず、整形外科を受診。すると「ばね指ですね」と。
ばね指というのは「指の腱鞘炎」です。

何か思い当たることはありますか?と訊かれ、「特にないのですが、もしかしたらピアノかも・・・」と答えましたが、先生は「そうかなあ?」と。
「とにかく、ロキソニンを塗り、週三回超音波をかけに来て下さい。あとは、ストレッチとマッサージ。それで治らなければ注射しましょう。ただし、ちょっと痛いですよ」

練習前後のストレッチ

注射せずに治すべく、真面目に超音波をかけに通い、Youtubeで各種ストレッチやマッサージを勉強。いろいろ実施しましたが、なかなかよくなりません。
私に一番合ったのは、こちらでした。

これや他の動画のマッサージを、日に何度も行いました。

そして、練習(左手)は抑えめにしました。
取り組んでいる悲愴一楽章は特に痛くないのですが、左手のアルペジオなど指くぐりが必要なものは痛くてよく弾けません。
折角、乗ってきたところだったのに・・・・・😢

ただ、この数ヶ月間の弾き方を振り返ってみると、負担はかかっていたと思います。確かに力任せに弾いていたこともありますし、ウォームアップもなく弾き始めていました。
ランニングの時、いきなり走り出すことはしません。必ずストレッチをしてから走らないと、足腰を傷めます。
年齢を考えると、ピアノだっていきなり弾いてよいわけはありませんね。
練習前と後にこのストレッチを入れることにしました。


原因はピアノではなかった!

1ヶ月近く経過しても、症状は変化がありません。整体にも通いましたが、よくなりません。
そこで、手の治療を得意にされている別の整形外科に相談に行きました。
すると、「これは注射コースだね」と。

そして、原因について、ちょっと思い出したことも話してみました。
「ピアノもよく弾くのですが、実はピスタチオもよく食べていたのです」と私。
「原因はピスタチオだよ!ピアノは指曲げないでしょ?」と先生。

そっかー。ちょっと硬めの殻をエイッと両手の親指使って割っていました。
先生によると、栗を剥いてばね指になる方もあるとか。
(ピスタチオ好きの皆様、ご注意ください!)

そして、「痛くなければピアノ弾いてもいいよ」と。
ほっとしました。
もしピアノが原因だったとしたら、今後セーブしなければなりませんので。

観念して注射

元の整形外科を再度受診。
「まだよくならない。なら、注射しちゃおう!年末も近いしね」と、チャッチャとやられました。
確かに腕の注射よりは痛かったですが、「痛い痛い」と脅されていたので、実際はそれほどではなかったです。歯の麻酔と同程度でした。


気がつかなかったのですが、親指が腫れており、くびれがなくなっていました

現在1週間ちょっと経過。
痛みはなくなり、腫れも引きました。
ただ、指のカクカクは残っていて、ストレッチは続けています。
(が、徐々に減少)
整形の先生は「ピアノ弾いてもいいよ」と仰っていましたが、もう少し様子をみようと思っています。

少し左手を安静にした方がよさそうなので、練習はゆるゆる。レッスンもお休みしました。
恐らくよくなるであろう指の具合をみつつ、年明けからまたレッスンを再開する予定です。

今後に向けての予防

今回のことで、指の故障というのは、指だけのことではないということを知りました。日頃から、腕や肩、背中などのケアをしておくことも、今後ピアノを長く続けるには必要です。
これまで以上に身体のケアを丁寧にしておこうと思います。

また、「女性ホルモンの分泌が少なくなると腱鞘炎になりやすい」との情報がウェブ上に多数ありました。エクオールという物質を取ることで補うことができるようです。そこで、サプリも飲み始めました。

そして、シニアピアノ組としては、故障が起きないよう気をつけつつ、楽しんでいきたいものですね。

復活ストーリーはひとまずここまで。
今後は「ピアノライフ」として、ピアノを弾く上での出来事や感じたことなどを投稿していこうと思います。




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