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2024/1/17読書の途中ですが、失礼いたします。

本の宣伝ではありません。
どこで買っても私には1円も入りませんが、誰かが1冊買って読んでくれる事で著者に入る印税は、全額被害者の子どもさんへ届けられます。

遠い記憶の果てにかすかな情報しか残っていなかったこの事件。
大宰府主婦暴行死事件。
被害にあった主婦の住まいは佐賀県基山町。
家族が何度も相談に行ったのは佐賀県警鳥栖警察署。
佐賀県議会で質問に答えたのは、当時の県警トップの杉内由美子本部長。

何度、どのような質問をしても「今後の教訓として・・・」と繰り返すばかりで最後まで遺族への佐賀県警としての謝罪はありませんでした。その後、杉内本部長は体調不良を理由に本部長を退任、すぐに松下徹新本部長が着任する異例の人事。

2019年10月に起こった事件ですが、あれから4年。
Wikipediaによると、2021年2月24日付けで、警察庁長官官房付に異動
2021年8月6日、警察庁交通局交通企画課交通総合研究官
2022年9月2日、警察大学校交通教養部長
あと5年で定年退官、その後はどこかへ天下り、時間とともに風化されるか、事件とは縁もゆかりもない地で過ごすのでしょう。

市民が困って警察に相談する、事件にならないと追い返される、何度も相談に行く、最悪の事態が起こる。
いつまでこんな事を繰り返すのでしょうか、議会で説明を求められても聞かれた事には答えず同じ答弁を繰り返す。警察、官僚、政治家・・・都合が悪くなると人前から姿を消す。下々は命を危険にさらし、偉い人はどこまでも守られる。だから上級国民なんて言葉が使われるようになる。

似たような話は芸能界にもありましたね。
影響力の強い方が亡くなると、崩壊が始まる。
しかし目が向いてないだけでまだまだ影響力の強い人がたくさんいる世界です。宝塚歌劇の生徒の転落死についても未だに解決してないと思いますが、芸能界での訃報が続いたり、地震の事、航空機事故の事と大きな事が次々起こるためこれも風化しないか心配しております。
阪急も大きな会社ですから、偉い人は守られるのでしょう。
劇団の理事長は退任し、人前から姿を消しました。
そのうち定年を迎え、子会社で過ごして風化を待つのでしょう。

私は偉くありませんが、幸い命の危険を感じるような事には出会っておりません。昔どなたかが仰っておりました「偉くなくとも、正しく生きる」と。

この本に出会い、自戒と支援を少しでも、と声を上げる事にしました。