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【#えぞ財団】連載企画「#この人、エーゾ【スポーツ編】②」株式会社VOREAS・池田憲士郎~V1昇格をかけた熱戦の直後。「いくぞV1」サポーターやメディア、地元が熱狂する一大ムーブメント~

組織のなかで、マチのなかで、もがきながらも新たなチャレンジをしているひとを紹介する「この人、エーゾ」。今回は「スポーツ特別編」です!第2回目としてご紹介するのは、旭川市が本拠地のプロバレーボールチームを運営する株式会社VOREASの池田憲士郎さんです。

この人エーゾ

ヴォレアス北海道:2016年に旭川市を本拠地とするプロバレーボールチームとして発足、V.LEAGUE DIVISION2(V2リーグ)に所属。トップカテゴリーであるV1リーグ昇格を目指し、今シーズン(2021-22シーズン)はV2リーグ初優勝を納める。過去3シーズンでV1リーグへの入れ替え戦である”V・チャレンジマッチ”の出場権を得るも2019-20シーズンは新型コロナウイルスの影響で中止、20‐21シーズンは敗退。今シーズンも先週4月9・10日の激戦の末、昇格とはならなかった。チームスローガンは、“Children of The Revolution.“「革命の子ら」。 未来のバレーボール界の革命児でありたいという意志と姿勢が込められている。チーム運営は株式会社VOREAS。
池田 憲士郎:株式会社VOREAS 代表取締役社長。1986年生まれ、旭川市出身。大学卒業後、東京のメーカーに勤務。27歳の時に地元旭川に戻り、プロバレーボールチームを設立。海外の歴史やアートなど見えないものにもしっかりとお金を払う文化やチップの制度に興味関心があり、趣味は没頭する時間を作ることのできるヨガとフラワーアレンジメント。将来の夢は、一周回ってお花屋さん。

V1昇格をかけた熱戦の直後。「いくぞV1」サポーターやメディア、地元が熱狂する一大ムーブメント

旭川市を拠点にするプロバレーボールチーム”ヴォレアス北海道”(V2リーグ)は、2022年4月9・10日に悲願であるV1リーグ昇格をかけ神奈川県で大熱戦を繰り広げていました。試合会場には「いくぞV1」を合言葉に、地元勢も含めファンが応援に駆け付け、旭川市のパブリックビューイングにも大勢が駆け付けました。また、テレビでは特番が組まれ、試合会場にも多数の北海道ローカルメディアのカメラや記者、アナウンサーが取材に訪れ、注目度の高さを物語っていました。
2016年設立からおよそ6年でのこの一大ムーブメント。株式会社VOREAS代表取締役社長の池田さんは、自身のSNSで”数年前、私の住む地域ではスポーツやエンタメは画面越し又は年に一回のイベントでした。つまり自分ごととなるには接点も距離も遠い存在でした。2016年のチーム設立時に「無理だ、できない、子どもみたいな事言うな」と言われながらも信じてついてきてくれた方々と行動し続けて、ついについにここまで来ました。このチームの目指すところはまだ先、「日本一」ですが第一幕は今日で終わらせます。そして、その先弊社のミッション「未だ見ぬ熱狂と誇りの共創」を実現すべく、今日を地域の皆さんはもちろん、全国のヴォレアスサポーター、全てのステークホルダーの皆さんと共に、熱く戦い抜きたいと思います✊
いくぞV1
”と試合前に綴っていました。
初戦はフルセットの末、勝利。続く2戦目はフルセットの末敗退するも1勝1敗でしたが、得点率の結果、惜しくもV1昇格とはなりませんでした。

試合後、えぞ財団の取材に対し池田さんは「今回、応援いただきありがとうございました。今できる準備はしてきたつもりでしたが、現実は厳しく、結果は残せませんでした。試合後、初めて人前で涙しました。悔しい感情では無く、これまで僕達の無謀な挑戦を支えて応援してくれた方々からの励ましと、感謝の言葉をいただいたからです。一人ではない事、多くの仲間がいる事を改めて感謝し、現実に向き合い前を向いて困難を越えたいと思います。難しい大きな困難がある事は幸せな事だと思います。今後ともヴォレアスをよろしくお願いします」とコメントをくれました。

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2021-22シーズンのV2リーグ優勝! 胴上げされる池田さん

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