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インターネットの歴史72話目 ジェフ・ベゾス「INVEST&WANDER」を読みました。

ジェフ・ベゾスの著作「INVEST&WANDER」を読みました。めちゃくちゃ面白かったです。

やはり二章の「株主公開書簡」が一番おもしろかったです。全部ネットで読めますが、しっかりとした日本語訳で読み返すと面白いですね。

・箇条書きで読書メモまとめてみました。

ベゾスインベント読書メモ

・「リアル書店」から良いところを盗めばいい。

・AWSのイノベーションの速度はますます、高まっている
・Amazonスマイルで寄付できるようになった
・普通を塗り替えることがAmazonの喜び

・理想の事業アイデア
1お客様に愛されていること。
2巨大な規模に拡大できること。
3投下資本に対するリターンが高いこと
4そして長期数十年にわたって継続できること。

これが揃っていれば、あなたはその事業と即座に結婚すべきです!Amazonのパートナーは3人
・マーケットプレイス
・プライム
・aws

でした。

・アマゾンオークションがマーケットプレイスになっていった
アマゾン所有の在庫小売事業はプライム会員の主な獲得ツール。
アマゾンオーロラ
MySQLと互換性のあるデータベースエンジンで、ハイエンドの商用データベースのスピードと信頼性を備えながら同時にオープンソースデータベースと同じぐらいシンプルでコスト効率のよいもの。

サーバコストやインフラ、データベースなどのコストは潜在的にでかい。AWSはダントツです。
従業員のキャリアチョイスも整えていった。

失敗をどう捉えるか、Amazonは失敗するのには最高の会社。たくさん練習ができます。
投資に対して100倍のリターンが得られる可能性が10%あるなら必ずその賭けに乗るべきです。
野球と違ってビジネスでは1000点あげることも可能です。プライム、マーケットプレイス、AWSは大きな賭けがうまく行った事例です。

世の中には大企業しかできないことがある。小さな企業には考えられないことが可能。
大手テクノロジー企業はほぼライバル会社ばかりを見ている。他社の動向を、追随している。アマゾンは正反対で、プライムは、お客様が欲しがっているものを追求している。

・Amazonに「day2」はない。いつもはじまりの日。day2のフェーズになると大企業病になる。

day1(毎日が創業日)の理念を守り続ける。

・高い基準は、しっかりと「教えられる」ものだと考える。世の中には「逆立ち」専門のコーチなるものがいて、そこそこ人に教えられるが時間はかかる。

・全方位か、分野限定か?

・一番印象に残った箇所は「どのくらい努力したらいいか」の部分、非常にAmazon的かつ、どの会社でも参考になる。

アマゾンでは、パワポを使ったプレゼンはしない。かわりに、6ページのナラティブ形式の文書を書き、毎回ミーティングのはじめに、勉強会のような感じでみんなで、黙読する。当然だが文書の質は、千差万別。天使の歌声のような読み手に響く文書もあれば、質の高い議論ができる。
何が秀逸な文書なのかの基準は、バラバラ。それでいて秀逸な文書は読めばすぐにわかる。
文書のできがよくないとは、どのくらい努力したらその基準に達するかがわかっていないのが原因。質の高い文書は、本来なら1週間かそれ以上かかるが、1日か2日で、数時間で仕上げられると思い込んでしまう。たった2週間で、完璧な逆立ちができないように、文書でも書き直し、同僚に見てもらって、はじめて卓越した文書ができあがる。何が言いたいかというと、どの程度の努力が必要かを教えるだけで結果は良くなる。秀逸な文書を書くには、最低1週間かそれ以上かかるのだと。たった6ページの文書ですらチームワークの賜物。ちなみにAmazonでは個人記名の文書はなく(文責はチーム全員の責任)、「あなた」でなくてもチームに「文章力のある人」dがいればいい。

・2018年にはAmazon販売におけるサードパーティ出品者の売上が内訳の58%になった。これは凄いこと。

6ページの文書の部分はいかにもAmazonらしいというか、素晴らしい経営手法だと思いました。みんな意思決定力が鍛えられるんでしょうね。

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