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【お仕事紹介 #4】Live2Dデザイナー|キャラクターデザインも担うアートワークの要

こんにちは! f4samurai 採用担当です。

f4samuraiのさまざまな職種に関して、仕事内容ややりがいをお届けするお仕事紹介マガジン。第4回目となる今回は「Live2Dデザイナー」のお仕事について紹介します!

キャラクター設定を最大限生かした原画・モーションづくりを担うLive2Dデザイナーのお仕事の魅力について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。


そもそもLive2Dデザイナーって?

まずLive2Dの技術に馴染みがない方向けに、Live2Dデザイナーとはどのような職種なのかについて簡単にご紹介します。

Live2Dとは、「Live2D Cubism(ライブツーディーキュビズム)」というソフトを用いて2Dイラストを立体的に動かす表現技術です。
ゲームや動画など様々な場面で活用されている技術で、ゲーム開発ではアドベンチャー画面やバトル画面に出てくるキャラクターのアニメーションに使用されているケースが多くみられます。

Live2Dの制作工程は、大きく「原画(イラスト)制作」と「モーション制作(動きをつける作業)」の2つに分けられ、企業や各担当者によって担当領域が異なります。

同じ「Live2Dデザイナー」という名称でも、原画からモーションをつける工程まで一貫して担当する方もいれば、原画はイラストレーター・2Dデザイナーと呼ばれる職種の方が制作し、Live2Dデザイナーはモーション制作に特化した職種であると位置づけている場合もあります。

f4samuraiでは、Live2Dデザイナーが原画制作とモーション制作のどちらも一貫しておこなっています

キャラクターデザインまで担う、f4samuraiのLive2Dデザイナー

ここからは、f4samuraiならではのLive2Dデザイナーの業務内容や魅力についてご紹介していきます。

先述のとおり、原画およびモーションの制作を担当することはもちろん、IP(版権もの)タイトルを制作することが多い当社では、キャラクターデザイン業務もLive2Dデザイナーがおこなっています

▼ f4samurai Live2Dチームの業務範囲
(1)キャラクターデザイン・表情差分作成
(2)衣装デザイン・衣装着せ替え
(3)Live2D用の原画制作
(4)モデル・モーション制作
※タイトルによって異なる場合があります

アニメなどの原作を元にしたスマートフォン向けゲーム(以下、スマホゲーム)を開発する場合、原作の絵をそのままゲームに乗せるわけではなく、キャラクターをゲーム用にデザイン(※)し原画に起こす必要があります。

※キャラクターのゲーム用デザインとは
原作のキャラクターがゲームに登場する際、線の太さや影の付け方、塗りの方法などをスマホゲームに合わせた描き方に調整する必要があります。
また原作の絵だけでは判別ができない衣装のディテールなど、ゲーム上で必要な各キャラクターの詳細を改めて定義して描き起こす作業も発生します。

上述の(1)(2)のキャラクターデザイン工程をLive2Dデザイナーがおこなっているという点が、f4samuraiの特徴であると言えるかと思います。

そしてこの工程で制作された原画が他のセクションへ展開されて他の制作物のベースになっていくため、当社ではLive2Dチームがタイトルのアートワークの最上流工程を担っていると言えるのです。

そのままゲーム内に登場することがない原画も、全セクションが同じように・正確にキャラクターを認識するために欠かせない重要なツールです。
上記のことから、全制作工程の中でも特に原画制作に力を入れており、表情差分も、喜怒哀驚の4つをベースに10~20種類以上制作しています。

モーション制作工程では「キャラクターが生きているようなアニメーション」をゴールとし、魅力的かつ自然な動きとなるよう、細部まで調整を重ねながらクオリティを突き詰めています。

これらの工程を組み合わせて、より幅広いキャラクターの動き・表情の表現を可能にし、クオリティの高いキャラクターを生み出していくのが当社のLive2Dチームのお仕事です。
原画・モデル・モーションを一貫して同じチームが担当することで、キャラクター一人ひとりに合わせたハイクオリティな制作を実現しています。

最重要スキルは「画力」!
f4samuraiでLive2Dデザイナーになるには

Live2Dデザイナーに必要なスキルは色々とありますが、特にf4samuraiで重視しているのは以下のポイントです。

  • キャラクターを描き起こす高い画力・デッサン力

  • Live2Dモデル/モーション制作経験、またはLive2Dに対する興味関心

  • 「チーム開発が楽しい/好き」という思い

当社では原画制作の工程に最も重きを置いているため、採用の際はそのための「画力」を重要視し、商業イラストの制作経験を必須スキルとして指定させていただいています。

魅力的なキャラクターを生み出すためには、基本となるキャラクター原画のクオリティが欠かせません。そのため、モーション制作が未経験であっても、まずは描き起こし能力が高いということが重要なスキルといえます。

また、開発の上流工程から関わることが多く、さまざまなチームのメンバーとコミュニケーションを取って進めていくこともLive2Dデザイナーチームの特徴と言えます。そのため、チームでのものづくりを楽しめる方が特にマッチする環境です。

上記をふまえた上で、さらに「Live2Dに挑戦してみたい」「Live2Dを身に付けてもっとキャラクター表現を深めていきたい」という関心が高い方が入社に至るケースが多いため、Live2Dモデル/モーションの経験が浅い方にもそのスキルを磨いていただける研修プログラムをご用意しています。

Live2Dデザイナー向け 導入研修のご紹介

最後に、f4samuraiのLive2Dデザイナーチームで実際におこなっている新規参画者向け社内研修の内容とともに、新しいメンバーがどのように実業務に入っていくのかという流れをご紹介します。

研修は「レベル1」と「レベル2」の二段階に分けておこなっています。

▼導入研修 レベル1

「レベル1」では、サンプルモデルを用いてデフォーマの作成や目の開閉などパラメータ設計を行います。Live2D実務経験がある方にはおさらいとして、初めての方にはインプットとして数営業日~1週間ほどかけておこなっていただきます。

手を動かしながら、画面や基本の操作方法に慣れていただくところからスタートしています。

髪の毛の操作にチャレンジする課題の画面例

▼導入研修 レベル2

「レベル2」では、アートメッシュを操作して細かい動きをつけ、レベル1よりもクオリティの高いモデル制作をしてみるという研修です。
実業務では「ただ動かせばOK」ということはなく、キャラクターの設定やデザインに合わせた動きや設計が必要となるため、それらを適切にデザインすることがクオリティアップにつながってきます。

例えば、顔に自然な動きをつけるためには、キャラクターデザインに合わせた奥行を考え、パースを意識した設計が必要となってきます。

導入研修を終えた後にも、メンバーの経験値やスキルに応じて、実際にタイトルで実装されているモデルを使った衣装替え・モーション制作の練習期間を設ける場合があります。

研修終了後の実業務については、メンバー本人の希望や適性(例えば男性キャラ/女性キャラどちらのほうが得意か、原画制作/モーション制作どちらが得意か、等)を考慮して業務が割り振られます。

Live2Dデザイナー 積極採用中!

f4samuraiでは、一緒に働くメンバーを積極採用中です。今回ご紹介したLive2Dデザイナーのポジションも現在採用強化中です。「まずはちょっと話を聞いてみたい」という方も大歓迎です。
ぜひお気軽にご相談ください!

また、12/9にはポートフォリオ提出不要の「描き起こし選考会」も実施予定です。

今回の記事で当社でのお仕事にご興味をお持ちいただいた方は、ぜひ奮ってご参加ください。(申込〆切:12月5日(火)正午まで)


▼f4samurai Recruitサイト
Live2Dデザイナーをはじめ、さまざまなポジションにおいて積極採用をおこなっています。

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