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【社員インタビュー】メンバーが生き生きと働ける組織に。人材業界→人事職への挑戦

今回の社員インタビューでは、人事チームにて新卒採用リーダーを務めるNambaさんをご紹介します。

人材業界から業界・職種ともに未経験の状態でf4samuraiに飛び込んだNambaさんが、入社後に乗り越えた苦労や成長のきっかけ、人事としてのやりがいなどを語ります。


より深く“人”と向き合いたい。
未経験だった人事職への挑戦

人事チーム Namba|2021年中途入社

―現在の担当業務と、f4samurai入社までの経歴を教えてください。

新卒採用リーダーとして当社にご応募いただいた学生さんの選考やそれに伴うセミナー・インターンシップの企画運営、学校訪問、各種情報発信などを主に担当しています。また、内定者の入社前サポートや、中途採用で参画された方のオンボーディングをはじめとしたメンバーフォロー業務なども兼務しています。

入社前の経歴としては、新卒で人材紹介会社に入社し、IT・Web・ゲーム業界の担当部署でキャリアアドバイザーの仕事をしていました。就活の時から人事職に興味はあったのですが、当時の私には新卒で人事の仕事ができるという発想がなかったので、まずは転職市場を知るために人材業界を選んだという形です。

キャリアアドバイザーとして求職者さまとの面談、求人の提案、面接対策などのフォローをおこない、就業決定までをサポートする営業職で、f4samuraiに転職するまで約4年間勤めました。

―転職のきっかけは何でしたか?

一番の理由は、日々の業務で「経験を“積み上げている”実感」が得られなかったからです。営業職だったので毎月達成ノルマがあるのですが、負けず嫌いな性格もあって、新卒の中で1番最初に売り上げを作ったり、その会社で新卒社員として初めて全社トップを取ったりと、早い段階で成績を残すことができました。

そのときは達成感もあったのですが、どれだけ良い成績を取ったとしても、1ヵ月で数字がリセットされてしまい、また次の月は0からのスタートになってしまうんですね。また担当する求職者さまが変わることはあっても、日々やっている実業務に関しては、どうしても同じことのくり返しになってしまう側面がありました。求職者さまのキャリアと向き合う面白さややりがいはあったのですが、自分のスキルが成長し続けていくイメージがだんだん持てなくなってしまったんです。

もう1つの理由は、”人”ともっと深く携わる仕事がしたいと思ったことです。当時担当させていただいた求職者さまの中には、結果として就業先をすぐに退職されてしまう方もいました。ですが、私の立場では再度お話を伺いながら次の就職先を探すことしかできなくて……。せっかくご縁のあった就職先をすぐ辞めてしまうというのには何かしらの理由があるはずです。次第に、「求職だけをサポートする第三者ではなく、社内の人間として職場環境の改善までできたら、もっと本質的なキャリア支援ができるのでは?」と思うことが増えていきました。

そしてだんだんと「人事に挑戦してみたい」という思いが再燃し、「一度きりの人生だし、自分のやってみたいことに時間を使おう」と思い切って転職をしました。

―その転職先がf4samuraiですね。入社後すぐはどんな業務をしていましたか?

入社当時、人事チームのメンバーは私を含めて3人だけだったので、はっきりと役割分担はせず全員で総あたり的に業務を行っていました。先輩に教わりながら新卒・中途両方の採用に携わりながら、社外の打ち合わせや登壇の付き添いといった広報関連業務、入社したメンバーのフォローなども担当していました。

先輩の言葉がきっかけで、怖がるのをやめた

―人事の仕事に挑戦して、大変だったことは何ですか?

入社したばかりの頃は当たり前ですが、すべてが初めて経験する業務だったこともあり、すべてが大変でした(笑)。採用管理ツールになかなか慣れることができなかったり、求人票などのテキストや説明会用のスライドをうまく作れなかったり……。契約書も自分でチェックしたことがなかったので、苦戦しましたね。

加えて、私が入社した頃(2021年)は新型コロナウイルスの影響によりリモートワーク主体で、社内のコミュニケーションも対面ではなくテキストメインだったので、環境の変化にも戸惑いました。前職ではすべて対面で業務を行っていましたし、営業職のチームということもあって積極的に人と関わることが好きな人ばかりで、席を並べてワイワイ仕事をするのが当たり前という環境でした。

顔を合わせる機会も少ない中、業界や職種の知識もまだまだ浅かったので、なかなか会社のことや現場スタッフの皆さんについて理解を深めることができなくてもどかしい思いがありました。またこれは環境というよりも自分の心配性な性格が原因だと思いますが、何をするにも「これをやっても大丈夫かな?」「周りの人はなんて思うかな?」と必要以上に考えすぎて、積極的に動けないことも多かったですね。

―そのような状況をどうやって乗り越えたのですか?

乗り越えるきっかけとなったのは先輩の一言でした。思ったように動けない、尻込みしてしまうという相談をしたときに「何が怖くてそういう思考になるんだろう?」と聞かれたんです。

改めて聞かれると、自分でも何がそんなに怖いのだろうと思って。「間違えたり、ミスをしたりしたら自分が怒られることはあるかもしれない。でも、人を傷つけるわけじゃない。だったらどんどん行動するしかない!」と自分の中で吹っ切れた感じがして、それが1つのターニングポイントだったように思います。

さらに、f4samuraiは「やっていいよ」「チャレンジしていこう」と言ってくれる社風です。その中で躊躇して行動しないのはすごくもったいないと思うようになり、失敗してもいいからどんどんアクションしていこうという気持ちに切り替わっていきました。

最大限自分で考えたり動いたりした結果、それでもわからないことやできないことがあれば、周りの人を頼ればいいのだと考えられるようにもなりましたね。

―Nambaさんにとって、大きなマインドの変化があったのですね。

もちろん、考え方が変わっただけで急に仕事ができるようになるわけではないので(笑)、必死に先輩方の仕事の仕方を真似て覚えたり、本を読んで勉強したり、できることはとにかく何でもやってみようと思って行動していました。

未経験者ということで、人事メンバーをはじめ、周りの人にはたくさん迷惑をかけたと思いますが、みなさんいつも信じて任せてくれました。また、一部の限定した業務を切り取って渡すのではなく、最初から先輩方と同じく人事全体の業務に携わらせてもらったことが経験として大きかったと思います。そのおかげで、人事業務の全体像を想像よりも早く掴むことができました。

最近では、新たな人事メンバーも増え、これまでの「自分はどう動くか」という考えから「チームでどう動くか」という考えに変わってきているように思います。やはり、1人の力よりもみんなの力が掛け算になったほうがより大きなことを成し遂げられると実感したので、直近半年~1年ほどは特にチームで働くことへの意識が強くなったように感じますね。

実体験をもとに設計した
新規参画者向けオンボーディング施策

―先日からは人事チームで企画した中途入社者向けのオンボーディング施策も始まりましたね。

そうですね。チームみんなで話し合って企画した、新規参画者の方向けのオンボーディング施策の運用をスタートしています。実務面のキャッチアップ支援はもちろんのこと、現場の暗黙知やコミュニケーション傾向、組織風土をなるべくスムーズに把握していただき、既存メンバーとの関係構築や早期活躍を促すことを目指しています。人事面談などのサポート体制は以前からあったのですが、仕組みや運用方法をブラッシュアップしました。

具体的には業務外の相談・質問を気軽にできるメンターという先輩社員についてもらったり、参画者の方の直接的上司・指導メンバー、人事と定期的にミーティングを行ったりして、参画者の方が一人で困りごとを抱え込んだり、悩んだりしないような体制を整えています。

―オンボーディングを始めようと思ったきっかけは何ですか?

社内メンバーのヒアリングを重ねる中で、現場で起こっていることの状況把握が的確にできていなかったり、チームや職種によってサポート体制が異なっていたりというのを課題に感じていて、それらを解決したかったというのが大きな理由です。

また個人的には、前職のキャリアアドバイザー時代に、転職先を早期離職された方にしっかり寄り添うことができなかったという悔しさも原動力になりました。早期退職者の方と再度お話はするものの、時間やリソースが限られていて深くヒアリングができず、一人ひとりしっかりとケアできないことも多かったんです。「せっかく人事として入社したのだから、前職でできなかったことをやってみたい」という思いがありました。

あとは、先ほども話したように自分が結構リモートワークの環境に苦戦したタイプだったこともありますね……。今は当時のようにフルリモートではないものの(原則週3出社)、フル出社と比べると人の感じや職場の雰囲気はどうしても掴みづらい方もいると思います。組織の風土や文化はできるだけ早い段階で知った方が仕事をしやすいと私自身も感じたので、社内の情報やメンバーと関わる機会を参画者の方にどんどん提供していけたらと思ったこともきっかけの一つでした。

―リニューアルしたオンボーディング施策を運営をしてみて、どうですか?

オンボーディングを受けた新規メンバーからは「参画時のミーティングがあることで、まずやるべきことが把握できて助かる」などの声をもらっていて、実施して良かったなと思っています。

また、この施策には既存メンバーの協力が不可欠なので、現場の方やリーダー陣の負担となりすぎないか不安な部分もあったのですが、みんな必要性を理解して積極的に協力してくれています。「採用した人がf4samuraiでしっかり活躍していけるよう、みんなで支えていこう」という空気感が増してきていて、採用担当としてもありがたいです。

オンボーディング期間が終わった後も、参画者の方には社内でのコミュニティをどんどん広げていってほしいと考えているので、この施策がメンバー間のコミュニケーションを増やす最初のきっかけになったらうれしいですね。

「個々のバックグラウンドを尊重する」
人事として大切にしていること

―f4samurai人事としてのやりがいを教えてください。

一番のやりがいは、やはり人と関わること、人と話すことです。オンボーディング施策を始める際、チームで施策内容を話し合ってみんなで考えるのは楽しかったですし、社内メンバーに協力をお願いしたときにもみなさん快く受け入れてくれてとてもうれしくて。改めて、人と関わることこそが自分のモチベーションなんだと実感しました。

f4samuraiの人事になって丸3年が経過しましたが、最初は会社の全体像やメンバーのパーソナリティがはっきり見えずぼんやりしていた関係性が、やり取りする相手や自分が採用に関わった方が増えたことで、どんどん濃くなっていっているなと感じていて。自身の経験値も人との関わりも、日々積み上がっている実感があるのは大きなやりがいになっています。

また、f4samuraiは会社の方向性として、がんがん人数を増やして大所帯にしようというよりも、「技術の高い方や組織とのマッチング度が高い方を一人ひとり丁寧に採用して、チームとしての戦闘力を上げていこう」という考えがあります。なので採用がとても重要視されていて、その業務を任せてもらえていることが日々のモチベーションになります。自分が採用を担当した方が社内で活躍し、賞賛されている様子を見られたときは人事冥利に尽きますね。

―今後は採用と並行して、社内育成等も行っていくのでしょうか?

そうですね。会社全体でも研修や育成に対する意識が以前より高まっていて、既存メンバーのスキルアップに力を入れ始めているフェーズにあります。

私個人としても、採用以外の人事領域に今後手を伸ばしていきたい気持ちがありますし、担当業務が何であれ、f4samuraiに入社してくれた皆さんのキャリアに責任を持った人事でありたいと思っています。同じ会社で働く仲間として「どうしたら皆さんが最大限に実力を発揮し、活躍できるのか」を考え続けていきたいですね。

―人事としてのこだわりや大切にしていることは何ですか?

一人ひとりのバックグラウンドや価値観、人間性を尊重することです。これは前職時代にも意識していたことですが、面接に来てくださる候補者の方でも社内のメンバーでも、みんなそれぞれ歩んできたバックグラウンドがありますし、考え方や視点も違います。

人事はそういった様々な人と接することが特に多い仕事です。だからこそ、相手の人間性を自分の尺度だけで勝手に判断するのではなく、「この人はどんな人生を歩んできて、どんな考えを持っているんだろう」ということを考えながら接して、少しでも理解できるように努めています。

あとは健全なライバル心や競争意識を忘れないことでしょうか。日々「あの人に負けない!」とか「あいつはライバルだ!」とか息巻いているわけではないのですが……(笑)。自分の味方とか、安心できる方向ばかりに目を向けていると、どうしても思考も安定志向になりがちですし、人材として埋もれていってしまう気がします。それが幸せだという方もいると思いますが、個人的にはそういう状況はあんまり面白くないなと思っていて。

例えば採用担当として競合他社がどう動いているか注視したり、社会全体の動きや世論の流れを意識したりできれば、それを社内のさまざま議論に組み込んで、さらに自社をアップデートしていけるのではないかと思っています。そうやってより良い状態を目指していくには、適度な対抗心のようなものはあったほうがいいのかなと。

新たな視点をもたらしてくれるという観点では、新規参画者の皆さんからも日々色んな気づきをもらっています、直近だと人事チームにも2名の新規メンバーがいるのですが、いろんな会社での経験や、自分にはない視点を持っているのですごく良い刺激になっています。

組織文化の根底にあるは、メンバーの人柄

―会社の好きなところを教えてください。

働いている皆さんの人柄が好きです!イベントのときに一緒に盛り上がれたり、誰とでもすぐに打ち解けられたり……f4samuraiにはいつも温かい雰囲気があって、それはメンバー一人ひとりの気のよさや優しさからくるものだと思っています。

新しくジョインした方が誰々とよく話しているという話や、「あの人とあの人が最近いいチームワークを発揮してる」という話を聞くと、社内の人の輪が広がっている感じがしてうれしいですし、そういった関係性がどんどん組織の結束力を強くしていくのではないかと思っています。

私も入社間もない頃は社内の人と直接会う機会が少なく、ちょっと寂しいなと感じることもありましたが、今は孤独感を1ミリも感じません。それはやっぱりf4samuraiで働くメンバーの人柄や、そういう人達に囲まれて仕事ができている環境があるからだと思います。

候補者の皆さんにも、そういったf4samuraiの姿を選考の過程でできるだけお伝えしたいと思っているので、最終面接やオファー面談のタイミングでオフィスに来ていただいたり、ランチをご一緒したりして体感いただけたらと思っています。

―最後に、今後の目標を教えてください。

これまで担当していた中途採用の業務は最近入社してくれたメンバーにほぼバトンタッチができているので、今後は新しくリーダーを任された新卒採用に力を注いでいきたいと思っています。これまでやったことのない施策や募集方法に挑戦するなど、自身の発信を増やしていき、会社にとってプラスとなるような新卒の採用をしていきたいですね。

またひとりの人事として、自分の領域をあまり狭めすぎず、引き続きいろいろな経験・知識を身につけて成長していきたいです。

―ありがとうございました!


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