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2024/04/19_病院薬剤師は、人的供給社会にある

病院薬剤師→医療マーケティング→メディカルコールセンターへ転職しました。

PDCAのPはPlanではなく、Passionという放送回でした。
本編前に、人的供給社会でサントリーのウオーターサーバー事業撤退の話をされていました。

人的供給社会について、自分のことに当てはめて考えてみました。

病院薬剤師のことを振り返ってみると、常に人手不足でした。
地方の中小病院であったことも影響しています。

大きな大学病院などでは、ヒトがたくさんいます。
ただ、地方の中小病院だとやはり、認知度の面で負けてしまいます。

給与面では、調剤薬局の薬剤師に大きく負けてしまいます。

病院薬剤師は、医師などがいて、臨床経験が積めるという利点があります。
あとは、患者さんと接する機会があるので、そこもやりがいになるのかなと感じます。

ただ、給与面がよくなく、やりがいのみがあるだけでは、なかなかヒトが集まらないと思います。

病院薬剤会も人手不足なのを認識しているのか、下記の方針を打ち出しています。

https://www.jshp.or.jp/content/2023/0623-1-1.pdf

結局のところ、出向で人数を賄う方針にするようです。

確かに、人数が少ない病院ではなんとかまかなえるかもしれないです。
ただ、生産年齢人口が減っていくなか、この方法では根本的な解決にならないと感じています。

少ない人数で回せるように業務効率改善、給与面での改善が先だと感じています。

給与面で負けているのに、それを改善しないで集めようとしても厳しいです。
実際、薬学生は奨学金を借りているヒトもいるので、卒後はその返済が待っています。
病院薬剤師の低い給与ではとても生活ができません。

人的供給社会に病院薬剤師は入っているのだと認識し、給与を2倍に上げて、集めるなどしないといけないです。

また、新卒にこだわっているような気がします。
中途採用や時短勤務での採用を積極的に取り入れて対応すべきです。

一般的な会社であれば中途採用や時短勤務が普通に行われています。
病院薬剤師では、新卒が当たり前になっている気がします。

新卒確保はレッドオーシャンで、厳しいものとなっています。

なぜ、病院薬剤師会は中途採用や時短勤務の採用に消極的なのでしょうか?

資料を見ていて疑問が残りました。

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