藤田大悟|小中学生の才能発掘研究所NEST LAB.

広島県尾道生まれ、千葉県流山育ち、横浜市在住。ボーイスカウトで富士章、東葛飾高等学校、…

藤田大悟|小中学生の才能発掘研究所NEST LAB.

広島県尾道生まれ、千葉県流山育ち、横浜市在住。ボーイスカウトで富士章、東葛飾高等学校、東京工業大学。日本科学未来館ボランティアの立上げ、東工大ScienceTechno設立。リバネスでものづくり研究センター長。小中学生向けのオンライン研究スクールNESTLAB.を主宰。

マガジン

  • 小中学生が好きを究めるスクールNEST LAB.での探究活動

    リバネスで教育事業をはじめて20年。2011年からスタートしたスクール事業を通じて確信した”学び”の本質ー「好きを究めて知を生み出す」。 2022年には、リバネス藤田大悟が、社内で教育に情熱を持った中島翔太と伊地知聡を仲間にして3人で株式会社NEST EdLABを設立。オンラインで好きを究めたい子どもを発掘育成すべく、NEST LAB.での活動を中心に、仮説検証のプロセスやであった”好きを究めている"小中学生を紹介する。

  • 研究開発型ベンチャーに必要な「製造」の考え方

    • 17本

    プロトタイプ作製、モックアップ品、PoC、量産化、スケールアップなどでお困りの研究者・ベンチャーの皆様に届ける、製造に関してのnoteです。 研究開発型のベンチャーが、その技術の社会実装を目指す中で、製造の知見は必要ですが多くの方にとって、未知な領域でもあるかと思います。なんとか一歩ずつでも社会実装を進めるための知識を紹介していきます。

最近の記事

ChatGPTで学び方を考えるー問いをきたえる!

ChatGPTシリーズです。ここ数日でもいろいろと話題になっています。世界中で「ChatGPTをテストで禁止」などのニュースが流れていますが、日本の教育界ではそこまで話題になっていないような気がします。まだ、みんな知らないのでしょうか。 さて、簡単に文章などを作成してもらうChatGPTですが、使い方によっては何も考えずに答えを出してくれる便利なツールというレッテルが貼られる可能性があります。しかし、非常にロジカルに回答してもらえるChatGPTをうまく使うことで、質の高い

    • ChatGPTで研究の事前調査をさせる

      前回、ChatGPTについてこどもの研究に役立つのではないかと思い、試しに使ってみました。 なかなか、良い手応えを感じました。そこで、今度は、研究をする上で、苦戦する、周辺研究の調査について使えないか試してみました。 このように、ChatGPTに「ChatGPTを使って、論文調査をする方法を教えてて」と聞いたら答えてくれました。 そこで、最近僕の中でトピックスとなっている「牡蠣パイプ」の研究についてきいてみました。まずは一般的な回答がきましたね。 上記ですが、Goog

      • +2

        不登校ー親子のための教科書にNEST LAB.が紹介されました。

        • ChatGPTで学び方を考えるー研究の仮説を聞いてみたら…

          しばらく更新が止まってしまいました。今日から再び再開。 今日、社内で「ジェネレーティブAI」が話題になり、ChatGPTを活用する教育プロム作れると良いねという話になりました。 その後、ボーイスカウトの方々と打ち合わせをした中でも、文章作成にChatGPTを使って整理すると良いという話が上がりました。そこで、去年11月にオープンして、世界を震撼させた理由を知りたいと思い使ってみることに。一度だけやってみただけで、その時はふーんと思っていましたが、これは、やばいと改めて感じまし

        ChatGPTで学び方を考えるー問いをきたえる!

        マガジン

        • 小中学生が好きを究めるスクールNEST LAB.での探究活動
          14本
        • 研究開発型ベンチャーに必要な「製造」の考え方
          17本

        記事

          実際の課題を生で体験して、解決に奮闘する大人と考える場〜ロボットビーチクリーン活動を通じて

          日本で初めてビーチクリーンロボットを集めてみた1月14日に山口県の離島の周防大島で、テレビ山口さん主催の『ロボットビーチクリーン対決』のイベントの企画、実施をしてきました。今回は、海ごみのビーチクリーンに関するロボットを全国から集めて、子供たちとロボットとの共生を考える会です。  以前話題にした、ボーイスカウトとのプラごみバスターズ大作戦のご縁で、海ごみが集まる象徴の場所としての開催です。 話を聞くだけではイメージがわかないのが本音今回は、子供たちと海ごみとテクノロジーに

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          伝えることは学ぶこと-実験教室は作る側が一番学ぶ

          科学イベントボランティアを仕事にできるのか リバネスの祖業は、大学生が子どもたちに今のサイエンスを本気で伝える実験教室です。僕がリバネスにコミットしたのは学部3年生の2003年。東工大ScienceTechnoという、学生イベントサークルを立ち上げ、日本科学未来館を中心に科学イベントを企画していました。学部4年からは研究室に入るので、サークルは後輩に譲るかやめる判断をしないとならないなと思っていながらも、このような仕事があったら良いなと考えていた時に出会ったのがリバネスです。

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          相談相手がいると健康になる

          NEST LAB.の藤田大悟です。 今日は、人が健康であり続ける上で重要なことの話です。NESTLAB.に参加する人は、しばしば普段の学校の授業がつまらなかったりして参加しない場合があります。 しかし、彼らは別にサボりたいわけではなく、対話する相手を求めているのですが、なかなか近くに仲間かもいなかったりします。 そこで、NEST LAB.ではそのような機会を作るためにオンラインで企画しています。 しかも、そこでであった仲間は、単なる知り合いではなく、思いを共有、許容して

          ボーイスカウトから学んだ”遊びの中に学びを入れる”基本

          僕自身、プロフィールにも書いてあるように小学1年生からボーイスカウトに通っていました。前回のnoteで紹介した、プラごみバスターズ大作戦もボーイスカウト日本連盟の方から相談を受けて企画を担当したという経緯もあります。 自分自身、ボーイスカウトの影響をとても受けており、物事の判断基準や、考え方、仕事での教育のスタンスはボーイスカウトから学んだと思っています。 日本ではマイナーになってしまったボーイスカウト しかし、残念ながら多くの日本の方はボーイスカウトのことを知りません。

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          課題に気づく場所

          アイキャッチにしているは写真はどこでしょうか? 山口の周防大島です。広島などで牡蠣の養殖するときに使われる牡蠣パイプがたくさん流れてきます。とても綺麗な風景なだけ、下を見るとこんな状況であることにショックを受けました。9月〜10月のボーイスカウトのプラごみバスターズ大作戦の現場です。 ニュースで見ることと、実際の現場に行ってみることは全く違います。このように一次情報を手に入れることは、物事を進める上でととても大切な要素ですね。

          3日坊主にならないために型を決める

          習慣づけは、学びにもとても大切です。そのために効果的なのは、ルーチンにすること。寝る前に歯磨きをするように。それをしないと気持ち悪く感じるレベルになったら良いなと。 youtube動画から学ぶ10年近く前ですが、リバネスで、情報戦略開発事業部を作った時に、当時はやり出したyoutuberの HIKAKINをリスペクトして、動画を毎週“ダイゴの大実験”と題してつくりました。 その時とても大切だったことは、型をきめること。 戦隊モノや、コナンなどの話では毎回同じパターンよ繰り

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          NEST LAB.の藤田大悟は“好きを究める”探究を始めます

          NEST LAB.の藤田大悟です。2023年がスタートしました。昨年1月にリバネスの子会社としてスタートし、12月末で第1期が終了しました。 昨年は試行錯誤しながら、50名の素晴らしい小中学生と共に、1年授業を実施することができました。1期生の皆さんと、送り出していただいた保護者の皆さんには感謝です。正直、様々な挑戦をして、うまく行ったこといかなかったことがたくさんありました。 それらを振り返りながらも、新たな仮説検証することが、“好きを究めて知を生み出す”我々がやるべき

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          STEM教育ではなくNEST教育を提言している理由ーアメリカ的でなく日本的な教育の必要性

          リバネスの藤田大悟です。『好きを究めて知を生み出す』をコンセプトに小中学生のための研究所『NEST LAB』を運営しています。設立10年を区切りに私たちの活動の思想について紹介しています。 1回目は、NEST LABの源流でもある小学生向け本格ロボット教室『ロボティクスラボ』の立ち上げの理由について紹介しました。 今回は、NEST LABの名前にもなっている『NEST』の意味と、リバネスの教育の思想でもある『NEST教育』について紹介します。NEST教育については、リバネ

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          社内での企画設計の徹底が 製品の質と速度を一段上げる

          紀元前2000年からあると言われている“鍵”の歴史を変えようと、スマートロックを展開する株式会社フォトシンス。2014年に設立してから6年間で、 累計4,500社に導入された 「Akerun」 はバージョンを更新し続け、日本中の鍵 の 形 を 変 え て い こうとし て い る 。 友 人 4 人 で は じ め た ハ ード ウ ェ ア ベ ン チ ャ ー が “ 製 品 ” を つ くり 、 世 の 中 に 広 げ て い くま でにどのような変遷があったのか。社内外と

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          初めての試作開発実践講座GarageBootCampを開催し、スマートロック開発に挑戦しました

          2020年2月12,19,25日の3日間、リアルテックベンチャーのインキュベーション拠点であるCenter of Garageにて、初めての試作開発講座Garage Boot Campを開催しました。テーマは「スマートロック開発」です。 3日間かけてものづくりの第一歩であるプロトタイプ(試作品)づくりを一通り経験してもらいながら、製造プロセスの実際を肌で感じることで、今後新規事業を行う際のヒントや、リアルテックベンチャーに対しては町工場の方とのコミュニケーションをスムーズす

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          プロセステクノロジーが、あらゆる業界の生産性を高める

           こんにちは、リバネス製造開発事業部の藤田大悟です。今回は、ベンチャー企業の皆さんの「製造プロセス」を考える上で、とてもヒントとなる「プロセステクノロジー」に関して、リバネスが発刊している経営者・新規事業の方向けに発刊している『創業応援』に掲載した記事をnoteでもご紹介させていただきます。  今回紹介させていただく方は、20年前、金型製造プロセスの徹底的な分析とそれを元にした管制システムの構築で、業界の革新を生んだ株式会社インクス創業者 山田眞次郎氏です。彼が生み出したプロ

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          NEST LABの源流 ロボティクスラボはなぜ生まれたのか?

          リバネスの藤田大悟です。『好きを究めて知を生み出す』をコンセプトに小中学生のための研究所『NEST LAB』を運営しています。設立10年を区切りに私たちの活動の思想について紹介しています。 まず1回目は、NEST LABの源流でもある小学生向け本格ロボット教室『ロボティクスラボ』をなぜ立ち上げたのか、「小学生でも好きを究められるようなサポートをすれば、ゼロからロボットを開発できるエンジニアを育てることができる」という仮説をたて、実際に行ってみてどうだったのかについて、お話し

          NEST LABの源流 ロボティクスラボはなぜ生まれたのか?