日記 短歌の海
・新しく出された薬がいつも行く薬局で取り扱ってないらしく、別の薬局を自立支援の指定医療機関に追加しなければいけないことになった。
人が多いところに長い時間いると発狂する心配があるので、母についてきてもらった。
私の地域の区役所の障害課の人たちは皆さんすごい親切だが、すごい大きな声で怒りながら話すおじいさんとか、陰謀論について話してる人とかいるから気は抜けない。
でも今日はスムーズに手続きすることができた。
役所の手続きって、極めて高度で文化的な行為だ。
帰り道にシュークリームを買ってもらって帰った。
・穂村弘さんの「はじめての短歌」を読んでいる。穂村さんが短歌を書くのではなく、一般公募で集まった短歌を紹介し、改悪例(普通の人だったらこう書いちゃうよねってやつ)を穂村さんが書き、並べていかにその短歌が良いかを解説していく本だ。
短歌の本なのに生きることの話が出てきたり、亡くなった人を懐かしむ感情についてだったり、ダンゴムシを30分探す人がいかに怪しまれるかという話だったり、穂村さんの中の短歌の世界の空間の広さが垣間見える本だ。
短歌のこと、何も知らない私でも「短歌っていいな」って素直に思える。
フランクな書き方と、絶妙な共感が短歌の敷居を低くしてくれていて、本当に助かる。
特に、「社会的な愚かさがそこに集約されているような気がして、イラッとくる。」ってところが良い。母親に対する絶妙な苛立ちが感じられて。
いつかGRAVITY(私が主に使っているSNS)で朗読会とかしたい。(それはそうと、GRAVITYってTwitterとかで滅茶苦茶見下げられてるし鬱病の巣窟みたいに思われてるから、今まで恥ずかしくて「SNS」としか言ってこなかったけど、Twitterは見たくない情報が多すぎて嫌いだし、私がふわふわと呟いてるのをnoteを読んでくれてる人にも見てもらいたいと思うようになったので書くことにした。夜の植物って検索したら出てくると思います。)
・正直、最近書く欲が全くなくて、そういう時に書いた文章って後から読んでも全然面白くないから、誰のためになるんだろうとか考えてしまう。
でも、こうやって日記を書くと、あれをしたなこれをしたなって思い出せて、自分が無為に時間を過ごし、ただ惰眠を貪っていたという勘違いをしなくて済むから助かる。
冬は死なないだけ偉いって思うのも良いけど、できることならひとつだけでも何かしたという満足感の中で夜を過ごしたい。
せっかくなんとか生きているのだから、幸福でいたい。
今日は区役所に行き、本を30ページほど読み、寝て、筋トレをし、歯を磨き、お風呂で気が済むまで泣きました。おやすみなさい。
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