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「シュレーディンガーの猫」笹谷部長 Vol.346

FMグループ社内報Vol.346【投稿者:笹谷部長】

おはようございます。笹谷です。

皆さんは、「シュレーディンガーの猫」という言葉を聞いたことがありますか?

「一定確率で毒ガスを放出する装置と一緒に箱に入れられたネコは、蓋を開けて観測するまで生きた状態と死んだ状態が重なり合っている」

というものなんですが、これは、量子力学のお話で、物理学者のエルヴィン・シュレディンガーという人が20世紀初頭に行った思考実験の事です。

原子より小さな電子、中性子、陽子、光子などの事を量子と言います。
量子は波動と粒子の性質を併せ持っており、観測するまで状態が収束しません。これが量子の重ね合わせです。
簡単に言うと、「観測するまで物事の状態は確定しない」という事になります。

これは従来の古典物理学の常識からは全く理解出来ない奇妙な現象で、これに納得がいかなかったシュレディンガーは、マクロスケールでこの現象を例えて、「そんなおかしな事があり得るわけがない」と主張したのが、シュレディンガーの猫と言う思考実験という訳です。
ところが、この不可解な量子の重ね合わせという性質は、多くの物理学者の二重スリット実験などにより実証されている事実です。

これを私たちの仕事に置き換えて考えると、不動産の世界も日々アップデートされています。
固定観念や常識にとらわれて従来のやり方に固執するのでは無く、柔軟な思考を以って新たな展開やアプローチを模索することが、オープンイノベーションに繋がっていくのではないかと思います。

それでは、今日も一日宜しくお願いします。


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