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「不動産豆知識38 IT重説」笹谷部長 Vol.251

FMグループ社内報Vol.251【投稿者:笹谷部長】

今日は、IT重説のメリットと要件についてのお話です。
皆さんご存じのように賃貸契約においては、以前からIT重説は行われており、売買においても2000件を超える社会実験を経て、令和3年4月~本格運用が開始されました。

【メリット】
・遠隔地に所在する顧客の移動や費用等の負担が減少する
・重要事項説明実施の日程調整の幅が広がる
・来店が難しい場合でも契約者本人に対して説明ができる

【要件】
・双方向でやりとりできるIT環境において実施
・重要事項説明書等の事前送付
・説明の開始前に相手方の重要事項説明書等の準備とIT環境の確認
・取引士証を相手方が視認できたことの画面上での確認
・通信エラー状況下ではIT重説を中断する

当社の八丁堀店のような空中店舗、紹介客の指定する物件の契約、オーナー物件の売却等々…IT重説を活用するとメリットが期待出来そうなケースもある反面、個人情報の適切な管理や録音・録画が容易に出来る為、迂闊なことは言えない等々のデメリットもあります。

IT重説に限らず対面での重説もそうですが、事前の準備が大切です。
お客さまにとっては、一生に一度の大きな買い物かもしれません。記載内容のどこを質問されても、しっかりと説明し、安心して買って頂けるよう心掛けたいものです。


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