アマチュアチューバ吹きの憂鬱
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わたくし、平日は社労士ですけど土日はチューバを吹いていることが多いですのよ。オケじゃなくて吹奏楽ですけど(会社でも家族でもない場所があるってメンタルヘルス的にも重要だし、ストレスチェックでも確認されます)
こんな楽器で、オーケストラでは一番奥の方、吹奏楽だと向かって右側にいることが多い、ラッパのグループの低音を演奏する楽器です。
今週、Twitter(現X)で見かけたのですが、アマオケ(アマチュアのオーケストラ)のチューバの方が退団した、とのこと。
よくよく遡ってみてみると直近数回ぐらいのプログラムで、チューバの出番がほとんどない状態だったみたいでして。
オーケストラの演奏会(真面目バージョン)のプログラムって、だいたい流れが決まってて、
前プロ、中プロ、本プロの3曲であることが多いんです。
前プロは華やかだったり厳かだったりしますが、10分に満たないくらいの曲。有名どころだと、この辺りかな。
中プロは20分くらいの組曲(短めの曲が集まったやつ)とか協奏曲(独奏楽器とオーケストラのための曲)。昔の曲だったりすると、編成が小さいことも多いです。独奏楽器はピアノだったり、ヴァイオリンだったり様々
で本プロ。これは3-50分くらいの大規模な交響曲と呼ばれる曲をやることが多いです。50分といっても切れ目があったりすることもあります(トイレには行けないけど)
15分程度の曲を2つ、みたいな組み合わせもありますね。
という感じで演奏会全体にもストーリーがある、という仕組みになってます。
ここから先の話はなかなかチューバではない人には理解されにくいのですが、
オーケストラって、あんまりないんですよ、出番が、チューバの。
上で出した交響曲だと、新世界では40分のうち17小節(約40秒)、みんなが知ってる「じゃじゃじゃじゃーん」の運命に至っては出番がない。
アマオケはみんなでお金を出し合ってホールを借りたり、楽器を教えてくれる先生呼んだり、指揮者をお願いしたりします。そのお値段も均等割だったり、中には出番の長さによって調整することもあるのですが、いずれにしても負担やお客様を呼ぶチケットノルマはある。同じだけ苦労して、俺の出番これだけ??みたいなことはよくある話です。
出番がないのに行って楽器を吹くわけにもいかんし、そういうのが続くと嫌になるっていうのもあると思います。
あと、こういう理由でチューバの団員を置かなかったり、いても1人みたいなことが多いのでなかなか開かないのですが、たまたま空きがあって入れるとかいうレベルではないところ、辞めてしまう人もいるのも割とショック。これは運の要素も強い。
じゃあなんであんまり出番がないの?ってなるので、それについてはまた次回。
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