元気だから病院へ行く

今日は休み。脂肪肝でコレステロール値を下げる薬がなくなるため、内科病院へ行ってきました。なお、去年から予約制になっており、今日行くことは6月の診察のときに決まっています。
午後の空いている時間帯を予約したはずが、いざ行ってみたら待合室の長椅子がだいたい埋まっている状態になっていました。予約しないで行っていたら何十分待たされるか・・・と思えるくらいに、待合室に人が多いのです。それも70代以上と思われる人ばかりで、旦那さんか奥さんが付き添ったり、40代くらいの女性がついていたりして、自分ですら待合室の中では若いほうに分類されるくらいでした。その間を看護師さんがせわしなく動き回っています。

自分は予約カードと診察券と健康保険証を3枚まとめて出したので5分ほどで診察室に案内され、診察も
「お変わりありませんか」「はい。これ、献血の結果です」
「ALT値が少しずつ下がっている」「そうなんです」
「血圧を測ります」「はい」
「血圧は正常です」「はい」
「6週間後は予定があるので休診します」「はい」
「次回の予約はいつがいいですか」「7週間後でお願いします」
で終了。

待合室へ戻ると長椅子がだいたい埋まっている状態は変わらず、自分は待合室の壁付近に立って薬が処方されるのを待つことにしました。
普段なら空いている午後の時間帯が混んでいる理由ははっきりしています。看護師さんと来院した人の会話で察しはつきました。

「〇〇さん、保険証は?」「持ってきてないや。接種券しかない」
「△△さん、先生に問診のあとにワクチン接種ですよ」「はい?もう一度大きな声で」
「××さん、そっちじゃなくてこっち、こっちで接種ですよ」「えっ、行き過ぎたの?!」

そう、コロナウィルスのワクチン接種の予約をしたお年寄りが詰めかけていて、それなりの広さの待合室でありながら椅子は埋まっている状態なのでした。
また、知り合いと一緒に予約をした人もいたみたいで
「□□さんはキャンセルしたって」
「どうしたのかしら」
「体調がよくないですって。娘さんから連絡あったさ」
「体調がよくないと病院には来れないですもんね」

そんなふうに元気なお年寄りがワクチン接種に来ているから、
“元気だから病院へ行く”
というのが、なんだか矛盾しているけど、そういうことらしいです。
なお、帰宅したら、自分にも札幌市からワクチン接種券が入った封筒が届きました。脂肪肝とはいえ基礎疾患には該当しないからまだ届かないだろうと思っていましたが、意外と早く届いた感じはしました。でも、街の中の小さな内科病院がお年寄りのワクチン接種に手間取っているあたり、昨今のワクチン不足とは無関係に・・・

自分のワクチン接種は初雪と一緒だな、こりゃ。


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