好みと奥深さ

最近になって咳込む状態がようやく落ち着いてきたので、今日は献血に行ってきました。それで気になるのが先月のこと。
https://note.mu/f_yoshihiro/n/ne350a3f546da
で書いたように、先月は腕の静脈に針を刺したはずが刺さっていなかったため献血ができなかった、ということです。それも2回やって2回ともダメだったのだから、看護師さんよりも自分が驚きました。それが今回はうまく献血できるのかどうか、それは看護師さんの腕次第。

さっそく、医師の問診でこれが出ました。
「記録では『採血中止』とありますね」
自分は
「それは血管に針が刺さらなかったんです。なんか『血管が消えた』とか言って」
と答えると、医師からは
「今日は上手くいけばいいですね」

そして血液検査になると、看護師さんから
「今の会話が聞こえていました。今回は上手くいくかしら」
と言いながら両腕の血管を見比べて
「左のほうが血管が出てますね。検査は右にします」
ということに。

検査して数分待つと採血で呼ばれ、検査した人とは別の看護師さんが改めて腕を見て
「うん、左でいきましょう」
さらに
「内側の静脈が今日はきれいに出てますね。肘の真ん中と、この内側と、どちらにしますか?」
とまで聞かれました。
(黄色い円の中の部分)

といったって、自分も判断できません。内側の静脈に針を刺された経験はまだないけれど、うまく採血できるならそのほうがいいから
「看護師さんのやりやすいほうで構わないですよ」
と返事するしかありませんでした。結果、
「じゃあ、真ん中にします」
ということになり、左肘の真ん中に針が刺されました。今回はきちんと血管にいったので、そのまま遠心分離機のスイッチが入って唸りを上げ、約50分で採血は終了しました。なので、今回は上手く針が刺さり、しかもスムーズに献血も終わりました。先月の2回の失敗がまるでウソのよう。

余談ですが、看護師さんによって針を刺す腕の“好み”があるようで、血液検査を担当した看護師さんは「私なら右」と言えば、採血を担当した看護師さんは「左がやりやすい」と言っていました。
針を刺す、つまり注射をするのは、意外と奥深いようで。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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