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「ご機嫌洋品:レッドウィングの靴」

1980年前後だったと思います。クローズド(CLOSED)というイタリアのブランドが出した斬新なストーンウォッシュ加工をしたデニム生地を使ったペダルプッシャー(Pedal Pusher)というくるぶし丈のテーパードデニムに真っ赤なソックスを履き、レッドウィング(Redwing)社製ラバーソールのポストマン(Postman  Oxford)という黒い革靴を合わせたり、素足でトップサイダーの白キャンバス地のヨットシューズを合わせたスタイルが一世を風靡しました。

クローズドのペダルプッシャーは、当時でも20000円前後したと思いますが、男女問わず多くの若者が履いていましたし、レッドウィングのラバーソールはいくらだったか忘れましたが、とても高くて、学生に手が出る代物ではありませんでしたが、似たようなものを手に入れて履いていました。トップサイダーは8000円前後だったと思います。

当時、着飾ることに相当な精力を傾けていた私は、親に泣きついてせびったお金を握りしめ、イタカジと呼んでいたアルマーニやボール、TOKYOブランドとも言われていたビギやニコル、コムデギャルソンなどのバーゲンに駆けずり回り、相当なお金を費やしていたことを懐かしく思い出します。

そして、30年近く経過した40代後半あたりのクールビズが発端だと思いますが、仕事着から普段着までのカジュアル化が一気に進み、ここ数年は再びデニムをよく履くようになりました。そしてあるときに送られてきたデニム屋の紙カタログのモデルが履いていたレッドウィングのワークブーツ&デニムのスタイルに強く刺激されるとともに、そこからラバーソールの記憶が蘇ってきたわけです。そして、今でもほぼ当時のままの新品が売っていることを知り、ワークブーツのベックマン(写真左)とラバーソールのポストマン(写真右)を同時期ではありませんが、ポチってしまったというわけです。

ただ、流石に何十年も変わらず作られ続ける定番だけあって、最初の数回は硬さを感じたものの、馴染んでからの履き心地や歩きやすさは秀逸で、利用者に長く愛されているのも頷けます。

#ご機嫌に暮らす
#レッドウィング
#靴
#オシャレ

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