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FACE掲載メンバー座談会 【前編】イベント「スキを語る会」に参加してみて


こんにちは、FACE運営の城です。
今回はFACEで個の発信をしている掲載メンバーとの座談会をお届けします!

私たちは ”個人と企業が共に成長できる、これからのデザインファームへ。” を掲げ、富士通デザインセンターに所属する個の魅力を発信するサイト「FACE」の運営を行っています。


「スキを語る会」の感想を語ろう

FACEは3周年を迎え、次の3年間の活動方針を「個の『好き』を解放する」としました。この方針に紐づいて、FACE掲載メンバーのインナーイベント「スキを語る会」を行いました。
このイベントは、掲載メンバーがこれまでの業務棚卸をして「個のスキ」を深堀りし、記事執筆のモチベーションにつなげる。そしてお互いにどのような価値観をもっているのかを知り、つながることを期待して実施しました。

オンラインMiroボードでイベントを開催

対談に集った3名を紹介

座談会では「スキを語る会」イベントに参加したFACE掲載メンバー3名に集まってもらい、イベント参加の感想、FACEの記事化に対するハードルについて語っていただきました!

池田 智子
デザイン思考の浸透系担当。社内にてイラスト配布や飲み会イベントの開催を行うなど、積極的に活動。活動を振り返り、俯瞰してかたちにしたいと考え、FACEへの参加を決める。2023年4月掲載。

小黒 興太郎
自治体の手続きのオンライン化を担当。自社クラウド販売のため、リサーチ、キャンペーンのLP、説明コミュニティ動画の作成を行う。近年動画をつくる機会が多い中、動画という切り口で自らのスキルをまとめるよい機会と捉え、FACEに参加。

小室 理沙
公共地域系担当。社内の新規事業の企画や実証をメインに支援している。転職活動中、FACEのサイトを発見し、会社ではなく人にフォーカスしている点に興味を持つ。富士通入社のきっかけの1つとなったFACEに自らも参加を希望。




「スキを語る会」で掲載メンバーの知らない一面が見れた

オンラインで集まってもらい座談会がスタート

城:皆さんお集まりいただきありがとうございます!
インナーイベントとして開催された「スキを語る会」。掲載メンバー自身の記事を書くハードルを下げるため、仕事の棚卸しや深掘り、他の人からのコメント受け付けなどを行いましたが、いかがでしたか?

小黒:個人的には、「この人がこういう価値観で仕事をやっているんだ」という掲載者同士が知らなかった一面が見られたことが楽しかったです。

池田:これまでいろいろな仕事をやってきましたが、客観的に見てどの話が好まれるのかわからなかったんです。でも今回、他の人から見て面白いと思う部分を見える化できたことは非常によかったです。

池田:私の場合、もともと記事にしようと思っていたのは社内イベント『フジツボ』でした。ターゲットユーザーは心理的安全性が足らないと足踏みしているような人たちなので、デザイナーの人たちは関心がないと思っていましたが、コメントが集まったことで「知りたいことなんだ!」という気づきがありました。

小室:記事の執筆はどこから始めたらよいか悩んでいました。はじめに自分が書けそうな業務を棚卸しできたのは良かったです。また、池田さんが話していたように、自分の中での好きなところと、他の人から見たときの関心度合いの違いが見えたのは良かったです。
私が想定していなかった内容に対し「その話を聞いてみたい」という反応が見えたので、方向転換しました。せっかく書くのであれば、自分の好きなものをアピールするだけじゃなくて、他の人にとっても学びになること、知りたいと思うことを書けるといいのかなと思っています。

自身の業務やプライベートワークを棚卸しするワーク
メンバーからコメントをもらうことで記事テーマの発見に繋がった


ペアでヒアリングし合うことで記事の方向性が見えてきた

城: イベントではWORKSの構成について考えるため、2人1組のヒアリング体制をとりました。また、WORKSにいろいろな掲載スタイルがあることもイベントで共有しましたが役立ちましたか?

池田:WORKS構成例を見たことで、自分の方向性も見えてきたので、非常にありがたかったです。2人1組のヒアリングも、聞き手の方が上手で、聞いてもらった通りにストーリーを並べることができました。

小黒:僕の聞き手は同じ大学の後輩ということもあり、すごくざっくばらんに話せたこと、対話の中で、これから作成予定の動画のポイントを言語化できたことがよかったです。絵と絵の間のトランジションを意識しているといった、普段はできないような話もできました。
僕の記事ではありませんが、初めて新人がプロジェクトをやってみたときのプロセスや、そのときに感じたことなどを個人の視点で表現できるのも、FACEのWORKSのいいところだと思います。アウトプットだけじゃない、いろいろな構成があるという例を出してもらえたおかげで、自由度が高くなりました。自分の好きなふうに変えていいんだといった深い会話ができたことが、特によかったところです。

小室:普段の自分の書き方だと、1つ1つを丁寧に説明して、長いストーリーとして、まとめがちです。今回、概要を書いて写真を数枚貼るかたちで出している人も多いことに気づき、記事を書くハードルが1つ下がりました。

私は同じ部署の新人さんと話しながらストーリーを書きました。これまでの取り組みについて話を聞くことが楽しくて、時間が足りませんでした。彼女はまだ業務の中では外に出せるものがない状態です。ただ、大学院時代のプロジェクトが面白く、「ぜひ検討プロセスも含めて掲載してほしい」と伝えました。FACEは、業務、業務外関係なく自分が載せたいものを載せられるところが、非常にいいなと思っています。

城: FACEという発信の場は、いい意味でとても自由です。社内報告でも言わない自分だけのこだわりポイントや、新人ならではの視点で語れたり、プライベートワークも含めて掲載できるのはFACEのいい点だと思います。掲載メンバー同士で自分の視点をフラットに語れる場を増やしていきたいなと思います。

とはいえ、まだまだFACE記事制作のハードルは高め

城:FACEの特徴としてWORKSは掲載者自身が書くという方針をとっています。一人ひとりの視点と言葉を大切にしたい一方で、日々の業務をこなしながらの記事の執筆・公開はハードルも高いかなと思っています。ぶっちゃけ皆さんはどうでしょうか?

小室:最近の私の仕事は、社内の事業部や、行政の地域活動支援がメインです。活動が全てオープンになっているものを数件担当しているので、やっと外部に発表できるものができました。どんなに面白い内容でも、業務によっては公表できないものもあり、記事化の難しさは感じています。
関係者が多くなればなるほど、関係者許諾の難しさに直面します。そういう意味では、早々につくった時点で「記事化しますので、協力してください」と言っておくのもアリなのかなと思いました。

城:確かに!私も経験があるので、よくわかります。
業務内容を社外公開することについての了承と執筆する時期は重要ですね。例えば記事化も半年に一回振り返りを兼ねて行ったり、プロジェクト開始時にクライアントに許可をとっておくサイクルがいいかもしれません。FACE運営のサイクルにも取り入れていきたいです。

小室さんの記事
多くの関係者に許諾を取りながら掲載


小黒:僕が感じているのは、好きなものやプライベートワークを載せていいハードルの低さはありつつも、やっぱり格好良くないとダメなのかなというところです。みんな格好いいので、頑張らなきゃという部分は感じます。

小室:わかります。そういう意味では、私の部門の場合、製品化前の検討段階のものが多いです。例えば、きちんとスタジオで撮影された他のプロダクト写真の中に、スマホで撮影したようなプロトタイプの写真を並べていいのかなって思います。

小黒:今持っている素材をいかに良く見せるか、そういったノウハウが欲しいですね。

城:掲載する写真や内容のクオリティに関するハードルはありますよね。実はこれ、狙ってやっています。VIやプロフィール写真が、WORKSのクオリティマネジメントとして機能しています。また運営側でも、写真撮影や記事の勉強会を定期的に開催しているので、そこで学んだノウハウが皆さんの記事のクオリティに少しでも活用できればと考えています。

小黒さんの記事
自身のスキルである動画制作への想いも掲載している
今後「好き」を起点にした記事も検討中


文章への苦手意識を克服するために

城:池田さんは、今年から掲載メンバーとして加わりましたね。掲載について困っていることはありますか?

池田:文章を書くことが苦手すぎる問題に直面しています。誰かにアドバイスしてもらえたりするのでしょうか?

城:過去には有志でワークショップを開催し、自分のパーパスを表す言葉選びや記事の書き方をレクチャーしてもらったことがあるんです。新しく参加したメンバーがいつでも当時の資料を確認できるようにするなど、運営側も工夫していきますね。

過去には執筆ノウハウを学ぶ勉強会を開催したことも

城:池田さんは、記事化できそうなお仕事がたくさんありそうですよね。

池田:1本目が上手く書けたら、2本目、3本目も書けるといいなと思っています。

小黒:コミック投稿と書いてある漫画は、池田さんが描いたんですか?めちゃカワですね。

池田:コミック好きの小黒さんに褒められるのは、すごくうれしいです!以前は私がプロットを書いて、別の方に描いていただいていましたが、最近は、自分で描いています。

城:グラレコとかも、デザインセンターの中でも描ける人が何人もいらっしゃいますけど、アウトプットを見てみると、それぞれの個性が見えてすごく面白いと思います。

池田さんの記事
1プロジェクトを連載形式で発信している



前編では掲載メンバーからイベントに参加してみた感想と掲載ハードル伺いました!FACE活動の裏側をお伝えできたでしょうか?

後編では、新しい方針に対する掲載メンバーの想いを語っていただきます。


FACEサイトもぜひご覧ください。


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