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クラブ理念「子どもたちに夢を!」と、私

ファジアーノ岡山が大切にしている理念「子どもたちに夢を!」
今回は、クラブ理念が刻まれた石碑を眺めながら考えたことを記事にします。

「子どもたちに夢を!」とは、このクラブに関わる全ての皆さまにとっての『あるべき姿』であり、クラブが判断に迷ったときに、立ち返るべき基準となるものと考えております。
チームは、選手たちがピッチの上で躍動し、ご来場くださった皆さまにワクワクしていただけるよう、1試合でも多くの勝利を目指して全力でプレーしてまいります。

ファジアーノ岡山クラブ公式HPより引用

改めて読ませてもらうと、別に選手やクラブスタッフだけの理念じゃないんですよね。
「子どもたちに夢を!」は、このクラブに関わる全ての皆さまにとっての『あるべき姿』とのこと

マラソン大会で、ファジTシャツ着用で走っている私に、
沿道から『子どもたちに夢を!』って声をかけてくださる方もいらっしゃいました。
それくらい、ファン・サポーターにも浸透しているクラブ理念なんです。


「子どもたちに夢を!」
大人であるはずの私は、クラブにかかわる皆様から、夢をもらってばかりいるような気がします。
夢というか、生きる活力とか、明るい未来と言うか・・・
ざっくりしているんで、具体的な場面を出しますね。

ファジ選手から


たとえ試合には負けても、選手がひたむきに挑んでいる姿に触発され、「よし、俺も明日から仕事がんばろって」って気にさせてもらってます。

スタジアムでお会いする年配のご夫婦から


試合の日には、夫婦そろって仲良くご観戦され、時々アウェイでもお会いしするご夫婦。巷には老後不安をあおるようなニュースが多いですが、このご夫婦の近くで観戦していると、年を取るのも悪くないなって思わせてもらえます。「若い人といっしょに応援すると元気をもらえる」と話してくださいましたが、「何をおっしゃる。こちらこそです。」

「夢」って言うと、壮大な話になってしまうんですけど、
明日を生きる活力をもらったり
明るい未来を想像したり、

先に出た選手やご夫婦は、
私に夢をもってもらおうとか、クラブ理念を具現化しよう!なんてことは考えていないですよね。

勝利のために必死に戦っているだけ。
ご夫婦で観戦を楽しんでいるだけ。

そのことが、「私の夢」につながっている。
そんなのが自然でいいと思います。

夢なんて、与えようとして与えられるものではない。
自分自身が好きでやっていること、楽しんでいることが誰かの夢になる。

子どものため、サポーターのためは、下手をすれば、押し付けにもなるし、偽善にもなります。

自分のためにやっているはずのことが、いつの間にか、誰かの勇気になったり、希望になったり。
そんな素敵な関係がファジアーノ岡山にはあふれているんです。


クラブ理念を実現する!なんて小難しく考えなくていい。
子どものためでも、人のためでもない。
自分がやりたいからやる。
その先に他の誰かの夢があるんじゃないかな。

昨日、政田サッカー場で「子どもたちに夢を!」の石碑をみて、そんなことを思いました。






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