見出し画像

0147;ちょっと穿った見方でみた、今の仕事

ども、本日は大切な人の大切な日だった、佑吉です。

ここのところ、子どもたちが私の体を木に見立てて
毎日のように上ってきて、落ちない様に支えるので
体中が筋肉痛です。
仕事不足がもろに出てきてる気がします。
職人は体を動かしてなんぼです!

私の仕事である義肢装具士は
①営業で病院に行くのをメインにしている人
②営業も製作も両方する人
③ほとんど営業に出ずに製作をメインにする人
これら3つのパターンに分かれることがほとんどです。
この3つのうち、①③は分業制になっていて
ある程度の人数の義肢装具士が働いている会社に多い体制で
営業なら営業、装具なら装具、義肢なら義肢、と
それぞれの得意分野を極めたい人には
とても魅力的な会社になっていると思います。
また、その分野のプロフェッショナルに
比較的短い期間でなることができるため
効率よく仕事を進めることができます。
②のパターンは、営業も製作も自分で行うため
総合的、網羅的に仕事を進めていくため
極めていくには時間と努力が必要ですが
とても面白味のある働き方で
義肢装具士の醍醐味を味わえる働き方だと思います。

義肢装具士を目指す方の多くが
医療職でありながら、モノ作りもできる、というところにひかれて
義肢装具士の学校を受験する方が多いと思います。
この働き方をしたいのであれば
②のパターンの営業も製作もできる会社に就職するか
分業制の会社で、人一倍早くそれぞれの分野を極めて
次々に色々な事にチャレンジしていく事が必要になります。

②の営業も製作もする会社は
基本的に小さな製作所が多いイメージで
大学病院などの最先端の医療に携わるのには
少しハードルがあるかもしれません。
①③の分業制の会社は
比較的人数のそろった業界内では大きい部類の会社が多いため
色々な病院や症例を見ることができるかもしれません。
が、将来独立を考えている場合
仲間を集めていく事が大事になると思います。

ここ数年、義肢装具士を目指す方が減ってきています。
とても寂しいことなのですが
働き方が見えてこなと
なかなか飛び込むことも難しいのかな?とも思います。
最近はネット上で様々な情報を得ることができて
義肢装具士の魅力が擦れてきているとも感じます。
また、パラリンピックなどの時期にテレビで放映される義肢装具士をみて
業界に入ってみたものの、思ったような仕事が出来ず
挫折してしまうのかもしれません。

義肢装具士は、医療職であるため
産業の分類でいうと第3次産業にあたり
簡単に言うとサービス業で、ヒトに喜んでもらってなんぼです。
製作の部分は第2次産業なのですが
義肢装具士の国家資格を持つものは
どうしても営業に出ることがメインになりやすく
第3次産業の側面が濃くなるため
仕事のイメージとかけ離れてしまって
挫折してしまう事も、少なからずあるのではないかと思います。
が、第3次産業で患者さんやユーザーさんと
直接会うからこそ味わえる喜びもあります。
その喜び、楽しさ、面白さに魅力を持ってもらえる
そんな仕事にしていきたいと思っています。

もし、これから義肢装具士を目指される方に
この記事が届いたのなら
ちょっとこの視点も持ってもらえればと思います。

ではでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?