私は私が苦しい意味がわからない
一人のアニメーターがいる。 私は彼をアニメーターとは名乗らせたくない。 アニメーターとは、アニメの絵を描く仕事をしている。 キャラを描く人、背景を描く人、小物や衣装を描く人、今の時代は3Dでそれらを作る人も「アニメーター」と呼ばれる。 その中でも彼はごくごく一般的にみんなが想像しやすい作業をしている「アニメーター」だ。宮崎駿が机に向き合い、紙をパタパタさせる姿を見たことがある人も多いだろうが、彼は「それ」である。 時代はアニメ戦国期。 1クールと呼ばれる3か月の間に、80
いのちの電話には誰も対応してくれない時間がある。 22時以降9時迄。 大抵この時間はどれもこれも繋がらないんだけど、 じゃあこの時間の人どうすんねん？という 悲憤が起こるのと同時に、 そだよね、24時間他人の話聞くために人件費かけらんないよね、、という冷静な思考がやってきて、 結果落ち着くという嫌な仕掛けになってる。 でも、この仕掛けに気づけない、 本当の本当の本当に誰でもいいからって 最後の助けを求めた人がいたとしたら？ その人が耳元で冷たい電子音、 ーーーお掛け
