私とバックトゥーザフューチャー

私は幼い頃から父の影響で海外映画にどっぷりと浸っていた少年でした。最初はディズニーから始まり、その後もターミネーターやスパイダーマンなど数々の名作に触れてきました。
そんな鑑賞してきた映画の中で私の一番のお気に入りは、「バックトゥーザフューチャー」という映画です。

この映画は私の今までの人生を支えてくれている柱と言えます。

私が4歳のとき父がこう言いました。「USJに行くならそろそろバックトゥーザフューチャー観てみるか」。当時私は初めてのUSJを控えており、父はバックトゥーザフューチャーザ・ライドを更に楽しいものにしてくれようとこの映画を観せてくれました。(今はザ・ライドがないので心苦しいです…)

もちろんストーリーも魅力的ですが、私の目にデロリアンが飛び込んできたときのあの衝撃は今でも鮮明に覚えています。

このシーン

 その後の私は狂ったようにデロリアンの虜になりました。当時遊んでいたプラレールもただ電車を走らせるだけでなく、車を押して走らせるようになり、その様子を映像で撮影して、編集して、デロリアンムービーを作るまでになっていました。またあるときはパラパラ漫画でデロリアンの浮上を再現しました。

しかし当時の私の年代ではマニアック過ぎたようで、周りからの理解はあまり得られませんでした。4,5歳の私は保育園の園庭で小さな車を使ってデロリアンのシーンを再現して遊んでいましたが、ついているのは先生だけでした。保育園、小学校、中学校と、4月に「バックトゥーザフューチャーが好きです!」と発表することが怖くなっていきました。周りは自分の好きなものを言うと「わかるわかる!」という反応を貰えるが、私がこれを言ったらどうなるのだろうかという不安にかられました。

そんな私は成長していくうちにバックトゥーザフューチャーのストーリーやトリビアに徐々に興味をひかれると同時に、自分の将来を考え出しました。高校で理系科目が得意だったことやバックトゥーザフューチャー愛から、言わずもがな理系に進みました。3年間勉強した後、大学受験を迎えました。受験勉強の最中や試験当日に落ち着かなくなって勉強に手がつかないときもありましたが、バックトゥーザフューチャーの音声を流せば安らぎを得ることができました。そうしてなんとかこの映画と共に勉強を続けることができた私は無事合格し、今は工学部でものづくりの勉強をしています。

 入学後、驚いたことにバックトゥーザフューチャーが好きだという友達に出会うことができました。同世代のバックトゥザフューチャー 好きに出会うことができて感動しました。同じものが好きな仲間がいることがわかりました。

これからも大好きなバックトゥーザフューチャーが私の柱であることを誇りに思って、自分の未来を歩んでいきたいです。

#映画にまつわる思い出

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