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ヨルシカ幻燈展

横浜でヨルシカ×加藤隆さんの原画の展示と、楽曲「第一夜」のMVの展示があった。

2023/05/18、今日行ってきた。

まず、横浜を降り、みなとみらい線に乗って3駅、馬車道駅を降りる。そして2a出口直結で展示会場へ。

まず横浜が綺麗すぎた。
少し時間があったので散策をしていたが、こんなに美しい景色を久々に満喫した気がする。

赤レンガ倉庫前
手前の新緑の道から見える赤レンガ倉庫

少しだけ中にも入った。
宝石のようなものや、美味しそうなものがたくさん売っていた。また今度ゆっくり観光したい。

入場時間が来てしまったので引き返し、会場に向かう。

会場では、ヨルシカのアルバム、「幻燈」の原画が掲示されており、まるで美術館だった。

幻燈は、文学作品を再解釈し、楽曲を制作することをコンセプトにしたアルバムである。
絵をカメラで読み込むと楽曲が聴ける、全く新しい、「音楽画集」である。
絵画はそれぞれ文学と楽曲を踏まえて描かれている。

幻燈のジャケ写 原画

美しい。
2章構成になっており、

第1章は「夏の肖像」である。


左右盲
チノカテ


最近、「アルジャーノンに花束を」を私が読んでいるのは、この小説をモチーフにした楽曲
「アルジャーノン」が公開されたからである。

音楽を通し文学に触れるとは思ってもみなかったが、おそらくはナブナ氏の思うツボなのだろう。

アルジャーノン

第2章は「踊る動物」

加藤隆さんの描く、第一夜〜第十夜までの動物と人間の絡みはどこか切なさを感じる。

第六夜
第九夜


さまざまな絵画が展示されていたが、なんと言っても目を見張るは、楽曲「第一夜」のMV展示上映である。

筆舌には尽くし難い感動。ここではただ鳥肌が立ち、涙した、と言う事実だけ報告しておきたい。

本日は、平日で当日券の販売もないので、そこまで混み合っていなかった。
MVの展示上映を同時に眺めていたのは私ともう1人だけであった。

瞬きするのも惜しく、ただひたすらに集中。
壁に大きく投影されて映画のような鑑賞ができた。これは自分だけの思い出にしたい。
YouTubeでいずれ公開されるだろうが、ここまでの感動は、あの音響とあの投影ありきだろう。

もちろん未公開MVなので撮影は禁止。
なので、公開されていた原画を載せておく。

第一夜 MV原画
思い出の中の彼女はかなり美しい。
男性から見てそうだったのだろう。

大切だった女性を想起している、そんな楽曲。

数年前になんとなく、ナブナ氏が今はなき彼のTwitterに投稿したこの楽曲を聞いたことがある。
(当時は歌詞も少し違っていたし、曲名もなかったので、無題と思っていた。)
ナブナさんの優しい声と、優しいメロディでずっと歌詞も忘れられずにいた。

数年越しに世に出され、「第一夜」と名づけられ、そのMVをヨルシカのイベント現場で見ることができた。
なんて幸せなんだろう。

楽曲の解釈は難しい。
女性が亡くなってしまったとも、ずいぶん前に別れてそのまま思い出になっている、ということも考えられる。
最後、夢の中の彼女は百合の花となっていた。

まぁ、解釈など難しいことを考えるのはやめた。
ただひたすらに、思い出とは美しいものだなぁと素直な感想を抱くに留める。
きっとそれが作品の受け取り手としては正しいように思えた。

総括。ヨルシカ幻燈展、素晴らしかった。

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