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休日 〜最近のこと〜

最近、ストレスに極端に弱くなった気がする。
忙しい方が生きている気がするので、今の仕事は8時間が一瞬で終わるから嫌いでは無いのだが、役割を頂いたが故に次から次へ仕事が覚えきれないうちに降り注いでくる。
仕事が全てでは無いのだが、8時間も過ごしていると、どうしても要らぬ情が入ってしまう。

私は一度好きになった人間のことは何をされても嫌いになれない特性があるので、逆に嫌われたくもないからすごく神経を使う。人間関係が結局1番難しい。

「アルジャーノンに花束を」読了した。
簡単なあらすじは、知的障害を持つ、低学年並の知能しか無かった男性が、手術で大幅に知能が高くなり、天才になるー という古典的名作のSF小説。
障害に阻まれつつも世界の見え方が純粋だった手術前と、天才になり、色々なことを理解して絶望や孤独を知ってしまった手術後。
一体どちらが彼にとって幸せな形だったのだろう、と深く考える。
ゆっくりと変わっていく文章と、考え方、世界の見え方。
世の中には知らなくてもいいことは山ほどある。

最近は児童文学の「モモ」を読み始めている。
こちら、活字中毒の上司が私が休職した際に贈ってくれた本だ。
本を読むと、なぜだかストレスから一時的に解放されるような感覚を得られる。そんなこと、この歳になるまで全く知らなかった。
「モモ」はミヒャエル・エンデの名著で、時間について色々と考えさせられるという簡単な紹介のみ上司から聞いているが、あまりあらすじは知らない。哲学系の本は嫌いじゃない。楽しみである。

今日は山に犬の散歩に行ってきた。
斜陽が美しく木々を照らしていて、木漏れ日から見る空が美しかった。
愛犬も今年で12歳。
13歳を超えると色々覚悟しなくてはならなくなる。
それでも目の前にいるこいつは、私にはまだ甘えん坊の赤ちゃんにしか見えない。

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